怪しい情報商材(詐欺?)・無料オファーの見極め方
2016/09/18
昔ほどではないですが
(というか昔はやばかった)
今もいろいろな情報商材があり
その中にはいわゆる『詐欺商材』
と呼ばれるようなものがあります。
購入したはいいけど、
高いお金を払った割に
サポートは何もなし。
返金保障があると聞いたけど
問い合わせても全く対応してくれない。
悲しいことに、
まだまだこのような商材が
存在するのは事実です。
(もちろんいい商材も
たくさんありますからね)
ということで、
今回はそんな商材を
セールスの段階で見破るための
いくつかの項目を解説します。
参考にしていただけると幸いです( '-' )
1.なんのノウハウかの説明がない
2.リスクとリターンのバランスが見えない
3.謎の返金保障
4.特徴的な煽り文句
5.販売者の目的の違い
6.詐欺商材暴露サイトには気をつけて
7.完全な詐欺商材は少ない
なんのノウハウかの説明がない
何と言っても、これです。
やたら『稼げる』『成功者続出』
などと表現をしているんだけれども、
一向にじゃあなんのビジネスをするのか。
それが見えてこない。
その状態で商品を買ってしまうのも
どうかとは思うのですが、
普通の感覚だったら、
何かを販売したいならば
その商品の内容をしっかりと提示しますよね?
仮に無料オファーのリスト取りだとしても
ちゃんとなんのビジネスをするのかを
明示した方が、登録する方も
気持ちよく参加できるはずです。
それをあえて隠して、
セールスないし集客をするということは
そのビジネス自体を知られたくないか、
そんな状態でも飛びついてしまうような
ふわふわした人を『狙っている』かの
どちらかでしかありません。
そもそも販売者側の立場に立ってみると
このようなオファー自体、
不誠実というか、お客さんを舐めていないと
できないオファーですから、
この時点で信用はできませんよね。
『こう表現しとけば興味沸くだろ』
という感情が見えてしまいます。
要は、販売者側から見下されているのです。
ですので、僕はそういうレターを
見るたびに腹が立ちます 笑
リスクとリターンのバランスが見えない
世の中の基本的な原則として、
リターンがあるところには相応のリスクがあります。
そのバランスが多少崩れている場所が
あるのも事実ですが、その差が
大きくかけ離れていることはまずあり得ません。
ですから、大きなリターンには
それなりのリスクが付きまとうわけです。
ですが、それを前提にいろいろな商材のLPを
見てみると、おかしなことが多いことに気づきます。
リターンばかりが強調されて、
一向にリスクが見えてこない。
一例ですが
・資金0、1日5分で月に50万円
・資金は10円あればOK
・ワンクリックで月収100万円
・リスクは全くありません。
などなど。
リスクは全くありません。
の時点でどう考えても嘘ですからね。
もちろん、セールスにおいてある程度
リスクを『隠して』商品を売り込むことは
常套手段というか、常識の範囲内ならば
むしろ積極的にやっていいことだとは思いますが
度がすぎるとそれは嘘になってしまいます。
例えば、ライザップ的なダイエットプログラムを
販売するセールスをしているとして。
「もしかしたら食事制限で病気になるかもしれません」
というようなことをあえていう必要はないですよね。
そうなる可能性も極めて低く、
相手から聞かれてもいない場合、これぐらいの
ことであれば黙っておいても良い範囲です。
ただ、
「全く運動しないで痩せられますよ」
というのは嘘ですよね。
こういう嘘はついてはいけないし、
こういう嘘をついている企業は
当然信用できないですよね。
だから、変なことしていると
自然と淘汰されるわけですが、
なぜか情報業界ではそういう人が
稼げてしまうのです笑
受け取り側のリテラシーにも
問題があるのですが
やっぱり売る方が悪いです。
リスクとリターンを並べてみて
明らかにバランスが取れていない場合は
注意が必要だと思います。
謎の返金保障
教材や塾などで結果が出ない場合は
返金をします。
こういう返金保障は多いです。
(実際は多くの場合、返金してくれないみたいですが)
これ自体がダメとは言いませんし
商品にかなりの自信があるから言えることかもしれません。
が、統計的に見ると
こういう返金保障をつけている商材のほとんどは
あまり良いものではないですね。
ビジネス的な観点で言うと、返金保障って
つけてもそれを行使する人がかなり少ないので
つけた方が得だっていう理論もわかるのですが
受ける側も、『最悪返金してもらえるし』
という気持ちで購入したらきっと結果が出ないだろうし
販売者側の姿勢としてもどうなんだろう?
という部分があります。
まぁ、教材などの返金保障は
上記の観点からビジネス的には仕方ないとして、
本当にやばいなって思うのは
無料オファーの返金保障です。
だいたい『迷惑料』と銘打ってアピールしていますが
・アドレスを登録しただけでノウハウが見れる。
・そのノウハウで稼げなかったら
・時間を奪った迷惑料として3000円払います。
というやつですね。
これも完全に販売者側から、登録する人が
舐められてますからね。
『3000円あげるって言えば
興味を持って登録するだろう』
『で、どうせ申請しないだろう』
と考えているわけですよ。
せっかくいいノウハウがあるんだったら、
もっと正々堂々と紹介しようよと思います。
あくまでも統計的にって話ですが
僕は、迷惑料。という文字を見ただけで
だいたいその情報は見ることはないですね。
特徴的な煽り文句
ここは微妙なところなのですが、
過度な煽り文句を使っているLPなどにも
注意が必要です。
・このノウハウを知らないとビジネスで生き残ることはできません
・シングルマザーも80歳のおじいちゃんにもできました。
・注意!このノウハウを知るとあまりにも簡単に稼げるようになるため
廃人になってしまう可能性があります。
・やたら泣く動画
・わざとらしい喧嘩を始める動画
などなど。
というか、
・シングルマザーも80歳のおじいちゃんにもできました。
みたいなフレーズをよく目にしますけど
シングルマザーとおじいちゃんに失礼ですからね。
民度を疑います。
何かの商材を売る以上、
販売者と購入者という関係は必ずできますが
あくまでもそれは立場上の話であって
もとはお互い同じ人間同士です(当たり前ですけど)
やたらテクニックに走りすぎていて
どう考えても顧客のことを置き去りにしている
こういうLPが多いんですよ。
姿勢の問題ですが、
そういう姿勢の販売者から何かを買って
その後満足できますかね?
多分不満が募ることの方が多いのではないでしょうか?
自分が発信する側だからなのか、
そういう裏の感情が見えてしまって
少し残念な気分になることが多いです。
販売者の目的の違い
情報を商材として販売する。
この目的は間違いなく
『利益のため』です。
ボランティアでやる人はいないです。
ボランティアでやるならば、
見ず知らずの人に教えたりせずに
自分の身近な人達に教えるはずですから。
わざわざ広告費をかけて、
ボランティアをする人はいないです。
これは断言できます。
僕も教材等販売していますが、
その第一の目的は利益を出すためです。
これ以外にありません。
そして、利益を出しつつしっかりと価値を提供する。
いただいたお金分は価値があったと思っていただく。
これが普通のビジネスの感覚です。
ただ、このバランスが販売者によって
異なるというのが見極め方の難しいところです。
僕が実際に話したことがある方の中でも、
お客さんを数字としてしか見ていない人もいました。
とにかく、いくら売上が上がるか。
で、後のことはなんとでもなるでしょ。
というような人って結構いるのです。
まぁ、ビジネスが下手くそだなぁ。
と思うわけですが、購入者としては
それを見極めないといけないのです。
その『歪み』が見え隠れするのが
今までにあげた各要素だということですね。
利益しか見えていない販売者から商材を買ってしまうと
それはもはや養分になっているのと変わりません。
受け取る側のリテラシーが上がることで
こういう邪悪な人達が淘汰される業界を
作っていかないといけないんですよね。
そうじゃないと、いつまでたっても
情報業界が怪しい業界止まりになってしまう。
大きな可能性がある業界ですから、
もっとクリーンにしていかないとと思います。
詐欺商材暴露サイトには気をつけて
詐欺商材暴露サイトってありますよね。
◯◯という教材は詐欺!注意してください。
的なブログなどですね。
僕が昔輸入の教材をリリースしたときにも
そんな記事を書かれました。
ただ、内容がおかしかったのですが、
ーーとしぞーの教材は詐欺か?検証してみた
LPを見てみたところ、
誤字脱字が一箇所あった。
こんなミスをする会社が出した教材は
詐欺に違いないです。
教材の内容は確認していませんが
みなさん気をつけてください!ーー
と。
詐欺だという記事を書くのはいいけど
せめて中身を確認してくれよ笑
と、思わず笑ってしまいましたが
こういうノウハウがあるんですよね。
やっぱり商材を買うときってみんな悩むじゃないですか。
だから、『◯◯ 詐欺』とかで検索するんですよね。
その気持ちはすごくわかります。
で、そこに待ち構えたようにブログを用意しておくんです。
この商材は買わない方がいいですよ。と。
そして、こっちの教材は間違いないのでこっちを買いましょうと。
『◯◯ 詐欺』と調べている瞬間には心の中で
『もしかしたら詐欺かもしれない』
と不安を持っているわけで、調べてそういう記事を見ると
『やっぱりそうだったか、危なかった』と安心します。
そして、安心を提供してくれたブログの著者が
他の商材を勧めていると、なぜかその商材は
大丈夫なような気がしてしまうのです。
この心理的な動きを利用して
商材を販売する手法があるということです。
だから、詐欺商材暴露サイトは
あんまり信用ができないですね。
完全な詐欺商材は少ない
と、ここまで書きたいことを書いてきましたが
あくまでも統計的な話だということを
ご理解ください。
本当に良いものを提供していて、
結果、上記に当てはまる紹介の仕方になっていた。
というケースもなくはありません。
それに、一昔前と比べて
インフォトップなどの審査も厳しくなりましたので
おかしいレベルの詐欺商材はほとんどなくなりました。
ですが、まだまだ価格と内容が見合っていない
商材が数多くあることも事実です。
だから、最終的には自分で判断するしかないわけです。
一般に結果論として『詐欺商材』だと言われるものでも
それを購入して結果を出す人は少なからずいます。
ですから、どんな商材を買っても
それを自分へのプラスに変換することは可能です。
でも、できれば価値が高い商材を手にして
投資を少なく、多くなリターンを得たいじゃないですか。
そのために、情報の是非を判断する
自分自身の判断力を鍛える必要があります。
だから、今回書いた情報に関しても
そのまま受けとるのではなく、
数ある判断基準の一つとして吸収していただき、
今後のたくさんの選択の肥やしにしていただきたいと思います。