ビジネスマインド

AIの発達でなくなる仕事となくならない仕事の違いを考えてみた

2017/07/03

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20年前は電車に乗る際には駅員さんに
切符を切ってもらう必要がありました。

しかし今では自動改札が完全に普及して、
そのような仕事はほぼなくなってしまっています。

 

このように、テクノロジーが発達することにより
今後も今まであった仕事がなくなるということは
十分に考えられます。

しかも、AIの発達スピードは異常なほど早く
思っている以上に多くの仕事が
今後なくなっていくと予想されます。

 

ということで今回は、
そんなAIの発達でなくなる仕事や
そうでない仕事について僕なりの見解を
記事にしてみたいと思います。

ビジネスの方向性も、
今後はそういう予想の元、
考えていく必要がありますので
ぜひ参考にしてみてください^^

 

 

 

なくなる可能性が高い仕事

 

 

巷では、自動運転が完成することで
タクシー運転手や配送業の運転手という仕事がなくなるとか
ネットでのツールが充実することで
税理士の仕事がなくなるとか。

いくつかの職業に対して危機感を煽るような
情報がいくつもあります。

 

もちろん、上記のような仕事がなくなる可能性は
少なくないと思います。
ただ、この記事ではもう少し大きな枠でなくなる仕事のことを
考えてみたいと思います。

 

最終的に、機械に奪われてしまうということは
『機械にできてしまう仕事』であると言い換えられます。

機械は24時間働き続けることができて
不平不満を言うことがありません。

どう考えても、人間と機械が同じ仕事ができるならば
機械にその仕事を任せた方が効率が良く、コスパも良いのです。

 

それが自動運転だったり、AIの発達だったりするわけですが、
どの分野の発展が進んでいて、だからその分野の仕事が危ない。
と言うよりも、先に書いた通り

『機械にできてしまう仕事』

は全てなくなる可能性があると言って良いでしょう。

 

では、『機械にできてしまう仕事』とは
どのような仕事のことを指すのでしょうか?

 

僕はおそらく『自分の中で完結する仕事』
全て機械に取って代わられる可能性があると思っています。

 

前述した運転系の仕事は、仕事をするにあたって
そのほとんどが自己完結する仕事です。
こう言ったものは、簡単に機械で代用できるようになります。

 

タクシーの場合は『会話』と言う部分が
最後の砦になると思いますが、
果たしてタクシーに乗るのに会話を求めている人が
一体どれだけいるかを考えると、
0にはならないにしてもあえて人間が運転する意味は
限りなく少ないでしょう。

 

税理士さんにしても、書類をまとめたり、書類を作る仕事は
自己完結系の仕事なので、機械でもできます。
(これは今すでにできるようになっていますよね)
あと残るのはアドバイスとかコミュニケーションなのですが
今でもfreeeとかで代用しちゃっている方が多いのを見ると
それもそんなに需要がない気がします。

 

その理論でいうと、物販でのリサーチとか、
そのような作業もいずれ人間の手でやるのがバカらしい時代に
なると思います。

だからこそ、今のうちにやっておいて
なるべくそれよりも上のビジネスモデルを
手に入れておくことが重要なのです。

 

料理・配膳・土木作業・レジ打ち・搬入陳列・農作業・畜産業

 

これらの仕事は0にならないとしても
基本的に自己完結しやすい仕事ですから
確実に労働人口は減る職種だと思います。

 

そう考えると、その職を失った人はどうなるのか
を考えるだけでちょっと怖くなってきますが、
それはそれでなんだかんだ上手くいくと思っています。

その話はまた別の機会にするとして。

 

かなり多くの仕事がこれからなくなっていくことは
もはや避けられない事実といって良いでしょう。

では逆に、機械に取って代わられない仕事とは
どんなものなのでしょうか?

 

 

 

無くなりづらい仕事1 受け取り側が許容できない仕事

 

 

例えば、お医者さんとまったく同じ作業ができる機械があるとします。
人間のお医者さんと機械のお医者さんがいたとして、
あなたはどちらに病気を治療してもらいたいですか?

きっと多くの人が『人間のお医者さん』と答えると思います。

 

これは倫理観の問題で、
『機械がやっちゃダメでしょ』
という認識が多数派を占めるうちは
その仕事は機械に取って代わられることはありません。

 

ですから、冒頭に『自動運転』を例にあげましたが
これも実際はいつ普及するかは微妙なところです。

技術自体は普及ベースに乗ったとしても、
受け取り側であるユーザーに
「機械に運転させるなんて、怖い」
という認識が強く残って入れば
一般に普及するのはまだ先ということになりますよね。

 

自動運転の場合は、比較的早くその認識は
変わると思うので
(飛行機とかも最初はみんなビビったはずです。
でも今は大丈夫という認識が多数派ですよね)
普通に普及しそうな気がするのですが、
医療などのように人の命が関わる現場では
顧客側の認識もそうですが、倫理観によって
大きなブロックがかかるはずです。

 

 

他には裁判などもそうですね。

人の人生を決める、人を裁くということを
機械がやっていいものなのか?
この議論に決着がつくのは当分先だと思います。
仮に機械の方が冷静に正しい判断を下せるとしても
その判断に対して納得できるかというと
なかなか難しいですよね。

 

 

あとは芸術ですね。

きっともう少しすれば絵も音楽も小説も。
人間と同じレベルで機械が表現するようになります。

でも、じゃあ機械が作った音楽を聴いて
その音楽のファンになりますか?
と考えて見ると、なんだか嫌な気がする方が多いはずです。

この認識が大きく逆転しない限りは
その分野の仕事がなくなってしまうということはないです。

 

 

それでも、いつかはそれすらも機械がやってしまうのでしょうけど
おそらく20年30年は取って代わられることは
ないのではないかと予想しています。

 

 

 

無くなりづらい仕事2 人と人の関係性がある仕事

 

 

自己完結できてしまう仕事は無くなりやすい。
と前述しましたが、
その逆で、人との関係が深く求められる仕事は
なかなか無くなりづらい仕事と言えます。

 

いくらAIが発達しても、人間の感情とかそういうところを
理解するまでにはかなり時間がかかるはずです。

ですから、経営とか、指導とか、相談とか。
そういう人対人のジャンルにはなかなか参入できないと思います。

 

もちろん、技術的には可能だとしても、
前項の『受ける側の認識』が追いつかないこともあって
なかなか普及はしないでしょう。

 

そして、ここからが僕の言いたいことなのですが、
基本的には、誰かに雇われて。という形ですと
『自己完結型』の仕事をする可能性が高くなります。

 

あえて極端な言い方をすると、
『末端』として働く機会が多くなる。ということです。

そして、機械が奪う仕事はその『末端』からですから
職種によってはその状態が非常に危険だったりするわけです。

 

もちろん、勤めでも機械に奪われないオリジナリティのある
仕事はたくさんあります。
なので、全部が全部そうということではないのですが、
確率で行ったら危険性は高いと言わざるを得ません。

 

ですので、だからこそ個人でビジネスをすることが
今後は本当に重要になるのだと思います。

 

先ほども書いた通り、個人でビジネスを始めて
今最初にやるような作業は、
今後機械でできるようになってしまいます。

しかし、その先のビジネスモデルへと進めれば
今度はそれを使う側、または人を使う側に
移行することができるのです。

 

そして、その立場は機械で代用することができません。

 

もちろん、AIの発達などで、世の中が変わっていきますから
今やっているビジネスが延々と続くことはないかもしれません。

しかし、経営側に一度回ってしまえば、
方向転換はいくらでもできますし
それをするのが経営です。

 

大事なのは、今のうちにその環境を持っておくこと。
それが必ず将来食い扶持につながる大きな財産となります。

 

今はまだそんな感覚はないですが、
あと数年もすれば、ビジネスは競合との戦いだけでなく
機械との戦いにもなるはずです。
(税理士業界は既にそうです)

 

そういう意味では、今のうちにビジネスに取り組んでおくのは
むしろ早い方で、特な立場なんですよね。

 

僕も、機械にお仕事を奪われないように頑張ろうと思っています。
いっつもそうですが、今が最大の頑張りどきですね^^

 

 

 

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