ビジネスマインド

人生をゲーム(RPG)として捉えるといろいろなことに気づく、話

2018/01/22

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最近ノウハウ系の記事が多かったので、
ちょっと休憩がてらマインド系の記事を。

 

昔から、ビジネスはゲームに似ている。
ゲームの感覚でやるとうまくいきやすい。
などと言い続けてきましたが、
今回はそれをまとめてみたいと思います。

 

ゲーム好きじゃない人にも
なんとなくわかると思いますので
ぜひ参考にしてみてください^^

 

 

 

初期ステータスは人それぞれ

 

 

当たり前の話ですが、
人それぞれ『初期ステータス』が決められています。

 

顔が良いステータスで生まれた人もいれば
背が高いステータスを持つ人もいます。

足が速いとか、頭の回転が早いなども
ある程度初期に割り振られています。
(後述しますが、訓練で伸ばすことも可能)

 

僕は、そういったものは全て『ステータス』
だと考えています。

 

それこそ、実家がお金持ちな人とか、
親のコネで良い会社に入れる人なんかも
僕は『初期ステータスに恵まれた人』
と思っています。

 

そう思うと妬みとかってあまり無くなりますし
自分の環境にもある程度納得がいきます。

 

 

スヌーピーが言っていたように

『配られたカードで勝負するっきゃないのさ、
それがどうゆう意味であれ。』

なのです。

 

 

ゲームでも同じで、
初期ステータスが割り振られる
システムを採用しているものが多いです。

 

ゲームの場合はリセットが効くのですが
人生ではリセットは効きません。
ですから、初期ステータスを
『受け入れて』その上で
じゃあ何ができるのか?
何をやるべきなのかを決めなければいけない。
そう考えるのが正しいと思っています。

 

 

例えば僕自身の場合は、

 

・実家ステータスは低め
→貧乏だったし、親が離婚して借金があり
さらに貧乏生活に

・育ちステータスも低め
→いつも家では親が喧嘩していて常にストレスがあった
勉強などもできる環境ではなく、
兄弟で遊ぶばかりだった

・祖父祖母ステータスは高め
→特におじいちゃんは小さい頃から教育をしてくれた
本を読むのが早いのは当時速読の技術を教わったから
あとは囲碁などを教えてもらって考えることも好きになった
歴史の本とかも小さい頃から読ませられて経験に学ぶことを理解した

・外見ステータス低め
→顔がでかい、足が短いなどのバグがあり

・身体能力ステータスは低め
→走るの遅い、泳げない

・運動神経は高め
→走るの遅いけど、鬼ごっこでは負けない
球技などは何やっても得意

・頭脳ステータスは多分高め
→理由はわからないけど、勉強しなくても
だいたいクラスで一番だった

 

と、こんな感じの初期ステータスでした。

 

であるからして、
私立高校にも行きづらかったし、
大学進学なんてもってのほか。

なので、高卒後、専門一年行って
すぐに就職しました。
(専門学校はなぜかテストの点数が良くて
授業料免除の特待生でした)

 

ただ、当時から

『自分にあるカードは変えようがなくて
そのことについて何を嘆いても仕方ない』

と言う思いはあったので、
そのような状況にいることを
恨んだり、嫌な気持ちになることは
1回もなかったように思います。

 

今では、むしろそのような状況で
よかったとさえ思ってます。

 

初期ステータスは完全に運です。
生まれる場所は選べないですからね。

 

むしろ日本で生まれている時点で、
かなり運が良いわけで。

 

ですから、そこについてああだこうだ考えるよりも
じゃあ今手元にある条件で、
何ができるのか?

そう考えるのが健全だと思います。

 

 

 

成長値にも割り振りがある

 

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初期ステータスに似たような話ですが、
『成長値』にも割り振りがあると考えています。

 

ゲームでいうと、有名なのはポケモンですね。
ポケモンってイメージ以上に高度なゲームでして、
例えば同じ『ピカチュウ』でもそれぞれの個体ごとに
『個体値』ってのが存在していて、
レベルが上がるごとにステータスが伸びやすい個体と
伸びにくい個体が存在しています。
(個体値が良いポケモンを生み出すために
なんどもなんども交配して子供を選別する
『厳選』という作業があるほどです笑)

 

人間も一緒で、その人それぞれに『成長値』が設定されています。

 

例えば、1ヶ月全く同じサッカーの練習をしても
人によっては上手くなったり、全然上達しなかったりの
差が出たりしますよね?
ざっくりいうとセンスとか才能みたいな話なのですが、
このような成長の差って明らかに存在します。

一方、サッカーの上達が早かった人が、
今度は絵の練習をしたら全然上手にならなくて、
サッカーは上達しなかったけど、
絵の練習をしたらどんどん上手くなる。
のような逆転現象が起きるのも
成長値が細かく割り振られている面白さです。

 

 

ビジネスで言えば

・セールスの上達が早い人
・コミュニケーションの上達が早い人
・リサーチスキルの上達が早い人
・事務作業の上達が早い人
・人を使う作業の上達が早い人
・経営判断の上達が早い人

のように、あると良い能力はいくつもありますが、
そのそれぞれに『得手不得手』があるはずです。

 

そして、過去にもこんな記事を書きましたが

 

成長値が低く設定されている能力については
育てるのを諦めた方が良いです。

なぜかというと、必ずその能力の成長値が高い人がいて
その人にはその分野では勝てないからです。
それよりも、成長値が高い能力をいち早く見つけ、
そこを伸ばすことに注力した方が良いです。

 

ドラクエで言えば、MPを持っていない戦士に
魔法覚えさせても意味ないじゃないですか。
戦士は、攻撃力を上げて前線で戦うか、
HPをあげて壁として使用するかが一番良い使い方です。

魔法が主要攻撃の魔法使いの攻撃力を上げても
あまり意味ないじゃないですか。
確かに道中MP節約で物理攻撃できると良いのですが
それじゃあ魔法使いとして魅力がないじゃないですか。

 

成長値の低いものを無理して埋めていくのではなくて
成長値の高いものをどんどん伸ばしていく。
よくある六角形のグラフで言えば
なるべくいびつな形の方が上手くいくし、
魅力的だと思うんですよね。
(勤めの場合は違うケースもあり)

 

 

 

(基本的に)スタートは最初の街というぬるま湯

 

 

ドラクエなどでは、
最初の町の周りにはスライムとか
一角うさぎなどの弱い敵しか現れません。
(例が古いか笑)

 

戦って死ぬこともない代わりに、
もらえる経験値も大したことがないです。
しかし、自分も大したことがないので
大したことがない経験値でも
少しずつレベルアップしていきます。

 

人生においても、
例外を除き、最初はぬるま湯的な環境から
始まります。
(そうなじゃないパターンの場合は大変ですけど
あとで恐ろしく大成したりする)

 

そして、厄介なのが、
自分の意思で次の街に行こうとしない限り
いつまでたっても最初の街で
留まってしまうということです。

 

 

僕は25歳ぐらいまでは
そんな感じでした。

家庭環境などはそこそこ厳しいとは言え、
治安の良い国で育ち、ご飯は普通に食べられて
学校もいける。
普通に考えて恵まれています。

で、特に新しい何かにチャレンジすることもなく
なんとなく生きていた。

こうなるとですね。
最初はそこそこレベルアップしていくんだけど
だんだんとレベルが上がりづらくなって
それでも次の街いかないから
ずっと同じ場所で気持ちよく倒せるモンスター相手に
マウントを取っている状態になります。

居心地は良いんだけど、
成長はないですよね。

 

それに、最初の街から出ないRPGなんて
少なくとも僕は面白く感じません。

仮に、苦労したり、悔しい思いをする可能性があっても
次の街に足を運び、強敵と相見えたほうが
刺激的な人生になると思うんですよね。

 

魔王を倒すまではいかなくても良いけども、
常に次のチャレンジを考えつつ、
強敵と戦っていくことって、
特にビジネスにおいては大事なんじゃないかなって思います。

 

 

 

レベル上げは不効率?

 

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僕は、レベル上げ厨です。

 

RPGをプレイする際は基本的に、
たっぷり時間をかけてレベル上げをして
万全の状態でボス戦に臨みます。

ストレスなくボスが倒せると
それはそれで気持ちが良いですし
達成感もそこそこあります。

 

しかし、ゲームにおいても人生においても
実はそれってすごく不効率だということに
大人になってから気づきました。

 

わかりやすくドラクエの話でいうと、
『カンダタ』という最初の方に出てくる
中ボスがいるのですが、

こいつをストレスなく倒すためには
手前のカザーブという村の周辺で
モンスターを狩って、レベル上げをすると良いです。
記憶が正しければ主人公のレベルが12ぐらいあると
何も考えずに攻撃していても勝てます。

ですので、確実性をとればカザーブで
レベルを12まで上げて、
それでカンダタに挑むのが良いのですが、
カザーブに出てくるモンスターはそこまで強くないので
12レベルまで上げるのにそこそこ時間がかかります。

だったら、レベルを8ぐらいまで上げたら
すぐにカンダタと戦ってしまい、
(8ぐらいで倒せた記憶が・・・苦戦するけど)
なんとか勝利して、次のノアニールという街の
周辺でモンスターを狩った方が、
もらえる経験値が多く、すぐにレベルが上がります。

 

これと全く同じことが、
人生やビジネスにも言えるのです。

 

新しいチャレンジをするときって

・とりあえずチャレンジしちゃおう!

って人と

・しっかりと準備をしてチャレンジしよう。

という方に大きく分かれます。

 

輸入ビジネスなどであれば、
すぐに仕入れなどに取り組む人と、
とりあえず本などを読んでガリガリに情報収集してから
始めようと考える人の違いですね。

これ、統計的には前者の方がうまくいきます。

 

理論的には先ほどの話と全く同じで、
すぐに取り組む人はその分失敗の可能性もあるけど、
得られる経験値が大きいからレベルがどんどん上がっていくわけです。

一方、準備に時間をかける人は失敗の可能性は少ないけど
その分、不効率にレベル上げをしている状況なのです。
場合によっては、準備だけして終わり。というケースさえあります。

 

勉強するよりも、実践の方が何倍も
経験値が高いじゃないですか。

 

ですので、レベルアップという意味では、
難しい、できないかもぐらいの難易度設定の方が
うまくいくことにつながるケースが多いのです。

 

 

 

装備・道具によって大きな差がつく

 

 

RPGにおいては『装備』がかなり重要な要素になります。

どうのつるぎとロトの剣では
圧倒的な性能差があるわけですね。

 

また、冒険最初のうちは『薬草』を
いくつ持っているかが生命線になります。
キメラのつばさも忘れちゃいけませんね。

 

では、我々のビジネスにおいての
装備や道具とはどんなものでしょうか?

 

わかりやすいところで言うと
まずはPCですね。これは武器に当たります。

防具としては机、椅子、作業スペース、でしょうか。

アクセサリーとしてはマウス、ディスプレイなどかな?

 

これらが良いものに変わっていくだけで、
ビジネスにおいての強さが向上します。

 

また、道具で言えば細かいところですけど、
例えば納品の際のガムテープをそのまま使うか?
ガムテープカッターみたいなものを使うか?
によってもすごく些細な違いですけど、
効率が良くなりますよね?

PCなどになると、投資額が大きいので
そうなんども変えることはできませんが、
細い道具ならばどんどん良いものにできるはずです。

 

RPGに慣れていないときは
装備を軽視する傾向にあります。
慣れてくるとその大事さがすごくわかるようになる。

 

これ、ビジネスでも全く同じことが言えますね。

 

 

 

レベルが高ければ、天才型にも勝てる

 

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RPGにおける『レベル』という概念って
発明だと思います。
(マリオとかにはそういうのないですよね?)

 

昔はレベルは100まで、と決まっていましたが
最近は『ディスガイア』などのゲームのように
レベルがどこまでも上がっていって、
ダメージも1兆とかまで跳ね上がるとんでもゲームも存在します。

 

 

ビジネスにおいてはこの概念ってすごく大事です。

 

 

よく言うことですが、
これから時代が移り変わって
多くの人がビジネスに参入してきます。

今まではエリートサラリーマンだった人が
個人ビジネスの業界に入ってくる可能性も
普通にあるのです。

 

このような方と、一直線上で戦ったら普通に負けます。
悲しいかな、人としての能力の差ってあるのです。

 

しかし!!

 

レベルという概念がこれを覆してくれます。
仮にその人がめちゃくちゃ天才型だとします。

個人ビジネスレベルが1なのに、
攻撃力がすでに100ある。みたいな。
レベルが10になれば攻撃力が200だし、
成長値もかなり高いでしょう。

一方、僕らはレベル1では攻撃力10のパンピーです。
いっせーのでビジネスを始めたら勝ち目がありません。
ただ、僕らには

『早い段階で個人ビジネスに目をつけた』

という大きなアドバンテージがあります。

 

今のうちにレベルを稼ぎましょう。

 

レベル100で攻撃力が300しか行かなくても、
レベル10の天才には勝てるのです。

 

そして、ビジネスとして先を走っていれば
その分得られる経験値も高くなります。
理論上は、一定の差をつけてしまえば、
いくら相手が天才でもそうそう追いつかれない
レベルと能力差を作ることができます。

 

そういう意味では、本当に今この時が勝負なのです。

 

 

 

パーティーというシステム

 

 

ドラクエ3を例に出すと
(多分一番知名度が高いので)
最初の村で仲間を選ぶことができます。

戦士、武闘家、魔法使い、僧侶、盗賊、遊び人

ですかね。

 

それぞれに特性があって、
得意なことと苦手なことがあります。
(主人公は勇者です)

 

そして、その中で4人のパーティーを組んで
その後の冒険を戦っていきます。

 

全員戦士で揃えれば、圧倒的な攻撃力で
敵をなぎ倒すことが可能です。
しかし、物理攻撃に強い敵が現れた途端、
何もできずに全滅してしまいます。

お互いの特性を活かしつつ、
バランスの取れるパーティーを作って
冒険する必要があるわけです。

 

個人ビジネスにおいては、
パーティーという概念は一般のビジネスよりは薄れますが
それでもすごく大事です。

 

先ほど書いた通り、どうやっても自分には向いていない
『成長値』の能力って出てきてしまいます。
自分で全部できるぜって人は
多分井の中の蛙です。
ある部分においては絶対に勝てない能力を持っている人が
世の中にはごまんといます。

そして、そのような能力が必要になった場合に、
外注やスタッフという形で
パーティーを組むことができる。
これがビジネスの素晴らしいところです。

 

そして、今後『パーティーを組む』こと自体が
今以上にもっとやりやすくなります。
そういう世の中がきます。

 

だからこそ、自分の苦手なことは放置で良い。
その分は誰かが埋めてくれるから。

 

逆に自分の得意な部分を伸ばしていないと、
誰かに必要とされる自分になれないわけですね。
全部の能力が平均だったとすると、
これからの時代は魅力がない人間になっちゃいます。

 

自身が『勇者』としてパーティーを集めることもそうですし、
自身が『勇者以外』としてパーティーに参加することもそうです。
(これが同時並行的に行われるようになります)

 

そうしたときに、自分はどう活躍できるのか?
それを今から考えることは
とても重要だと思います。

 

 

 

主人公=プレイヤー

 

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RPGですと、主人公がプレイヤーで、
他のキャラクターはAIだったりします。

 

しかし、現実世界ではそれぞれのキャラクターが
意思を持って動いていて、
その全員が主人公です。

 

それぞれの主人公がレベル上げをし、
新しい街に繰り出し、装備を整え
ボスと戦っている。

そして、パーティーを組み、
さらに大きなチャレンジをする。

 

そのようにして動いています。

 

 

そして、ゲームのキャラと違うのは、
誰かに操作されるのではなくて、
そのキャラ自身がプレイヤーであり、自分だということ。

 

ですから、キャラとしてのレベル上げや装備なども重要ですし
パーティーをどう組むかも重要なのですが、
一番重要なのが

『プレイスキル』

だと思います。

 

自分というキャラをどのように育て、どう動かすか?
その指示を出すのは全部自分自身です。

 

そして『プレイスキル』のことを『マインド』と呼ぶのだと
僕は考えています。

 

 

これだけRPGのことについて書いておいてなんですが、
僕は今、RPGを全くやりません。

これには明確な理由があって、
プレイスキルが引き継ぎづらいから。

 

今は、アクションとか、FPSとかのゲームを
よくやっているのですが、
そのようなゲームって、そのゲームをやらなくなっても
そのゲームで得たスキルを、
次のゲームで存分に活かせるんですよね。
大人になって、そのようなストックがないと
ゲームができなくなってしまいました。
(悲しいことです)

 

なので、引き継ぎが難しいRPGはやらない。

 

けれど、RPGには『そのゲーム限定の』プレイスキル。
ってものがあります。
限定だから引き継ぎづらいんだけど、
そのゲーム内では確かに活かせるスキルです。

 

例えば『クロノ・トリガー』ってRPGがあります。
僕、このゲームが大好きで、
必ず毎年プレイしているんですね。
もう20回はやってます。

そうすると、このゲームにおいてのプレイスキル(マインド)
はバッキバキに育っているので、
超効率的にクリアできるんですよ。

 

ただ、だからと言ってドラクエやFFが上手なわけではないという。
そこがRPGを大人になってやらなくなった理由です。

 

 

しかし、人生というRPGはそもそも
引き継ぐ必要がないものです。
他のゲームに切り替えることなんてできないし
この一回で終わりです。(多分)

 

ですから、そのプレイスキル(マインド)を伸ばしていくことには
圧倒的な意味があるわけです。

 

そう考えると、自分でビジネスをするのは
そのプレイスキルを効率的に向上させる
最良の方法かもしれません。

 

つまりは人生を謳歌できる人ってのは
プレイスキルの高い人なのではないか?
マインドが育っている人なのではないか?
そう思うのです。

 

こうしてゲームと照らし合わせて考えると
人生やビジネスとの共通点がかなり多くて、
色々と気づきがありますね。

 

 

ちなみに、僕は実際にこの世界はバーチャルリアリティー、
つまりゲームの中だと思っています。
その理由は話すとこの記事の3倍ほどの量になるので
また気が向いたら書くとして、
この記事が何かのヒントになると、すごくうれしいです^^

 

 

 

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