輸入ビジネス業界の分析 3 〜代替製品・サービスの脅威〜
2016/09/06
前回より、『ポーター理論と業界分析』という事で
輸入ビジネスの業界を分析してみています。
ポーター理論という、業界分析に秀でた考え方の
5つの要素を一つずつ解説していきます。
今回は『 代替製品・サービスの脅威』です。
もともと個人物販にはあまり関係のない要素ですが
大事な部分でもあるので解説していきます。
簡単に言うと、
『機能が同じサービス』
『機能は違うが同じ事が出来るサービス』
が今後出てくる可能性があるか。
という要素です。
代表的なところで言えば、
『メガネ』→『コンタクト』
のように、シェアを奪う様な新製品が出てくる
危険性の事ですね。
潜在的に、そのような要素がある場合は、
早めに対抗策を練っておかないといけません。
しかし、個人の輸入ビジネスの場合は、
売る商品をコロコロ変える事が出来るので
商品自体の代替品について心配する必要はありません。
ここは大きな強みですね^^
ただ、『代替品』について注意するべき点があります。
それは『販売チャネルの代替品』です。
家電量販店の売り上げは年々減少しています。
これはネットで店舗より安く、商品が購入できるようになったからです。
このように、
『販売する場所』
が変遷していく事は世の常ですので
その辺りは考慮しておいた方が良いでしょう。
例えば、Amazonにかわる画期的な売り場が出てきたら。
これは相当な脅威ですね。
必ずそういう時は兆候が現れますので
そのサインを見逃さないように
情報収集は定期的にしていく事をおすすめします。
何度も言いますが、個人ビジネスの長所は
フットワークが軽い事。です。
情報をうまく駆使して、小回り効かせて動けば
稼げなくなるなんて事はないですからね。
次回は『売り手の交渉力』について書きます。
お楽しみに。