輸入ビジネス小ネタ

甘くて危険?ヨーロッパ仕入れのメリットデメリット

2016/11/28

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輸入ビジネスを別の呼び方で呼ぶ時によく、

『欧米輸入』

なんて言い方をします。

 

中国輸入と区別するためにそう呼んでいるのですが、
多くの方は『米輸入』だけをしていると思います。
『欧』の方に取り組んでいる方は結構少ないはず。

今回はそんな『欧』つまりヨーロッパからの仕入れについて
記事にしてみようと思います。

 

メリットもありますが当然デメリットもあります。
ぜひ参考にしてみてください^^

 

 

仕入先はアメリカだけじゃない

 

 

輸入ビジネスというのはもともと、
『海外に売っているけど普通の人は買えない商品を
代行して買うことによってその手間賃を利ざやとしていただく』

という仕組みで成り立っています。

 

ですから、仕入先がアメリカだけである必要は全くなく、
日本以外からの仕入れであればどの国から仕入れても
それは輸入ビジネスになるわけです。

大きく分けると『中国輸入』『アメリカ輸入』が
主流にはなるのですが、
それはその国での市場規模が大きいからそうなっているわけで
ヨーロッパも十分面白い仕入先であることは間違いありません。

 

実際、今ではそんなに扱っていないのですが、
僕が小売仕入れをがっつりやっていた頃は
月の仕入れ値でだいたい100万円ぐらいはヨーロッパからの
仕入れで賄っていました。

当時の総仕入れ値のだいたい1/4ぐらいですね。

 

そのほとんどがヨーロッパ各国のAmazonからの仕入れで
当時は競合もかなり少なかったので、
美味しい思いをしたことを覚えています。

 

正直、昔に比べるとそういう仕入れをしている人が
増えている傾向にありますので
昔ほど美味しい市場ではなくなっていますが、
それでも十分に稼げる市場であることは間違いないです。
(アメリカからの輸入にしても競合がすごく多いですが
それでも稼げるわけですから、それと一緒でやり方次第です)

 

慣れてくると、いろいろと仕入れ方法はあるのですが、
とりあえず初めての方はヨーロッパ各国の
Amazonから仕入れをすることをお勧めします。

 

 

便利なツール takewari

 

ヨーロッパ仕入れにおいて、一番便利なツールと言えば

takawari

です。

 

このツールは、日本のAmazonのASINを入力することで
アメリカAmazonのみならず、世界各国のAmazonでの
価格差を一瞬にして割り出してくれるツールです。

具体的にはアメリカ・イギリス・カナダ・スペイン・フランス
イタリア・ドイツ・中国のAmazonの価格差を表示してくれます。

 

リサーチの仕方もすごく簡単で、AmazonでコピーしたASINを
トップページの検索窓に打ち込んで検索するだけ。

 

takewari

 

 

それだけでこんな感じにズラーッと
検索結果を表示してくれます。

 

takewari2

 

 

後は一番安い国のAmazonからチェックをしていくだけです。

 

基本的にヨーロッパ仕入れにおいては転送会社を使いませんので
日本へ直送してくれるセラーでないと仕入れることができません。
それらを確認しに行く。ということですね。

 

何と言っても各国のAmazonを徘徊するだけですから、
特に新しい知識がいらないことがメリットです。
ご存知の通り、Amazonはどの国でも同じUIを採用していますので。

ですから、いつも普通に米Amazonでリサーチをしている人ならば
同じような感覚でリサーチができるということです。

 

 

VATについて

 

 

日本でいう消費税のことを海外ではVAT (Value Added Tax)と呼びます。

 

付加価値税、と言って、消費税と違うのは『商品によって税率が異なる』
というものです。(日本でも最近付加価値税を導入するか、検討されていますよね)

 

ヨーロッパではこのVAT採用しており、
国内の買い物ではあらゆる商品にVATが課税されます。

ですが実は、このVATは国内取引の際のみに適応されるもので、
実は国外に輸出する際には「消費地課税の原則」と言って

「輸出される商品の原価は、税抜きの原価でなければならない」

という決まりがあるために、非課税になります。

 

そして、この税率はEU諸国の中でも各国微妙に違っていて、
非課税になる割合も当然微妙に違います。

 

ですので、欧州Amazonで買い物をする際には、
表示されている価格と、カートに入れて決済をするときの価格に
差異があることが多いのです。

表示されている価格よりも、カートに入れたときの価格の方が
安くなるわけですね。

 

ですから、その分を考慮して計算をする必要があります。

もちろん、直送にかかる送料もありますから、
必ず計算をするときは決済の直前まで行くようにしましょう。

 

 

ヨーロッパ仕入れは稼げるのか?

 

はっきり言ってこの仕入れの方法は
気付いちゃえば誰でもできます。

 

知らないのでやっていない人が多いだけで、
知っていれば何のことはない、超簡単なのです。

ですから、意外と競合が多いですし、
今後もどんどん競合が増えていくと思われます。

 

簡単な気持ちでガンガン仕入れていると
痛い目にあうことを保証します笑

 

冒頭にも書きましたが、だからと言って稼げないわけではなく、
もっと競合が多い米Amazon仕入れでも未だに稼げるように、
ちゃんとリサーチができていれば十分に利益を取ることができます。

 

例えば、ASINがダブっていない商品を扱うとか、
競合の動きを細かくチェックして値上がりしたところで売るとか、
みんなが見ていない自己発送セラーから仕入れるとか、

 

ちょっと工夫を加えるだけで、一気に稼げる市場になります。

 

 

結局、どの国から仕入れるとかは関係なくて、
リサーチの基本は同じということです。

直送で仕入れる分、回転も多少早くなります。
(イタリアは国際郵便適当なのでおっそいですが笑)

 

 

ぜひ、自分なりの工夫をして、
チャレンジしてみてください^^

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