物販ビジネスマインド

小売仕入れ(単純転売)で10万円稼いだ後の壁についてまとめてみた

2016/08/25

先日『小売仕入れ(単純転売)で10万円稼ぐまでの壁についてまとめてみた』
という記事を書かせていただきましたが、
今回はその後、10万円という壁を突破したのちに現れる壁についての
解説をさせていただきます。

こちらに関しても、僕の今までの経験や
たくさんの方を見てきた実際のデータをもとに解説します。

ぜひ、ご自身のビジネスライフにご活用ください^^

 

 

キャッシュフローの壁

 

何と言っても、この壁でしょうね。

月収10万円を達成して、そこでキープするならいいのですが
多くの方はその後、さらに上を目指します。

それが30万なのか50万なのかはわかりませんが、
いずれにせよ、仕入れ値を引き続き上げていく必要があるのです。

 

個人の物販は企業の物販に比べると回転数が早いとはいえ
それでも1ヶ月で1回転させるのは至難の技です。

つまりはどういうことかというと、
当月に仕入れた額を当月中に回収するのは非常に困難。
ということになります。

というか、翌月末に回収するのもなかなか難しいですからね。

 

ただし、これは別に悪いことではなくて
仕入れ値が安定している状態ではむしろこういった流れが
プラスに働いて売り上げが安定するなんてこともあります。

 

ただ、問題なのは『仕入れをガンガン上げている状態』です。

 

仕組み上、その状況下では恐ろしいほど数字が良い場合以外は
お金が増えません。場合によっては目減りしていきます。

仕入れ値をあげて商品ごとの利益はガンガン出ているんだけれども
トータルで見るとお金が増えていない・・・・

何か計算間違いをしているのではないか?
大きな見落としをしているのではないか?

と不安になることも多いです。

 

しかし、実際はそうなるべくしてなっているだけで
そんなに悲観することはないのです。

どんな大企業だって、大きな投資をしたら
それを回収するのに数年かけたりするわけですから
その個人バージョンをやっている状態なだけですからね。

 

解決策としてはすごく難しいことではありますが
その仕組み自体を理解するのが近道です。

問題は『なんでお金が増えないのかわからない状態』なわけです。
だから、変に怖いし、疑心暗鬼になる。

ですから、納得してお金が増えていない状態。
ならなんの問題もありはしないんですよね。

 

そのためには売り上げや利益率だけじゃなくて
『回収率』や『回転数』という概念も念頭に入れて
ビジネスをする必要があります。

こちらに関しては別で詳しく記事を書こうと思っていますが
情報はたくさんネット上にありますので
いろいろ調べてみるのも良いと思います( '-' )

 

時間の壁

 

次にやはりこの壁ですね。

基本的には10万稼いだ段階ではまだ副業の方が
ほとんどかと思います。

 

小売仕入れの性質上、かけた時間がそのまま利益に跳ね返りますので
例えば10万稼ぐのに毎日2時間かかっていた場合、
20万稼ぐためには毎日4時間必要になります。
多少時間のボリュームディスカウントは効きますが
でも大体そんな感じになります。

そうすると副業ではかなり厳しくなってきますよね。

 

僕は始めた頃から本業で、10万稼ぐのに毎日90分ぐらい
使っていましたので、毎日15時間使うことで
100万稼ぐことに成功しました(笑)

正気の沙汰ではありません。

ですので、小売仕入れというモデルで仕入れをしている以上
だれでもどこかで時間の壁には必ずぶち当たるのです。

 

ここには個人の能力さや速さで多少の差はあれど
どうしてもいつか上限はやってきます。
時間は有限ですからね。

 

この壁を突破するには、時間を強制的に増やすのが
一番簡単な方法です。

 

自分が持っている時間は物理的に増やせないですから
誰かの時間を借りてくる、ということですね。
つまりは外注などです。

外注を依頼したり、知り合いに仕事をお願いしたりして
時間を捻出していけば自分にかかる負担は
少しずつ減っていくでしょう。

 

資金の壁

 

物販である以上、資金の壁もいつか必ず目の前に立ちはだかります。

クレジットカードで回すことはできるとはいえ、
クレジットカードにも限度額があるわけですし
前述した通り、回転が遅ければ回収が間に合わないリスクもあり
必ずどこかで資金的上限には達します。

逆に言えば、仕入れたいけど資金が足りない。
という初心者からしたら羨ましい悩みなわけですが
(初心者の時は資金はあるのに仕入れるものがない。
からスタートしますからね)
当人にとっては、自分の力だけではどうすることもできないので
とてもやきもきした気持ちになります。

 

解決策自体は簡単です。

お金を借りることです。

 

もちろん、現状の規模で少しずつ利益を出して行って
それで資金を膨らませていく。という方法もありはありですが
時間がもったいないです。

仮に300万資金を作るのに、1年かかったとして
その1年間はおとなしく同じことを繰り返すだけになるので
その間の成長の速度が遅くなってしまいます。

だったら、金利を払って1年という時間を買ってしまった方が
圧倒的に効率がいいし、期待値が高いです。

 

さらに、今は個人に対しての融資のハードルが結構低いです。
しかも10万は稼いでいるわけですから、
少なく見積もっても年商は400万程度あるはずです。

その程度あれば間違いなく100万は借りることができます。
うまくいけば300,500と借りることも可能です。

借りたことがないと変にハードルが高く感じますが
意外と簡単ですので、もしこの壁の前で
立ち止まってしまっている方がいらっしゃいましたら
とりあえず日本政策金融公庫あたりに
相談に行くことをお勧めします。

 

納品の壁

 

商品量が多くなってくると
いくらAmazonが発送作業が楽なプラットフォームとはいえ
納品作業がかなりの苦痛になってきます。

僕は一時期400万程度の商品を
全部一人で納品していましたが
いま思うと正気ではありませんでした。

 

3日一度は段ボールがドカドカ届いて
その度に数時間かけて納品。
と当たり前にやっていましたが思い返すと
大変でしたね・・・

そんな状態ですので、すぐに片付けないと
次の荷物が来てしまう。
という強迫観念があり、朝まで飲んだ後に
そのまま納品作業をしたりもしていました笑

 

副業だとなおさら苦痛ですよね。

 

ただ、解決策は簡単で、
納品代行を使えばいいだけです。
これだけで一気に労力は削減できますね。

 

モチベーションの壁

 

もしかしたらこの壁が一番きついかもしれません。

 

モチベーションの壁とは、
あるラインからどうしてもやる気がわかなくなるという壁です。

どういうことかというと、
例えば最初は10万を目指すじゃないですか。
そのときは熱量が半端ないですから、頑張れるのですが
それを達成して、20万、30万と達成したと。

このぐらいでふと思うわけです。
(思うというか、無意識的にですが)

 

こんなに頑張って、何がしたいのだろう?

 

例えば、副業で20万稼げていれば
基本的に生活に困ることはありません。
むしろちょっと良い生活ができるでしょう。

その上でさらに上を目指す動機は何だろうと。

ここに明確な目的がないと
だれてしまいます。

特にモチベーションもわかず、
作業もなぁなぁになってきて
最終的には数字を落としてしまう。

というケースが結構多いんですよね。

 

解決策としては
さらに目標を上書きするしかありません。

 

ただ、先ほど書いた通り
もっと上を目指す。ということに関しては
それが必要ない方もいらっしゃるわけですから
無理にそれを目標にしても逆効果です。

 

ただ、確実に目標になることが一個あってそれが

『今の収入をもっと効率的に稼ぐ』

というものです。

 

例えば副業で10万稼いでいても、
多分稼ぎたてって、労力をたくさんかけて稼いでいる状態です。
ですから、その労力を今よりも減らして
もっと楽に10万稼ぐことを目標にする。

これならば無理矢理な目標ではないし
納得しながらまた頑張れると思います。

何も考えずにただ『頑張る!』だけでは
長く続きませんからね。

ここは非常に重要なポイントだと思います。

 

ビジネスモデルの壁

 

最後はビジネスモデルの壁です。

以前にもブログで書きましたが
基本的に初心者が始める小売仕入れは
ビジネスモデル的には優れていません。

ただ、その分難易度が低いので
まずはそこから始めるのがオススメなのですが
それを長く続けるのは非効率だったりします。

それにあるラインで気付き始める。これが壁ですね。

 

今やっている作業が非効率に感じてきて
もっと良い方法はないかと考え始めます。

ここから、交渉に移行したり、販路を変えたり
他のビジネスをくっつけたりするわけですね。

 

 

そういう風に考えるとここで挙げたいくつかの壁は全て

『さらに良い状態になるためのスパイス』

ということが言えるわけですね。

 

壁にぶち当たったときは、良い気持ちではないですが
それがないと成長もしませんからね。

むしろ壁が目の前にあることを感謝してもいいほどです。

 

ぜひ、参考にしてみてください^^

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