物販ビジネスマインド

ヨーロッパ仕入れに関しての質問が非常に増えました

2016/08/13

イギリスでのEU離脱の国民投票の結果を受けて
為替がえらい暴れていますね。

ポンドはもちろん、ユーロ、ドルも軒並み価値が下がっています。

 

この辺りは今後どうなるかは全くもってわかりませんが
それを受けてか、最近ヨーロッパ仕入れのご質問が多いです。

 

僕は主にアメリカからの仕入れを中心に輸入をしていますが
一部ヨーロッパからも商品を仕入れています。

メディア系などはヨーロッパ各国のAmazonより仕入れていますし
交渉でいくつかヨーロッパの仕入れ先があります。

 

ご存知の方も多いと思いますが、
ヨーロッパ内の買い物にはVATと呼ばれる税金がかかります。
(だいたい20%程度)

付加価値税のことなのですが、
輸入になるとそれが免除されるんですね。
(場合によっては一回徴収され、後で還付を受けることもできます)

 

これがあるのでわかりづらくなっている部分があると思うのですが
調べると結構簡単な制度ですので、
気になる方はググってみることをお勧めします。

 

で、Amazonから直送で商品を購入する場合は
あらかじめVATが引かれた金額で購入ができますし
変にややこしい作業がないので比較的簡単に輸入ができます。

ただし、基本的には日本への直送で購入するかと思いますので
商品代金だけでなく送料もしっかりと考慮することが重要です。

 

次に、交渉などで仕入れをする場合。

 

やり方にもよるのですが、一旦VATを取られて
後から還付する形になる場合もあります。

これが少しややこしいかなと。

 

どちらにせよ、アメリカからの輸入と大きく違うのは
この付加価値税の問題ですね。

ここさえある程度理解してしまえば
そんなに苦なく、ヨーロッパ仕入れもできるはずです。

 

で、最近は急にユーロなどが安くなったため、
それでご質問が増えていると思うのですが
念のためお伝えしておくと、

このように為替が大きく動いた瞬間の仕入れって
実はすごく難しいんです。

 

これは米国からの輸入に関してもそうなのですが
為替が一気に動いて影響を受けるのは
自分だけではなく、輸入プレーヤー全てです。

 

仮に今回のように一気に円高になった場合、
相対的に仕入れがかなり安くすみますから、
多くのセラーが仕入れに力を入れます。

 

為替の今後はわかりませんが、
間違いなく過去2年ぐらいの中では
最安で商品が買える時期ですから、
他セラーもいつもの動きではない動き方をするわけです。

 

そして、当然市場の原理が働き、
売り場の相場も変な動きをするようになります。

それをある程度見越して動ければいいのですが
単純に『今安いからたくさん仕入れよう!』とすると
結構失敗することが多いです。

 

もちろん、ヨーロッパ仕入れ。という新たなジャンルに
興味を持つことは素晴らしいことだと思います。

が、目先のことばかり考えて焦ってしまうのは
少しどうなのかな?とも思います。

 

ですので、最近興味を持ったのであれば、
ここからじっくり勉強をし、経験を積んでいって
ゆっくりと育てていった方が良いと思います。

 

何事もそうですが、焦りはいい結果を生まないですからね。

冷静に状況を見て、地に足をつけて動きましょう!!

 

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