ビジネスマインド

誰しもに、人より得意なことはある

2016/08/14

『ビジョナリーカンパニー』という書籍を書いた
ジム・コリンズは『ハリネズミ理論』というものを提唱しています。

これは

・情熱をもって取り組めること(好きなこと)
・世界一になれること(得意なこと)
・経済的原動力になること(人のためになること)

という3要素が重なり合った部分に
ビジネスチャンスがあるよ。という理論です。

 

よく考えれば当たり前のことを理論チックにしているだけで
特に真新しい考え方ではないのですが、
それだけに非常に本質をついていると思います。

 

僕自身でいうと、こうして情報を発信することが
それに当たるのだと思います。

好きですし、得意だと思うし、人のためにもなると思う。

なるほど確かに効率良く仕事ができるはずだな。と思います。

 

で、それを考えてビジネスを構築するとして
一番悩みがちなのが『得意なこと』だと思います。

 

好きなこと、人のためになることは
比較的簡単に思い浮かぶと思います。

 

しかし、得意なこと、もっと言えば世界一になれること。
なんてお題が出されてしまうとなかなか自信をもって『これ!』
とは言えないですよね( '-' )

 

ですが、意外と自分が得意なことっていっぱいあるものです。
また、世界一とはいかなくても業界一ならば
探せば結構自分の中にあるものです。

『そんなこと言って、あなたは稼げているから
そういうことが思えるだけでしょ』

と感じるかもしれません。

 

ただ、それは全くの見当違いです。

 

例えば、僕自身で言えば確かに情報発信で稼いではいるけれども
業界全体で見たら全然稼いでいない方です。

億稼ぐ人がいる中で、僕なんてせいぜい数百万レベルです。
数百万だからそれだけでも十分でしょ。と言われそうですが、
人間って全部絶対評価じゃなくて相対評価で物事を捉えますから
例えば月収10万円の人が月収100万円の人をすげー!
と思うぐらい、僕は業界でそこまで稼ぐ人に感想を抱いているわけです。

 

そんな中で、自分が業界一得意なことがあるかって、
思えるかどうか?ってところが大事なわけで、
これ自体は上を見ればきりがないので誰でも同じ状況なんですね。

 

逆に言えば個人ビジネスで月収10万円稼いでいる人は
もしかしたら100万稼ぐ人を敵わないって思うかもしれませんが
まだ稼いでいない人にとっては10万稼ぐことに対して敵わないって思っているわけで。

なので、得意なことと稼ぎの額はあまり関係ないんですよね。

 

その上で話を進めると、
大カテゴリーで業界一になるのは無理があります。
(それができたら億万長者です)

 

情報発信であれば

・集客
・セールス
・ライティング
・広告
・コンテンツ制作
・セミナー
・指導力
・カリスマ性

などでしょうか?

 

 

物販であれば

・管理
・リサーチ
・交渉
・販売
・広告
・語学

などですかね。

 

 

これらの大カテゴリーでトップを取るのはまず不可能です。
ですので、もっとカテゴリーを分けていけばいいのです。

 

交渉の中でも、値下げが得意な人もいれば、
仲良くなるのが得意な人もいます。

米国への交渉が得意な人もいれば、
国内の交渉に長けている人もいます。

 

こうやって細かく分けていくと、どこかで
『これなら勝負できるかも!』というものが出てくるはずです。

それを軸にビジネスを構築していくことが、
効率的なビジネスを生み出すコツなのかな。と考えています。

 

ちなみに僕自身が思っている自分の得意なところって

・ビジネスとプライベートのバランス取り
・ストレスを感じないセールス
・題材がなんでも一応形にできる構成力
(例えばバナナという題材でもビジネスの話ができます)
・ちょっとしか知らないことをすごく知っているように見せる能力
(これによって僕は物知りだと思われています笑)

あたりだと思っています。

 

ここら辺ならば、十分に業界の大御所の方にも
勝っていると自負しています。

そして、これらが僕の情報ビジネスの根幹にあるわけです。

 

ちなみに物販で言えば

・事務作業が早い
・必要な数字とそうじゃない数字を冷徹に分けられる
・在庫リスクをとることに恐れがない

あたりが得意なところで、
今でもそれを生かした物販を継続しています。

 

こういう風に、人よりも得意なことが絶対に誰にもあります。
それを大カテゴリーで探すから難しいわけで、
もっともっと細分化をしていけば、きっと見つかるはずです。

 

それが見つかると、自信になります。
その自信がビジネスを支える大きな軸になり、
そしてそれを元にビジネスが成長していきます。

 

競合1000人の中で10位になるよりも、
競合10人の中で1位になった方が多くの場合得をします。

 

まずは自分が一番になれる項目を見つけてみるのも
面白いビジネス構築の仕方ですね^^

 

-ビジネスマインド