Amazonベンダーエクスプレスの動向・影響はどう??
2016/08/14
今年の2月から始まったAmazonベンダーエクスプレスですが
そろそろ開始から4ヶ月が経ちます。
サービス導入時の予想としては
『思ったより影響は出ないのではないか?』
というものでしたが、今の所は
その予想は概ね間違っていなかった感じです。
そもそも、Amazonベンダーエクスプレスとは、
自分が保持している商品をAmazonに卸すことができるサービスで、
マーケットプレイスで競合と戦いながら販売するよりも
確実に在庫の流れを作ることができるよ。
というのが一番のメリットになるかと思います。
登録の仕方などのことに関しては
書いている方が多いので割愛しますが
(ググるとたくさん出てきます^^)
すっごく冷静に考えてみると、
これってなかなか浸透しないような仕組みになってるんですよね。
これは自分が実際にAmazonに卸すことを考えると
わかりやすいと思います。
まず、サンプルの提出ですよね。
商品を無償でAmazonに提出する必要があります。
そこで、Amazonが実際に販売してみて、売れれば
正式に取り扱い開始。という流れになります。
つまり、この段階では実際に卸せるかは未定です。
次に、入金サイクル。
Amazonに商品を卸し、こちらが請求書を送ってから
入金がされるまでに、なんと3ヶ月のタイムラグがあります。
そして、卸値。
当然、Amazonは利益が出る水準で商品を仕入れますから、
卸値は必然的に安くなります。
以上のことから、なかなか浸透しないような仕組み
というか、個人の物販には影響があまりないんじゃないか?
ということが考えられるわけです。
上記のような制限というか条件って、
ある程度規模の大きい物販であれば当たりまえの条件です。
入金なんて遅くて当然だし、
入金が半年先。なんてことも普通にあります。
ですが、それはある程度規模の大きい会社の場合です。
Amazonのマケプレを支えるのは、
それよりも規模の小さい個人のセラーです。
そういったセラーの台所事情を考えたときに、
このサービスの条件はやや厳しすぎるかな?と思うわけです。
ベンダーエクスプレスが始まって一番に懸念されたのは
『いつも扱っている商品を誰かがAmazonに卸すことにより
競合にAmazonが現れ、自分の商品が売れなくなってしまう』
ということだったかと思います。
ですが、冷静に考えてみて、
単純転売で扱っている商品を、
・誰かが
・大量に仕入れ
・Amazonに卸す
ことがそんなにあると思えますか?
そして、その卸した人は卸すだけの
メリットを手に入れることができると思いますか?
僕は両方ともNOだと思うんですよね。
それだけ安く仕入れられるならば、
Amazonに卸さずに自分で売った方がいいと思うし、
そもそも単純転売の商材って卸販売には
なかなか向いていないものが多いと思うんですよね。
(中国輸入だと少し感覚は変わりますが・・・)
以上のことから、多少の変化はあれど、
目に見えるような大きなダメージなどはないんじゃないか?
と僕は考えていて、
今の所はそんなに大きく変わってはいないので
概ね間違っていないんじゃないのかな?と思っています。
まぁ、机上の空論なのですが、
参考にしていただけると幸いです^^