ビジネスマインド

悩みなんて大したことないな。と気づいた出来事。

2016/08/18

今回お話しする話は、非常に下品なものになるので
あまりそういうのが得意じゃない方は
そのままこのページを閉じることをオススメします。

悩み

に関しては色々な方が苦しんでいることと思います。

誰しもが何かしらの悩みを抱えていて、
中にはその悩みによって身動きが取れなくなっている人も
多いのではないでしょうか?

そんな『悩み』ですが、
僕はある意味10代のころにその本質を垣間見ることができ
今、その経験が非常に大きく活かされています。

本来ブログで書く内容ではないのですが
きっと誰かを勇気付けることができると思いますので
恥を忍んで書こうと思います。

あれは高校2年生の夏でした。

当時のクラスは非常に仲が良く、
夏になると山奥のキャンプ場に一泊して
みんなでワイワイ遊ぶ。ということをしていました。

その日も、15人ぐらいの男女で集まり、
キャンプ場で遊ぶことに。
(不純なことはありませんでした)

で、ダメなことなんですが、
高校2年生ぐらいがそういうところに泊まるとなると
まぁ、お酒を飲んじゃうわけですよ。

そして、飲み方を知らないガキですから、
飲みすぎて変な酔い方をしたりするわけです。

その日の僕は何かが違いました。

もしかしたらバイトなどでストレスを感じていたのかも。
飲んだことのない量のお酒を摂取してしまいました。

19時頃に始まったその宴も
20時頃から記憶がないという顛末。

そして、次に目を覚ましたのは、
もう外が明るくなっている時間でした。

キャンプ場とはいえ、テントを張って寝るのではなく
ロフト付きのログハウスみたいな施設があって、
僕はそこで目を覚ましました。

外からは遠くの方でまだ楽しそうに遊んでいる声。

グワングワンに回る頭を無理やり起こし、
外に出てみようと思った瞬間。衝撃が走りました。

そうです。

 

うんこを漏らしていたのです。

ジーパンを履いて寝たまま、豪快にうんこを
漏らしていました。

まぁ、ここまではいいとしましょう。

その時真っ先に頭をよぎったのは
『バレないように処理しよう』です。
その瞬間にはすでにアルコールは宇宙の彼方に消え去って
超集中モードで処理の方法を考えていました。

しかし、その行為は全くの無駄に終わりました。
周りを見渡した僕の目に入ったのは

『替えのパンツ』

です。

誰かが近くのコンビニかどこかで買って、
置いておいてくれたのでしょう。

完全にばれてんじゃんと。

僕は今までこんな冷酷な優しさを感じたことはありませんでした。
あぁ、これで僕の高校生活は終わったのだと。

遠くで聞こえる楽しそうな声は、
きっと僕のうんこ話で盛り上がっているのだろうと。

しかし、人間というものはよくできた生き物で、
僕はその瞬間に

『全てなかったことにしよう』

と決意をし、すぐに前を向いていました。

そして、そーっとログハウスを抜け出し、
汚れた衣服を川に投げ捨て、
そのまま始発の電車で逃げるように自宅に帰ったのです。

帰ってからは涙が溢れそうでした。
学校にはもう行けないな。と思いました。

しかし、心のどこかで

『ここで負けたらダメだ』
『うんこに負けたことになる』
『いや、もしかしたら替えのパンツは自分で用意していて
誰にも気づかれなかったんじゃないか』

などといった思いが交錯し、
頑張って学校に行ってみることにしました。

そして、学校に着くなり友達に遭遇してしまい
何を思ったかいきなり

「あのさ、俺昨日うんこ漏らした?
全く覚えてないんだけどさー!」

と、できる限りの明るさで聞いてみました。

すると友人は

「うん。漏らしてたね。
いなくなっちゃったから焦ったよ」

と。

思い返せば、始発で帰った後、
鬼のように数人から電話が来ていました。

そして、そんな感じでむしろ堂々と
普通の態度で1日を過ごしてみたのですが
意外と問題なくその日が終わりました。

うんこを漏らして自宅に戻った時は
「こりゃ死ぬしかねーな!」
ぐらいの絶望に苛まれていたのにもかかわらず
実際は別にそんな大したこともなかったのです。
(いや、大したことですが)

結構後の話ですが、
その時にうんこに遭遇した女子とも
お付き合いをすることになったりしました。
物好きがいるものです。

その時に、僕は『悩み』というものの心理に触れた気がしました。
自分が思っている悩みって、実はちっぽけなんじゃないか?
そのちっぽけなものを自分の思い込みだけで処理するのは
実はもったいないことなんじゃないか?

そう考えるようになったのです。

そう考えた瞬間、心が楽になり、
一気に世界は色を取り戻し、視野が広がりました。

この時の経験が今に役に立っているのは
いうまでもありません。

そして、ある意味悟りに近づいた僕は、
次に行われたキャンプで

またうんこを漏らしました。

 

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