Amazon攻略

Amazonでアカウントが審査・停止・閉鎖になる理由をまとめてみた

2017/11/02

もう、長いことAmazonでの販売を続けてきましたが
未だに『アカウント停止』という言葉を聞くと
体がビクッっと反応してしまいます笑

そんな恐怖のアカウント審査・停止・閉鎖について
その理由や解決策、対応策などをまとめてみました。

ちゃんと対応していれば相当運が悪くない限り
アカウントが止まることはありません。
ぜひ参考にしてみてください^^

 

アカウント停止・閉鎖になる主な要因

 

まず、大まかなアカウント停止・閉鎖の理由です。
ざっくりと以下の3つに分けられると思います。

出品者ステータスの低下
規約違反
法律違反

 

各項目は後ほど一つずつ解説をしていきますが、
ものすごく噛み砕いて言うと

『販売方法、商品が粗雑な悪質な出品者』
『Amazonの言うことを聞かない出品者』
『犯罪者』

のどれかに当てはまった場合、
アカウントが止まる可能性がありますよ。ということですね。

 

止まる可能性が高い順ですと

『犯罪者』
『販売方法、商品が粗雑な悪質な出品者』
『Amazonの言うことを聞かない出品者』

の順になります。

 

ちなみに僕はAmazonのアカウントが
2回止まっていますが、

1回目は『販売方法、商品が粗雑な悪質な出品者』としてです。

始めたばかりで、至らないところが結構ありまして
評価が65%という相当悪い水準で移行していたため
当然のようにアカウントが止まりました。

 

2回目は『犯罪者』に半分足を突っ込んでしまってです。

知らずに海賊版の商品を仕入れて販売してしまいました。
注意書きてすぐに処分し、お客様にも返金をしたのですが
当然のように一発退場です。

 

1回目はアカウント復活できましたが、
2回目は無理でしたね。

 

この辺りに関してはまた詳しく解説しますが。

 

そのような形で、アカウント停止の経験が
2回あるわけですが、それでも僕は

『そんなに怖がる必要はない』

と思っています。

ということで、各項目について
詳しく見ていきましょう。

 

出品者ステータスの低下

 

『販売方法、商品が粗雑な悪質な出品者』を判断するためには
出品者ステータスを見るのが一番なわけで、
そのステータスが悪ければ当然アカウント審査の対象になります。

具体的にAmazonが見ている要素は

悪い評価が5%以内
マーケットプレイス保証が注文全体の0.5%以内
直近1ヶ月の返金率が受注数の5%以内

この3つだと言われています。
この数字を守っていないと審査の可能性があるということですね。

 

他にも『24時間以内の回答時間』とかもありますが
ここはそんなに重視されていない模様。

 

最近、予約転売が流行っているみたいですけど、
予約転売のようなビジネスモデルや、無在庫販売などは
上記数字が悪くなる傾向がありますよね。

いわば、アカウント停止との勝負がビジネスモデルの
テーマになっているというか・・・
僕はあんまりオススメしていないのですが。

 

で、その逆に考えてみると『FBA』を利用していれば
『マーケットプレイス保証が注文全体の0.5%以内』
はほぼなることがない数字になります。

そして、

悪い評価が5%以内

に関しても、普通に販売していればここまで悪くはならないし
今は大体の評価は削除することができますので、恐るるに足らず。

 

最後に

直近1ヶ月の返金率が受注数の5%以内

これも、まともに仕入れをしていれば
この数字よりも悪くなることはありません。

 

つまり、この項目に関しては注意するというか
『普通にやっていれば』
当てはまることはないと言っていいでしょう。

当てはまっている人はおそらく何かしらの
確信犯か、知識がない人だと思います。
(僕が後者でした・・・)

 

実際、これが原因でアカウントが止まる人って
相当少ないですからね。

特に僕の場合、関わっている人が大体FBAを
利用していますので、なおさらです。

ですので、対応策は

『普通にやること』

です。

 

規約違反

 

Amazonにはものすごく細かい出品規約が
定められています。

Amazon出品規約

↑これのことなんですが、
正直全部把握しきれません・・・

 

ということで、アカウントに影響する代表的な
要素をいくつか挙げてみようと思います。

・PSEマーク取得対象の商品を無取得で出品
・銃刀法の規制対象になる商品
・同一ページに複数SKUで出品
・新品の商品に商品状態を記載
・特定のwebサイトに誘導する広告のための出品

などですね。

 

特に

・PSEマーク取得対象の商品を無取得で出品

に関してはこれが原因でアカウントが止まったというはなしを
何度か聞いたことがあります。

銃刀法もそうですが、危険物扱いの商品に関しても
細かい出品規約が定められています。

 

また

・同一ページに複数SKUで出品
・新品の商品に商品状態を記載

などの出品の仕方についての決まりもあって、
それに違反し続けるとアカウント停止のリスクがあります。
(が、これが原因でアカウントが止まったケースは未確認です。)

 

で、この要素についてはっきり言えるのは
『実際これが引き金でアカウントが止まることは意外と少ない』
ということです。

 

これはAmazonが気にしていない。ということではなくて
アカウントの審査になる前に、ほとんど場合注意がくるからです。
Amazonからのメールで【重要】とか【要確認】の件名で
出品規約に違反していることを前もって注意してくれます。

その段階でしっかりと対応していれば
そこから話が大きくなることはありません。

 

もちろん、注意されても放置していれば
簡単にアカウントが止まりますけどね。

 

ですから、この要素に関しても

・そもそも危ないと言われているものには気をつける
・万一注意がきたらすぐに真摯に対応をする

を徹底していれば基本的には問題ないです。

 

法律違反

 

著作権法や、児童ポルノ法、などなど・・・

Amazonが定める決まりごとではなくて、
日本が定める決まりごとに違反しているケースです。

そもそもこの場合、アカウント停止のリスクというか
犯罪に当たるわけで、逮捕の可能性もあるわけです。

今までの要素とは一線を画す要素です。

 

特に、メディア系(DVD.CD.ゲーム)などに関しては
海賊版が一定数出回っていますし、
有名家電などですと質の悪いアジア産の
コピー品なども出回っています。

 

最近ですと『ステッカー』系の商品を
扱っている方が一気にアカウントが止まった事件がありました。
要は、無許可で他社のライセンス
(ミッ◯ーとかト◯ロとかマ◯オとか)
を使用した商品なので、商標権侵害でのペナルティーですね。

 

これらの商品を扱っていた場合、
残念なことに『一発退場』になる可能性が高いです。

 

僕の場合もそうでしたが、特に前もっての注意はなく
いきなりAmazonからメールが来て
『もうあなたとは金輪際おつきあいしません。さようなら』
と一方的に別れを告げられるわけです。

確かに、無意識だとしても悪いことをしていたわけですから
しょうがないっちゃしょうがないんですけどね。

 

ですから、ここには十分注意してください。

・製品登録していない(バーコードがない)
キャラクターものは扱わない
・検品時に明らかに質の悪いことがわかる
メディア商品は出品しない
・バルク品などは扱わない
・時計・カメラなどの偽物が多い商品は
専門知識がない場合は手を出さない

このような対策が必要ですね。

 

しっかり意識していれば
気づかずにこういった商品を扱ってしまうことは
まずありませんのでご安心を。

 

もちろん、確信犯は絶対にダメです。
アカウント云々の前にそれ犯罪ですから。

 

テクニカルサポートとアカウントスペシャリスト

 

Amazon独特の仕組みなのですが、
普段出品に関しての質問をしたり
規約に関しての確認をとったりする部署って
『テクニカルサポート』じゃないですか?

彼ら彼女らは基本的にとても親切で
よくサポートをしてくれます。

が、アカウント停止の権利を持っているのは
テクニカルサポートではなくて
『アカウントスペシャリスト』という部署なんですね。

 

これが厄介なんです。

 

あえて、そのような仕組みにしているのでしょうが、
別部署になりますので連携しているわけじゃないんですよ。

 

アカウントが止まったときに
テクニカルサポートに連絡をしても

「私たちにはどうすることもできません」

とまるで別の会社のような対応をされますし笑

 

一番厄介なのは例えばある商品に関して
その商品を出品しても大丈夫か?
という質問をテクニカルサポートにするじゃないですか。
で、ちゃんとOKをもらったから出品をしたと。

でも、その後アカウントスペシャリストによって
その出品が違反だと認定されれば
普通にアカウントが止まります。

さらに『テクニカルサポートにOKもらったんだよ』
と弁明しても全く話も聞いてくれません。

 

アカウントスペシャリストの権限は相当強いと思われます。

 

ですから、そこは別物として考えていたほうが
いざというとき、バタバタしないで済むと思います。

 

最後に

 

冒頭にも書きましたが、大前提として

『しっかりと意識して取り組んでいれば
アカウントが止まることはまずあり得ない』

と考えて良いです。

 

究極に運が悪いと、何かしらのとばっちりで
もしかしたら停止の可能性はあるかもしれませんが
そこまでの確率のものを気にしていたら
どんなビジネスもできなくなってしまうのでそれは置いておいて。

アカウント停止になった方のお話を
なんどもなんども聞いたことがありますが
(それこそ100近く)

よくヒアリングしてみると大体出品者側に落ち度があります。
そして、何よりも厄介なのが無意識にその落ち度を抱えていたわけではなく
『心のどこかでは知っていた』というケースがほとんどなことです。

多くの場合、グレーゾーンのビジネスは儲かります。
ブラックに近づけば近づくほど、儲かります。

ですから、自分でも『もしかしたらこれ、ダメなんじゃないか?』と
なんとなく感じてはいるけど、利益が出ているから
改善することができなかった。欲に負けてしまった。

というケースがすごく多いんですよ。

 

ですから、逆に捉えると

『欲に負けずに、真っ当にビジネスをしていれば
アカウントは止まらない!』

と言ってもいいと思います。

 

その上で、他販路やもろもろを考えるべきですね。
ここのマインドがしっかりしていないと
いくら販路を増やしても結局各販路で同じことを繰り返すだけですから。

 

ですから、ポイントとしては

・変にアカウント停止を怖がらない
・真っ当にビジネスをする
・違和感を感じたらすぐに修正

これを押さえていれば大きな問題になることは
まずないと思って結構です。

 

ぜひ、参考にしてみてください^^

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