コスパを最大にする道具への考え方
2018/02/01
ビジネスを効率的に進めて行く上で
『道具』の存在は欠かせません。
今回は、そんな『道具』に対する
コスパの考え方を解説したいと思います。
ぜひ参考にしてください( '-' )
もくじ
道具への投資は惜しまない方が良い
例えば物販ビジネスをしているならば、
PC、PC周辺機器、デスク周り、梱包資材
などが必ず使う道具です。
一番最初から良いものをそろえる方は少ないと思いますが、
ある程度利益を出せるようになったら
だんだんと道具に投資していきたいですよね。
あらゆることに当てはまりますが、
道具への投資は惜しまない方が良いです。
高いものにはそれなりの理由があり、
効率が重要なビジネスでは、
道具による影響は計り知れません。
特にネット仕入れの場合はPCが命ですから
最低でもここだけにはしっかり投資すべきです。
場合によっては仕入れよりもよっぽど大事。
しかし、では実際に道具を購入するときに、
どのレベルのものを検討すれば良いのか?
それはまた難しい問題です。
身の丈を超える買い物をしても
逆効果になることもありますので、
できれば『ちょうど良い』道具を
手に入れたいところですよね。
高いお金を払った方が良いのか?
わかりやすく、PCの話を例にとってみましょう。
最近は技術の発展で、
比較的安い値段で良いPCが買えるようになりました。
それでも、上位モデルはなかなかのお値段で、
出そうと思えば100万円以上の買い物をすることも可能です。
お金が無限にあれば、
「一番高いやつをちょうだい」
で問題ないのですが、
お金は有限ですし、ビジネスを頑張っている最中は
できるだけ無駄な出費はしたくないはずです。
経験上、むやみに高い道具を買っても
効果が薄いことが多々あります。
ですから『高ければ良い』ということでは全くないのです。
ただ、逆に安すぎる商品ばかり揃えるのも
当然ながら効率を下げる要因になりますので、
ざっくり言うと
『効果がなるべく高く、
価格がなるべく安い道具』
を選ぶことが重要なんですね。
では、そのような商品を選ぶ際に
どのような考え方で臨むと良いのか?
僕はいつも以下のような考えで
道具を選ぶようにしています。
費用対効果の上昇の仕方
費用に対しての効果の上昇の仕方って
以下のグラフのようになることがほとんどです。
ある一定のラインまでは、
費用が高くなればなるほど効果がぐんぐん伸びます。
一方、一定のラインを超えると、
費用が高くなっても効果の伸びがそれについてこなくなります。
もちろん、費用が高くなれば効果は上がるのだけれども、
費用が上がっているほど効果は上がっていない、状態ですね。
デスクトップPCで言えば、15万円ぐらいまでは
高ければ高いほど性能が右肩上がりです。
もちろん、30万、40万と価格を上げれば、
15万円のPCよりも性能が良くなりますが、
効果として恩恵を受けられることが比較的少なくなります。
わかりやすく数値にすると、
5万のPC 効果10
15万のPC 効果50
30万のPC 効果60
みたいな感じですね。
お金がたくさんあれば、
できるだけ高い道具を買っても良いですが、
そうでない場合は
『ちょうど効果の伸びが緩くなるポイント』
(画像で丸をつけたところ)
を狙って道具を購入するのが良いです。
逆に言えば、どんな状況であれ
どうせ道具を購入するならば
そのポイントを狙った方が良い。とも言えます。
15万円のPCって、
資金が少ないと購入するのきついじゃないですか?
でも、どうせ道具を新しくするならば
ちょっと背伸びしてもそのあたりを購入すべきです。
中途半端に安いものを購入する方が
よっぽど勿体無いです。
(物理的に買うお金がない場合は除く)
道具ごとのちょうど良い価格(自分調べ)
ということで、
僕が実際に色々購入して思った、
道具ごとの適正価格を紹介したいと思います。
あくまでも主観なので
参考程度にしていただけると幸いです( '-' )
PC
デスクトップなら15万、
ノートなら+5万。
(Winの場合)
Macの場合はさらに上記に+5万。
それ以上は蛇足です。
ちなみに僕は35万ぐらいのPC使ってますが
はっきり言って機能の数割しか利用できてません。
多少趣味が入ってしまっています。
マウス
1万円が妥当かと思います。
2,3000円のマウスと1万円のマウスを比べると
異常に使いやすさが違います。
2.3000円のマウス買うぐらいならば、
1000円ので十分です。
1万円になると多機能マウスも選べるので、
ショートカットキーなどをマウスジェスチャで
実行することもでき、非常に効率的です。
椅子
これは買った人しかわからないと思いますが、
椅子は10万円ぐらいまでは本当に効果の伸び率が高いです。
僕は15万円のエルゴヒューマン(オットマン)を利用していますが
数年使用していてもへたらないし、腰痛にもなりません。
「椅子に10万!?」
と思うかもしれませんが、
座り仕事が多いこのビジネスで
椅子ほど大事な道具はないかもしれません。
騙されたと思って、
10万ぐらいの椅子を買ってみてください。
蛇足ですが、あくまでも『ビジネス用の』椅子に関する話です。
リラックスをするための椅子になると、
また話は違いますので、あしからず。
(リラックス系の椅子ですと25万ぐらいが妥当かも)
ディスプレイ
物販のリサーチのためにディスプレイを使うと考えると
妥当な金額は1万円ぐらいです。
ディスプレイはその種類によってかなりの価格差がありますが、
リサーチの場合は解像度とかあんまり関係ないので
1万円で十分です。
(ゲームやったりするなら3万は出したいところ)
プリンター
エプソンの一番安いものですと、
5000円以下でもプリンターが買えてしまいます。
しかし、インクを無駄に使ったり、故障もしやすかったりしますし
どうせプリンター持つならスキャナーとかついていた方が便利です。
ですので、複合機を買うのが良いです。
だいたい3万円ぐらいが妥当な金額ですね。
僕はブラザーの複合機使ってますが、
他社に比べてインクコストがすごく安くて、満足してます。
寝具
ビジネスの道具か微妙ですが、
日中の体力を作るものと考えたら立派なビジネスの道具です。
特にベッドに関してはお金かけた方が良いです。
シングルだと15万ぐらいかな?
信じられない人はショールームに行って
小一時間ぐらい仮眠してみてください。
(怒られると思いますが)
びっくりするぐらい睡眠の質が変わるはずです。
僕は数年前に25万のダブルベッドを買ったのですが、
今は妻と息子に占領されて、
昔からある普通のベッドに寝ています。
たまにタイミングが合うときに高い方のベッドで寝るのですが
疲れの取れ方があまりに違ってビビります。
(自分用にもう一つベッドを買う予定です)
また、枕は1万円ぐらいが妥当な価格かと思います。
枕は人によって合う合わないがありますので、
メーカーは選ぶべきですが、どのメーカー選ぶにしても
予算は1万円以上にすることをオススメします。
プライベートには応用しない方が良い
このように、ものには『コスパがちょうど良い価格』が存在します。
コスパってのは安いということではなくて、
『値段の割に効果が高い』ことを示します。
ビジネスにおいては、コスパをしっかりと見極め、
一番効果の期待できる投資をすることが重要です。
それにより、作業能率が圧倒的に変わりますし、
それに対する投資も少なくて済みます。
(結局仕入れも広告も投資もその考え方ですよね)
なので、その感覚を養うことが重要なのですが、
これをプライベートで行うとあまり良くないです。
例えば、車ならば400万ぐらいまでが効果の上げ幅が大きく、
それ以降になると効果の伸びが悪い割に、
価格だけは青天井なのです。
だからと言って高すぎるものは無駄!
って考えるとそれは非常に貧しい考え方じゃないですか?
また、外食ですと、飲食経験者から言わせていただくと、
1万円以上の値段になったら料理の味は大して変わらない。
と思って良いです。
それ以上の値段は、場所や雰囲気、演出にかかるお金です。
なので、味だけを求めるならば1万円ぐらいの予算で
飲み食いするのが一番コスパが良いのですが、
そこばっかり意識しているとこれまた心が貧しい。
あまりにも効果を気にしすぎて生きると、
その生き方自体が効果を減少させるものになってしまいます。
ですから、プライベートではあまりそういうことを
気にしないことをオススメします。
ビジネスでコスパのことばかり考えていると、
どうしてもプライベートでそれがニョキッと出てくるんですけどね。
あえて自制することも大事だと思います。