欧米輸入交渉マニュアル

メーカーを探そう【欧米輸入】

2017/11/18

tumi

 

 

 

今まで、Amazon、eBayでのセラーへの交渉や、
ネットショップへの交渉を解説していましたが
今回はいよいよメーカーへの交渉についてです。

 

と言っても特に特別なことをするわけではないですし
むしろメーカーへの交渉の方が他の方法よりも
よっぽどシンプルです。

 

ただ、比較的求められる資金が大きくなることが多いので
資金が少ない方はショップへの交渉などから始めましょう。
資金が多い方はいきなりメーカー交渉をしてしまって良いと思います。
(後述しますがメーカー取引でも少資金で仕入れることも可能です)

その際に行くつか注意点がありますので、
その辺りを解説させていただきます。

 

 

 

メーカーの探し方

 

 

ネットショップなどとは違い、
メーカーを探すのは簡単です。

シンプルにメーカー名で検索するだけです。

 

多くの場合、メーカーは検索されたときのために
他の商品と競合するようなメーカー名は採用しません。

ですから、検索すれば一発で見つかることがほとんどです。
(商品名で検索するのではなく、メーカー名で検索しましょう)

 

方法としては以前ネットショップの検索で
解説した通り、google.comにて検索をするか
duckduckgoなどの検索エンジンで調べましょう。

 

実際に探してみましょう。
今回は、

 

 

mk1

 

 

この商品を調べてみます。

 

枠内の部分にメーカー名が記載されていますので、
まずはこのキーワードで検索をしてみましょう。
(duckduckgoで調べました)

 

すると以下のような検索結果が表示されました。

 

 

mk2

 

 

見つかったっぽいですね。

 

 

ちなみに、メーカー名ですぐにヒットしなかった場合は
メーカー名+商品型番などで再検索してみましょう。

 

メーカーサイトに入ってみましたが、
間違いなさそうです。

 

 

mk3

 

 

念のため、該当商品がちゃんと存在するか、
右上の検索機能で調べてみても良いです。

 

 

次に、問い合わせの窓口を探しましょう。
ページ上部のメニューバーに窓口があることもありますし
ページ下部にあることもありますので
目視でくまなく探してください。

 

このサイトの場合、ページ下部に
『Contact』の項目があり、
そこにメールアドレスが記載されていました。

 

 

mk4

 

 

このようにして連絡先を見つけて、
あとは今まで通り交渉をしていくだけです。

 

やり方自体は本当に簡単ですよね。

 

 

 

メールアドレスに連絡するか、問い合わせフォームで連絡するか?

 

 

メーカーごとに、お問い合わせフォームを用意しているところもあれば
メールアドレスしかないところもあります。

 

どちらかしかなければある方に送れば良いのですが
両方ともある場合はどっちに送れば良いか、
悩んでしまうこともあると思います。

 

ネットショップへの交渉の場合と少し違い、
メーカーでは

『ビジネス用問い合わせフォーム』

が用意してあったりします。

 

 

そもそも、メーカーは基本的には
直接個人には商品を販売しませんので、
商品を卸すのは対事業者になります。

 

なので、専用のフォームがあることが多いのです。

 

 

僕の考えとしては

1、ビジネス専用フォームがある場合はそこから
2、ない場合はメールで
(こちらにもBtoB専用のアドレスなどがありますので
あればそちらを優先)
3、メールアドレスもない場合は通常の問い合わせフォームより

の優先順位が良いと思います。

 

その上で、例えば『1』で返信がなかったら
今度は『2』で再度メールを送ってみる。
みたいに何度もチャレンジするのはありです。
(というかそのぐらいの執念は持ちましょう)

 

 

 

連絡用のメールアドレスはフリーメールで良いのか?

 

 

対メーカーとなると特に、こちらの規模が
小さいことを気にする方が多いです。

 

規模自体の話は後ほど解説しますが、
その中で一つ気になるのが

『メールアドレスのドメインはどうするべきか?』

ですね。

 

Gmailなどのフリーメールを使用して
メールを送るのは流石に規模感を疑われるのではないか?
と考える方も多いはずです。

 

結論から言うと、できればメールのドメインは
ちゃんと取った方が良いです。

 

 

おそらく、日本に比べると海外は
フリーメールに対する嫌悪感というか、
そういうものはかなり少ないとは思うのですが、
それでも多少は値踏みされる要素です。

 

ドメインが会社名や屋号になっているだけで、
少し『ちゃんとしている感』が出ますよね。
コストも安いので、ここは独自ドメインを
取っておいて損はありません。

 

有名どころとしては、
ムームードメインとかロリポップとかですね。

 

ただ、コスト的にも設定の煩わしさ的にも、
僕は

 

Gmailの独自ドメイン

 

をオススメしたいです。

 

 

月600円から独自ドメインを取得できます。
スプレッドシートのことなど、
その後のことを考えてもオススメです。

作り方も簡単ですので、
ぜひ比較検討してみてください。

 

 

 

メーカーの規模について

 

 

メーカー仕入れにおいて、
一番のマインドブロックは

『メーカーが大きすぎる』

または

『自分が小さすぎる』

ことによるギャップに対する劣等感です。

 

 

『大きなメーカーは取りづらい』
『自分の規模では相手にしてくれない』

 

 

などのように勝手に判断をして、
交渉すらしない、ということがあると思います。

 

 

確かに、メーカーともなれば、
個人は相手にしないところもありますし、
交渉が成立してもMOQ(最低発注数量)が300だとか、
ハードルは高いことが多いです。

また、支払い方法が銀行送金であることが多いので
支払う際のリスクは少し高めです。

 

 

しかし、じゃあそのようなメーカーに
交渉することの『リスク』ってなんでしょう?

 

交渉して断られるとお金を取られるわけでもない、
何かペナルティがあるわけでもない、
あっても『時間がかかる』だけですよね。

交渉することにほとんどリスクがないわけですから
リターンの可能性が少しでもあるならば
それは『やるべき行動』です。

 

実際に、誰もが知っている大きなメーカーから
大口の交渉が取れたなんてケースはよく聞きますし、

こちらが個人で、規模がまだ小さいと伝えても
取引をしてくれた。ということも普通にあります。

 

勝手に萎縮して交渉先を潰すことほどもったいないことはないです。
そういうフィルターはできるだけ外して
ガンガン交渉するようにしてください。

 

 

また、それと近い話ですが、
交渉の条件についてもマインドブロックがありますね。

 

メーカーだから、少ないロットでの取引は許してくれない。

と思っている方が多いです。

 

しかしこれも、勘違いです。

 

許してくれないところもありますが、
意外と大丈夫なところの方が多いです。

 

もちろん、言い方は工夫しますよ。

『テスト仕入れであること』
『その後に大きく取引をしていくこと』
『その準備があること』

などをちゃんと伝えれば、
向こうにとっても悪い話じゃないですからね。

 

 

どうしても『メーカー取引』となると、
ネットショップとの取引などと比べて
仰々しく思えてしまいます。

 

もちろん、押さえるべきところは押さえますが
やるべきことは変わりません。

 

過度に慎重になるよりも、
あまり気にしないで数をこなした方が
上手くいく確率が上がります。

最初はそうは言ってもなかなか難しいと思いますが
ちょっとでも参考になると幸いです^^

 

 

 

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