経理・税金

輸入物販のキャッシュフローと在庫についての捉え方・考え方

2016/10/31

ok

 

前回、有在庫販売と無在庫販売の違いについての
解説をさせていただきました。

 

で、僕はずっと有在庫販売を主にやってきていますし
(無在庫もやっていましたが、いまはほとんど動いていません)
情報発信としての軸も有在庫販売ですから
常日頃から思っていることなのですが、
有在庫販売の一番の肝は『キャッシュフロー』です。

 

と、言いますか、突き詰めればどんなビジネスに関しても
結局はキャッシュフローの重要性って必ずありまして
そこを間違えると、どんなにビジネスが上手くいっていても
黒字倒産みたいなことになったりします。

この辺りは、おそらくビジネスを長く続ければ続けるほど
だんだんと実感として身につくことだと思うのですが
始めたばかりの人にはなかなかイメージが沸きづらい
分野だとも思います。

 

赤字でもお金が回っていれば長く経営はできる。とか、
黒字でもお金が回らなければ倒産してしまう。とか。
なかなか想像つかないと思うんですよね。

 

ということで、今回は

『キャッシュフロー』

に焦点を当てて記事を書いてみたいと思います。

少しでも普段のビジネスの参考になれば幸いです^^

 

物販はキャッシュフローとの戦い

 

 

いろいろな形はあれど、物販である以上は

 

お金→商品→お金

 

という流れを経由することは間違いありませんので
どうやったとしても『お金の増減』という現象は発生します。

 

規模が小さいうちはまだしも、
自己資金に近い規模になったり、
ときには自己資金を超えて取引をするようになると、
この『お金の増減』をコントロールすることが
何よりも重要になってきます。

物販をやっている人のストレスの3割以上は、
この『キャッシュフロー』によるものじゃないでしょうか?
(物販以外でもそうだと思いますが^^)

 

だからと言って、キャッシュフローの心配のないビジネスを
構築しようとしても、
今度はそういうビジネスって難易度が高いですから、
時間的リスクが大きく、そこで成功するのはなかなかに難しいです。

ですから、基本的に最初は『キャッシュフロー』を
考えなくてはいけないビジネスに取り組むのはある意味必然的とも言えます。

 

そして、そんなビジネスで成功するためには、
キャッシュフローについて正しい理解をしていないといけません。

この理解がないと、

 

・漠然とした不安に押しつぶされてしまったり
・焦りから間違えた判断をしてしまったり
・気づかないうちにキャッシュオーバーをしてしまったり
・経費の使い方を間違えてしまったり

 

そういうトラブルに巻き込まれる可能性があります。

ちょっと大げさに聞こえるかもしれませんが、
全部実際に起こり得るケースです。

 

ですが、そんなに心配する必要はありません。

 

経理的な専門知識をつけるとか、
投資の勉強をしなくてはいけないとか、
そういうレベルの話ではありませんので。

 

まずは『数字をちゃんと見る意識を持つ』こと。
そして『数字を元にして判断を行う』こと。

 

これらの『癖』を付ければそう間違えることはないはずです。

逆に言うと、それができていないと
先ほど挙げたような部分で躓いてしまう可能性があります。

『数字をちゃんと見る意識を持つ』こと。
そして『数字を元にして判断を行う』こと。

これは絶対に意識するようにしてください。

 

スタートアップ時のキャッシュフロー

 

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特に、キャッシュフロー関連で一番躓きやすいのが
物販を初めて間もない頃です。

まだ経験が浅いからお金の流れが理解できないことと、
そもそもキャッシュフローが悪い時期なのがその理由です。

 

以前に動画を撮ったことがありますが、
(確認したら30分もしゃべってました笑)

 

 

動画を見ていただければわかると思いますが、
物販を始めたばかりの頃は最初に仕入れからスタートします。

 

そして、特に輸入の場合、何もしなくても仕入れから
販売開始までに2週間ほどのタイムラグがありますから、
仕入れた月に商品が全部売れた。ということにはまずなりません。

個人差はありますが、仕入れた月の翌々月末に
その月の仕入れ値が回収できていれば上々な数字です。

ですから、お金の流れが2〜3ヶ月スパンで動いているわけです。

 

そんな中、仕入れ値を毎月上げていくわけですから、
どうあがいたってキャッシュは減っていくわけです。

売れている商品を見ると、利益は出ているんだけど
『なぜか』お金が増えていない・・・

と誰しも一度は疑問に思い、悩んでしまうでしょう。

 

ですがこれを『なぜか』で片付けちゃダメです。
そうなるのには明確な原因があるのです。
(原因に関しては長くなるのでさきほどの動画を見てください^^)

 

この状態のときに一番やってはいけないのが

『なんとなくダメだと思って仕入れをストップしてしまう』

ということです。

 

仕入れている商品のクオリティが悪いならばそれでも良いですが、
そうじゃなくて仕入れには問題がないんだけど、
お金の動き的にあたりまえのようにいまはマイナスになっている。

その状態で『悪い状態』と判断するのがダメなのです。

 

例えば、300万かけて飲食店をオープンさせて、
1ヶ月目で100万の粗利益を得ることができた。

この時点だと200万円分がまだ投資先行になっていますよね。

 

ここで

「マイナスになってる・・・これはやばいから店を畳もう」

って思う人はいないと思うんです。

 

なんでかというと、わかりやすいから。

 

個人物販の場合、それよりも少しお金の動きが分かりづらいので
ともすればそういう判断をしてしまう方がいらっしゃるんですよね。

良い状態なのに、勘違いをして諦めてしまう。
そんなもったいのないことをしてしまっている人が
すごく多いと思います。

 

これも

『数字をちゃんと見る意識を持つ』こと。
そして『数字を元にして判断を行う』こと。

ができていない弊害と言えます。

 

 

在庫は負債ではなく資産だという価値観を持てるか

 

 

経理上、在庫は『資産』という扱いを受けます。

 

『負債』ではなく『資産』なのです。

 

ここを取り違えている方がすごく多いんですよね。

 

 

最初に100万円持っていて、
その100万円を商品に変えた(仕入れですね)
商品が売れ、現状50万円返ってきた。

商品に全く利益が乗らないと仮定して、
この状態は

50万の現金と50万の在庫(資産)

という状態になります。

50万円の価値のある在庫は、
時間が経てば50万の現金にまた還元されます。

ここまでは理解できると思います。

 

当たり前の話なのですが、
実際に当事者になるとこの状況を

『50万円損している!』

と思ってしまうことがあるわけです。

 

つまり、在庫を負債と見ている状態です。

 

もちろん、それが不良在庫なのであれば
その見方も間違っているわけではありませんが
(それでも扱いは資産になるのですが)
普通に売れる可能性のある商品なのであれば
しっかりと『資産』として見てあげないといけません。

 

そうじゃないと、ビジネスにおいての正しい判断ができなくなります。

 

そして、この判断が正しくできていないと

 

・これからどのぐらいお金を使っていいのか?
・目標はどう設定すべきなのか?
・今のままビジネスを続けて良いのか?
・戦略を変更するべきなのか?

 

などの判断ができなくなってしまう、
または間違えた判断をしてしまうことになります。

 

物販はお金とモノとが目まぐるしく入れ替わるビジネスです。
そして、これはしょうがないのですが人はどうしても
『お金』の方を大きく見てしまいます。
突き詰めて考えると両者には大した違いはないのにもかかわらず
『お金』の呪縛ってすごいですから、そちらに引っ張られてしまうのです。

なので、それを避けるために『数字』として
ビジネスの現状を捉えなければなりません。

そんなに難しいことではなく
その『癖』がついているか、だけです。

お金と在庫の関係を正しく見ることができるようになると
グッとキャッシュフローが分かりやすく認識できるようになります。

 

キャッシュフローを制する者はビジネスを制す

 

ここまでは物販のキャッシュフローについて書いてきましたが
お金を投資する場所って仕入れだけじゃないですよね。

 

設備投資もそうだし、広告費や人件費もそうです。
ひいては、自分への投資も必要ですよね。

 

むしろ、物販のキャッシュフローって、すごく簡単な部類です。
なんたって商品が介在していますから。

お金が商品になって、またお金になる。

という単純な流れですから、実はすごくわかりやすいのです。

 

そうじゃない、もっと抽象的な投資の方が、
そのキャッシュフロー(とあえて言いますが)
を見極めるのが困難になります。

 

例えば、アルバイトさんを雇って時給をお支払いする。
その時間あたり、どれだけ仕事をしてくれるかはもちろん、
その後成長してくれる上澄み分も考慮して人件費を払うわけで、
単純に数字では計れない難しい側面があります。

 

設備投資などにしても、
例えば事務所を借りて、今まで自宅で仕事をしていた環境を一気に変えたと。
でも実際にそれによってどのぐらい利益が伸びたかって、
はっきりと数字にすることはできないですよね?

 

そう考えると、物販におけるキャッシュフローは、
コツさえつかめばコントロールがものすごく簡単です。

 

同時に、そこから初めてどんどん経験を積んでいけば、
そのうちに仕入れ以外の要素においても
キャッシュフローを考慮した判断ができるようになります。

 

前回の記事(有在庫販売と無在庫販売の違いを比較【メリットデメリット】
でも書きましたが物販のメリットの中でも、
『キャッシュフローを実践的に学べる』という要素は
最大のメリットの一つです。

 

ここまで書いて、本来書きたかったことから
多少脱線していることに気づきましたが笑

 

お伝えしたかったのは

 

・物販をやるからには真剣に数字と向き合おう
・キャッシュフローを意識・勉強しよう
・そうすれば成功率がアップする。
・そしてそれが今後のビジネスに繋がるから。

 

ということです。

 

雰囲気的に感じ取っていただけると幸いです!!!

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