輸入ビジネス小ネタ

【輸入ビジネス】初心者時代にやると大体失敗する手法や行動 6選

2016/12/23

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僕は独学で輸入を始めたため
数え切れないほどの失敗を繰り返してきました。

その後、コンサルティングを始め、
さらに多くの人の失敗を見てきました。

そんな失敗の中でも特に『初心者時代ならではの失敗』
にフォーカスして記事にしたいと思います。

先人に学ぶ。という意味でぜひ参考にされてください^^

 

 

 

どんぶり勘定

 

 

僕がコンサルをする場合、
かなり数字の管理には細かくアドバイスをするので
コンサルを受けている方にはないことなのですが、

初めてお問い合わせをいただいた方とか、
そういうパターンであまりにも数字管理が雑なために
ビジネスがうまくいっていない。
というケースを何度も見てきました。

 

そもそも、僕が数字に細かくなったのも
自分の失敗の経験からです。

 

物販を始めた当初は、とにかく利益を出したい一心で
とりあえずリサーチを集中してやらなくてはと思い、
数字の管理は後回しにして仕入れをしていました。

もちろん、全く数字の管理をしていなかったわけではなく
その商品がいくらで売れるといくら利益が出るか?
ぐらいは管理していたのですが
じゃあ月トータルで見ると儲かっているのかいないのか?
キャッシュフローは順調なのか?
などの全体の把握がしっかりできるほどは管理をしていませんでした。

 

最初のうちはそれでも困らなかったのですが、
仕入れを始めて2ヶ月ほど経ったときに
お金が増えていないことに気づいたんですね。

「あれ?利益は出てるのにどうしてお金が増えないんだ?」

と疑問に思ったのです。

 

今思えば、仕入値を上げているから当たり前なのですが

(詳しくは↓の過去記事で解説しています。)
輸入物販のキャッシュフローと在庫についての捉え方・考え方

当時はその意味が全くわからなかったのです。

 

それで、とてつもなく不安になるのですが
その不安に対しての答えが、全く見つからない。

こんなときに、数字の管理をしっかりとしていれば
全体の流れを数字で捉えられますので
その流れを見て『あぁ、こういうことか』と
安心することができるわけですが、
管理をしていないと闇の中なんですよね。

 

当時はそれでも
「いやいや!大丈夫なはずだ!」
と、根拠のない自信で仕入れを続けて
それが結果に繋がったからよかったものの、
もし本当に良くない状態だったら
大きな怪我をするところでした。

 

このように、どんぶり勘定でビジネスをしてしまうことで
大事なときに大事な判断ができなくなってしまうことがあります。

判断するための基準がないわけですから、
そりゃ正しい判断なんてできませんよね。

 

当たり前のことなのですが、
初心者の頃ってやること覚えることがたくさんなので
管理は後回しにしてしまいがちなんですよね。

それだけに、むしろ一番大事な作業だと思います。
数字管理は絶対にある程度細かくやるべきです。

 

 

 

感性で仕入れを行う

 

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僕がやっている&教えている欧米輸入ビジネスは、
目利きにセンスを必要としません。

 

明確に現れている数字を参考に、
基準を超えたものだけを仕入れし
その通りに販売していきます。

そこに、個人のセンスや価値観、好みなどは介入の余地はなく
むしろなるべくそういったものを排除すべきと考えています。
(上級者になればもちろんセンスを取り入れて良いのですが)

 

しかし、これまた何故か初心者の頃って、
ちょっと自分のセンスで仕入れをしてみたくなっちゃうんですよね。

 

僕もなんどもそれで失敗をしました。

『これは格好良いから絶対売れるはず!』
『多分この商品は売れる』
『このメーカーの商品は売れると思う』

〜はず、とか、〜思う、とか、多分とか。

 

それでうまく行く人はほんの一握りの
本当に目利きの才能がある人だけです。

 

 

十中八九、初心者時代にこれで仕入れをすると
結構ひどい失敗につながります。
(僕もなんどこれで商品を捨てる羽目になったか笑)

初心者のときほど、数字に真摯に、
ルールを守って仕入れをすることが求められます。

 

 

 

流行を追う

 

 

今度○○の映画が上映されるから
そのグッズが売れるようになるはずだ!
今のうちに仕込んでおこう!!

 

手法としてはかなり効果の高いものですが、
実はこれも初心者時代にやると失敗します。

 

 

そもそも、そのようなことは、
物販をやっている人間であれば
誰でも思いつきますし
相当数のセラーが同じ商品を仕入れます。

 

そして、特にそういう流行系の商品は
中堅以上の経験のあるセラーが参入する傾向にあります。

仕入れスキルも、資金力も、
多くの場合自身よりもよっぽど強力なセラーです。

 

 

こちらがAmazonから仕入れているときには、
すでにメーカーや卸から商品を仕入れ、
今にも出品するぞというタイミングのセラーが
待ち構えている。なんてことも往々にしてあるのです。

 

 

流行品は当たれば大きい分、
単純転売よりもライバルのレベルが高くなります。

 

自身のスキルが上がり、戦えるようになってからなら
流行を追うのは大いにありですが、
まだその素地が身についていない状態で
流行を追って仕入れをするのは
裸で戦場に赴くような行為です。

 

扱いたくなる気持ちもわかりますが、
そこはぐっとこらえた方が得をすると思います^^

 

 

 

同じ商品を大量に仕入れる

 

 

初心者の頃はリサーチがなかなかうまくいかず、
本当に大変ですよね。

 

僕も、始めたばかりのころは
今月は300万仕入れました!みたいなことが書いてあるブログを見ては
『絶対嘘だ!』とか思っていました笑

 

数時間リサーチをして、見つかるのは数個、
下手したら収穫なしの日も・・・
なんてこともざらにありますよね。

 

そんなときに、良い商品とめぐり合うと、
どうしてもその商品をたくさん買いたくなってしまいます。

 

月に10個売れていて、競合は3人なんだけど、
5個ぐらいは仕入れていいかな?
とよく分からない理論を展開し、必要以上の量を
仕入れてしまうことってあると思いますし、
その気持ちは痛いほどわかります。

 

ですが、そうやって多めに仕入れたときに限って、
何か問題があったり、大きな値下がりが起きたりで
痛い目にあうことが本当に多いんですよね。

それに必要以上に仕入れているわけで、
ダメージが通常の何倍かになって跳ね返ってきます。

 

 

コンサルティングなどでは、
慣れるまでは初めて仕入れる商品に関しては
必ず1個だけの仕入れにしてくださいと徹底しています。

 

 

その分、販売機会は少し失うことになるのですが、
失敗したときのダメージを考えると、
その方がよっぽど安全だし、期待値が高いです。

ぜひ参考にしてください^^

 

 

 

リサーチ中に目的がすり替わる

 

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リサーチをするにあたって、
皆さん何かしらの目標を設定すると思います。

 

今月中に○○万円の仕入れをする。
来週までに○㎏分の仕入れをする。

 

みたいな感じですかね。

 

 

これ自体は全く問題ないですし、
むしろ目標設定は絶対にすべきです。

 

 

しかし、注意すべきなのはここからで、
その目標は利益を得るために設定しているはずなのに、
その目的がいつの間にか擦れてしまうことがあります。

 

例えば、10㎏分の仕入れをするという目標があったときに
あまりにも『10㎏』仕入れなければ、という思いが強くなり
本来は利益を出すためにやっていることなのに、
いつのまにか10㎏仕入れるということ自体が目的になってしまう。

すると、なぜかなるべく重いものを仕入れようとしたり、
それこそ過度な量の仕入れをしてしまったり。
そういう状態になってしまいます。

 

あくまでも、立てる目標は

『結果を出す』

ことを目的として作られたものです。

 

目標自体が目的になってしまわないように気をつけましょう。

 

 

 

高額商品にフォーカスしすぎる

 

 

『同じ商品を大量に仕入れる』と近いですが、
これも初心者時代に失敗してしまう鉄板の考え方です。

 

やはり、単価の高い商品の方が、
売れればでかいですし、仕入れも楽なので
どうしてもそこを狙ってしまいがちです。

ですが、商品が高額になればなるほど、
ディスカウントが効きやすい商品ですので
直取りをしているセラーとバッティグする可能性が高まります。

 

ヤフオクなどで販売するのであれば、
梱包や発送諸々の手間がかかりますから
ある程度高額(8000円以上ぐらい)
なものを扱うという考え方で良いですが、

アマゾンで商品を販売する場合は、
商品数が増えても大して労力が変わりませんので
ライバルの強い高額品を仕入れるよりも
そんなに単価の高くない商品を狙った方が
比較的楽に稼げます。

 

それに、初心者時代はミスをする可能性も高いです。

 

高額商品を扱って、何かしらの見落としがあって
販売できなくなった、もしくは返品されてしまった。
という際のダメージも、より一層大きくなります。

できるだけ、価格帯なども偏らない方が
損をする確率はぐっと下がると思います。

 

 

 

まとめ

 

 

いかがでしたでしょうか?

 

今までに300名以上の方を指導してきましたが
上記パターンに該当してしまったケースは
10や20ではききません。

 

それだけ共通している失敗のパターンですので
避けた方が良いことは明確かと思います。

 

 

全てに言えることですが、
経験が蓄積して、スキルが上がった
中級者以降は上記で紹介したことをしても
何も問題ないと思います。
(数字管理は別ですが)

 

 

しかし、初心者の頃は
できるだけ基本に忠実に、
自己流をなるべく排除して作業するのが
成功への近道です。

少しでも日々の作業の参考になれば幸いです^^

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