欧米輸入交渉マニュアル

Amazonのセラーに交渉しよう【欧米輸入】

2017/11/06

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前回の記事では『eBay』の交渉について解説しました。

 

 

今回はAmazonでの交渉に関して
解説をしていきたいと思います。

 

考え方は一緒ですが、少しだけ特性が違いますので
その辺りを参考にしていただけると良いと思います。

 

 

 

Amazon.comから交渉先を探す方法

 

 

まずは、Amazon.comにて、交渉先を
探していきましょう。

 

今回も、実際に調べながら解説をしていきます。

この商品を見ていきましょうか。

 

 

amazon1

 

 

Amazon.comで調べてみると出てきました。
この商品を扱っている出品者を確認します。

 

 

amazon2

 

 

 

 

amazon3

 

 

※今回はわかりやすくするために
あえてショップを見つけようとしています。
Amazonで交渉先を探していると
メーカーにたどり着く割合の方が多いのですが
本来はメーカーに優先的に交渉する方が
効果的だと思います。

 

 

出品者がズラーっと表示されますので、
出品価格の安い順に確認をしていきましょう。

 

ここで、評価などもチェックしてください。

 

Amazonで評価が悪い出品者の場合は
ショップを運営していたとしても
何かしらトラブルにつながる可能性がありますので
この時点で切ってしまっても良いです。

 

eBayで調べたときと同じように、
アカウント名で検索をかけます。

 

 

amazon4

 

 

どうやらヒットしたようです^^

※アカウント名だけでは絞り込めない場合は
『アカウント名 電話番号(Amazon上の)』
『アカウント名 商品名』
などで検索すると見つかることもあります。

 

ショップに入り、商品名で検索したところ、
ちゃんと取り扱いがありそうです。

 

 

amazon5

 

 

この時点でも結構安いですね。
このまま仕入れても下手したら利益が出そうです。

 

こうして、交渉先を見つけて、
メールもしくは電話をしていく。

 

基本的にはこの繰り返しです。

 

 

 

欧州Amazonからも交渉先を探せます

 

 

アメリカ以外の国にもAmazonはあります。

 

特に、欧州Amazonは米Amazonに比べて
リサーチをしている人が相対的に少ないので
意外なお宝が眠っていたりします。

 

各国のAmazonをコツコツ調べるのも
ある意味良い方法なのですが、
欧州Amazonから交渉先を見つけるのであれば
『TAKEWARI』を使用するのが効率的でしょう。

※現在TAKEWARIがサービスを停止しています。
現状ではSmaSurfなどを利用して
リサーチをするのが最善だと思います。

 

欧州Amazonで該当商品を見つけた後は
先ほど紹介した流れで交渉先を探すだけです。

 

唯一米Amazonと違う点としては、
転送会社が使いづらい。ということでしょうか。
VATという税金が関わってくるので
それはまた別記事で解説しますが
基本的には日本への直送での取引になると思ってください。

 

アメリカでの交渉の場合は条件によって
転送会社を使うか、直送をするかを選べますが
直送だけしか選択肢が(基本的には)ないため
欧州での交渉の方がちょびっと難易度が上がります。

 

ちなみに、米Amazonで交渉先を探していても
欧州の企業にたどり着く場合があります。
輸出をしている。というケースですね。

 

この場合もほぼ考え方は同じですので
その交渉先がどの国に本拠を置いているかは
ちゃんと確認するようにしましょう。
(現地に支社があれば問題ないです)

 

 

 

Amazon上での交渉もありだけど、不効率

 

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ここまで、Amazonで商品を見つけ、
そこから派生して交渉先を見つける方法について
解説させていただきました。

 

eBayでの交渉の場合は、
わざわざネットショップを探さなくても
セラーに直接交渉する方法もあると紹介したのですが、
Amazonではセラーへの直交渉は不効率です。

 

経験上、eBay以上にAmazonは直交渉に厳しいですし、
仮にAmazon内で交渉をして取引もAmazon上で行う場合、
ディスカウントの方法がややこしいですし、
そもそも手数料が高いので大きな値下げも期待できません。
(直交渉をすれば手数料分安くしてくれる可能性があるわけで)

 

良いところが一つもありませんので、
最初からAmazon外での連絡先を探した方が良いですね。

 

 

 

その他、注意点

 

 

4電話番号のないショップには気をつけよう

 

ショップを見つけた際には必ず『電話番号があるか』を確認しましょう。
電話をするためというよりも、信用できるかの確認のためです。

 

電話番号がないショップでトラブルが起きる割合が多いので
未然にそれを防ぐための一つの基準としてください。

 

メーカーならば電話番号がないということはまずありえないですが
小規模なショップだと少なくないです。
もちろん、番号がないから絶対だめ、ではないのですが
特に慣れないうちは避けた方が良いと思います。

※電話番号がないと何かのトラブルがあったときに
メールのみしか連絡手段がなくなりますので
音信不通になってしまう可能性もあります。

 

 

メーカー以外の交渉先ではPayPal決済が良い

 

メーカーとの取引であれば、最初から信用がありますから、
クレジット直決済でも、海外送金でも問題はないのですが、
やはりショップなどと初めて取引する場合は
少なからずリスクがあります。

 

ですから、最初はできるだけPayPal決済で支払いをしましょう。

 

なぜPayPal決済が良いかというと、
何かあったときに補填が一番効きやすいからです。

PayPal決済>クレカ決済>送金

の順番でリスクが増していきます。
(海外送金の場合は保証はないと思ってください。
クレカに関しても保険はありますが、適応が面倒です)

 

多少手数料が高いPayPal決済ですが、
それは保険料だと割り切りましょう。

※手数料を負担するのは売り手側ですので
実際にPayPalを使うことで支払額が直接高くなることはありません。
が、売り手側としたらPayPalよりも直決済などの方が
手数料が安いため、ディスカウントに反映させてくれることも多いです。

 

 

Amazon上での商品名はなるべく使わない

 

交渉先を見つけてメールなどを送る場合、
そのメールに商品名を記載することがあると思います。

 

その商品名をAmazonでの商品名表記で送ってしまうと
場合によっては相手が『?』となることがあります。

 

こちらはAmazon→交渉先と辿っているので
普通な気がするのですが、
相手からしたら、いきなりダイレクトに連絡が来るわけです。
そこで、ショップ上の商品名ではなくて
Amazonでの商品名で交渉をされたら、ちょっと違和感ありますよね。

 

細かいところですが、できれば交渉の際には
交渉先のプラットフォームで使われている商品名で交渉をしましょう。

※ショップ内で管理のために使われているアイテムナンバーなどを
記載するととてもわかりやすいですね。

 

 

 

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