漁夫の利作戦が利口です。
2016/08/25
ビジネスは戦いです。
得をする人がいれば、
その裏で損をする人が必ずいます。
10戦して6勝すれば
継続できるのがビジネスの特徴で
(もちろん、大きな負けをしない前提です)
そういう意味では株式投資とも
考え方が似ていると言えます。
ですが、株式投資とは圧倒的に違うのは
そのフィールドの多彩さです。
株式投資の場合、詳しくはないのですが
上場企業は大きなところでは3500から4000ぐらいですよね。
もちろん、他にも投資先はあると思いますが
その数の中から勝負をしていくわけです。
一方ビジネスの勝負のしどころは
同じジャンルのビジネスでも
少しずれれば全然競合しなくなったりしますので
理論上無限に戦うフィールドがあるのです。
で、その『戦い』についての話なのですが、
基本的には大きな戦いは避けたほうが
得をすることが多いです。
大きな企業になるとそうもいきませんが、
我々がやっているような
超零細、どころか、ベリースモールビジネス
に限っては、大きな戦いはご法度だったりします。
ビジネスの世界は、すべてひとつながりですので
小さいところからじわじわ規模を伸ばしていくと
いつの間にか大きな企業などのテリトリーに
足を突っ込んでしまうことがあります。
知らずのうちに、ライバルが強大な市場で
戦っていた。
なんてこともあり得るのです。
自分よりも、優秀な人はたくさんいるし、
そもそもスモールでやっている個人が
マンパワーばりばりで突っ込んでくる
大きな組織に勝つことは非常に困難です。
ですので、大きな戦いは避け、
戦いが起こっている脇で、
戦果を少しずつ拾っていく。
スモールビジネスを続けていくためには
こんなような漁夫の利作戦が一番安全です。
抽象的な話になってしまいましたが
なんとなくイメージはつくと思います。
もちろん、組織を大きくしようとしたり
大きな資産を気付こうとするなら
強者に立ち向かっていかないといけない時もあります。
でも、今の時代、そういう野望を持った人よりも
自分の周りが幸せになるぐらいの報酬を得て
自由に暮らしたい。
という人の方が多いですからね。
そんな考えで、あえて大きな敵に
勝負を挑む必要はないですからね。
目的と勝算を伴って強者に立ち向かうのは勇気ですが
目的もなく強者に立ち向かうのは無謀です。
スモールビジネスだからこそのメリットを
しっかりと理解し、
それにあったビジネスの世界の立ち回り方を
身に付けることが、
実は長生きの秘訣かもしれません^^