僕が塾ビジネスをやらない理由
2016/09/06
塾ビジネスみたいなのが流行ってますよね。
無料プレゼントでメールアドレスを
万単位で集めて、そこにセールスをして
20万とかの塾を販売すると。
たまに
「としぞーさんは塾やらないんですか?」
と聞かれる事もありますし、以前には
塾のプロデュースの営業も来た事がありました。
でも僕は塾の販売はしません。
そもそも塾の販売額の相場の半分で
コンサルやってますし(笑)
理由は2つあります。
表向きの理由は
『クオリティが維持できない』
です。
当然ながら上記の様なプロモーションを
して塾を販売すると、
生徒数が数百になると思われます。
どう考えても、
全員に行き渡るようにフォローできないですよね。
仮にフォローするとしたらスタッフが
10人以上いないときついですよね。
でも、そうすると、僕本人が教えるよりは
絶対にクオリティが落ちますので
じゃあそれで20万貰っていいのかって
話になります。
とりあえず、ちょっと金額通りの
価値を提供できる自信が僕にはありません。
仮にその部分を無視して塾として販売してしまったとしましょう。
僕自身、それにたいして罪悪感を感じないと仮定して。
売り方は重々わかってますので、
数千万の売り上げを上げる事も
十分現実的だと思います。
ここで2つ目の塾をやりたくない理由が
出てきます。
それは
『急成長しちゃう』
という事です。
僕の基本的な経営方針は、
『ゆるやかな成長を延々と続ける』
というところにありますので、
これに反する事になってしまいます。
一見すると数千万の利益がでれば
数年は安泰に思えるでしょうけど
前述したとおり、スタッフの増員が
必須になりますので、
固定費はアホほど増えるわけです。
しかもアルバイトにお願いできる様な
サポートじゃないですから、
社員として雇う事になりますよね。
こんな事になったら、
あっという間にそのときあがった利益は
人件費として消えていきます。
継続性のあるビジネスだったら
それでも正解なんでしょうけど、
塾販売はどちらかというと一過性のものです。
数回売れれば御の字で
ほとんどの場合は2期生から
売り上げがガクっと落ちるようです。
そりゃそうです。
価値を提供してないから。
(まぁ名義変えてうまくやってる人もいるようですが)
そしたらどうやって社員を守るんですかね?
多分塾販売で一発当てた人たちの半分以上は
こんな感じになっていずれ消えちゃうんだと思います。
継続的に数千万入ってくるなら良いですけど
そんな事は物理的に不可能なビジネスモデルですので。
そこまで考えると、
絶対にやりたくないですよね。これ。
まとめると、表向きは
『クオリティが下がるので塾は販売しません!』
で、
裏向きは、
『経営がきつくなるんで塾の販売はしません!』
です。
『クオリティが下がるから』
だけだとなんか良い事しか言ってなくて
裏がありそうに思えるんですけど、
『経営がきつくなるから』
だと、結局自分の利益を優先しているので
なんか信憑性ありません??(笑)
だから僕は塾販売をしている人たちの事を
(一部の人を除いて)
経営センスがない。と見ています。
そもそもそんな人にビジネス教わりたくないですよね。
なんか最近ちょい毒舌チックです。
気をつけます・・・