個人と勤めの違いを客観的に比較してみた
2016/08/10
勤め人と、個人ビジネスを経験してきた身として、
また、勤めでも個人ビジネスでも月に100万円稼いでいた身として
客観的に両者の比較をしてみたいと思います。
僕的にはどちらが優れていて。。。という感覚はないのですが
性格によって合っている合っていない、はあるかなと思っています。
それでは、いくつかの項目で比較をしていきましょう！
①収入における満足度
同じ『100万を稼ぐ』でもその感覚はかなり違います。
まずそもそも、会社員の100万と個人の100万では
かかる税金が違います。
基本的には会社員の場合は100万の給料全てに
課税がされますが、
個人の場合は100m万から経費で落とせる生活費（みたいなもの）
を引いた額に課税されるわけで、
会社員時代よりも税金は安くなる傾向があります。
ですので、ここは個人に分があるかな？という感じです。
ただし、給料という面で考えると逆転します。
個人事業主の収入はあくまでも事業収入であり
給料ではありません。
その給料を保証しているのは自分自身なのです。
一方会社員は給料が会社に保証されている。
会社が潰れれば元も子もない。と言ってしまえばそうなのですが
この『自分に責任がある』と『会社に責任がある』の違いは
精神的にかなり大きくて、
自分に責任があることに耐えられずにビジネスを諦める人もいます。
自信があればいいんだけれども、それがないと
来月の収入さえにも不安を覚えるようになり、
そことの折り合いのつけ方が個人ビジネスの難しいところです。
一方会社員はそこが安定していますね。
僕も、起業当初は毎月給料をもらえるということが
いかにすごいことだったのか。を実感しました。
で、こんな違いがあるのですが、
そもそも月収100万ってそんなにお金持ちじゃないです。
なってみると分かりますが、
それほど贅沢な暮らしはできず、
貯金をしようと思ったら節約すら必要です。
基本的には収入を上げる為にストレスを感じることが多いので
その分浪費をしてしまうのでしょうね。
その観点で考えるとステージがもう一個先にあり
それが『不労所得』です。
不労所得での100万円は、
働いての100万円とわけが違います。
動けばいつでもそこに上積みができる。
という余裕もありますし、
基本的には時間は沢山ありますからね。
個人で起業しても、
労働収入と不労収入はまた違いがあるということです。
②時間に対する感覚
個人ビジネスの一番のデメリットは
これだと思っています。
うまくビジネスを構築することができれば
勤めと比べても圧倒的な時間を手にすることができます。
しかし、時間はあるものの、
プライベートはない。といいましょうか、
常に仕事のことを考えてしまいますので
完全プライベートってまずありえません。
ですから、それが嫌な人は向いていないかもしれません。
いつも仕事のことを考えていても大丈夫！
という人じゃないと精神的にきついんじゃないでしょうか。
一方会社員ですと、休みの日は休みですし、
会社から出たら後は休みです。（業種にもよりますが）
すると、休みは嬉しいし、羽を伸ばせます。
これが個人だと『明日は休みにしよう！』と決めても
さほど嬉しくありません。
毎日が休みで、毎日が仕事状態ですからね。
僕も、これに慣れるのにだいぶ時間を要しました。
③不安に対する感覚
いろんなところで書いていますが、
不安というものは無くなることがありません。
ですから、個人であれ会社員であれ
不安から逃れることはできないのです。
ただ、その種類は少し違いますね。
個人の場合は、現実的な不安が多いです。
来月は稼げるだろうか？
このビジネスはいつまでもつだろうか？
○○が起きたらどう対処しようか？
不安の種が一杯ある。ということですね。
一方勤めの場合は、
漠然とした不安の割合が多いとおもいます。
このまま勤めていていいのだろうか？
自分の人生これでいいのか？
とつかみどころのない不安に包まれるイメージですね。
まぁ、どっちも不安なのは同じなんで辛いは辛いです。
ですが、さきほど書いた通り、
不安というものはどんなに成功しても無くなりませんので
どっちの方がましってことはないですね。
強いて言うならば、個人の方は『解決できる不安』なので
取り組みようがあるのが救いかなと思いますが。
ただ、解決しても新しいのが出てくるんですけどね笑
こんな感じで、個人ビジネスにも勤めにも
メリットデメリットがあります。
だから、どっちがいいじゃなくて
自分にはどっちが合っているのか？
で判断した方がいいと思います。
僕はいつでも寝ていい個人ビジネス一択ですが笑