実践者インタビュー#1 ソラヌマさん(TMPメンバー) 【代理店ビジネス→雑誌掲載!】
インタビュー記事第一弾!
ということで、今回は『ソラヌマさん』にインタビューをしました。
確認してみたら2015年の10月ごろからおつきあいがありました。
ブログもやっていらっしゃるのでご存知の方も多いかも。
今年に入って、代理店契約→プレスリリース→雑誌掲載→展示会出展
と、どんどん新しいことにチャレンジされているソラヌマさん。
ぜひ何かの刺激を受け取ってほしいなと思います^^
ではいきます!
ビジネス開始〜10万円まで
ーそれではよろしくお願いします。
「宜しくお願いいたします」
ーではいきなりですが、ビジネスを始めたきっかけと始めた時期を教えてください。
「まず始めたきっかけは仕事が嫌だったことと(笑)
何かに一生懸命になりたいという思いがありました。」
ーわかります笑
そのときにしていた仕事はやりがいのあるものではなかったのですね。
「まぁ、ヤ◯ト運◯だったんですけど、やはりやらされる仕事じゃないですか。
自分で作っていく仕事ではなくて。それが嫌だったってのはありましたね。」
ー最初は副業からですよね?
始めたのはいつぐらいからですか?
「2015年の春頃から始めましたので、もう少しで丸3年です。
年齢的には33歳の頃にスタートしたことになりますね。
そのころに何か新しいことをやりたいと思って色々情報を探していました。
その中に当然としぞーさんとか、他の独立している発信者さんたちの情報もあって、
単純に楽しそうだなって思いました。」
ーなるほど。
一番最初に取り組んだのはどんなビジネスだったのですか?
「もともとアウトドアが好きだったんですよね。
個人的に、アウトドア用品が海外で安く買えることは知っていて
それと同時に仕事の中でFBAのシステムを知って
あれ?これは自分にもできるんじゃないかな?
と思って、海外のサイトでアウトドア用品を購入して
FBAに納品したのが最初ですね。」
ーそれ面白いですね。
仕事でってことは、FBA納品商品の集荷をしていたってことですよね。
「そうです。当時からこの人たちなにやってんだろうってずっと不思議でした(笑)
気になって聞いてみると、Amazonに納品して販売しているのだと。
細かく聞いてみると本当に優れている仕組みだと。」
ーなるほど笑
では普通の流れというか、単純転売から始めた感じではなくて
ショップ仕入れがスタートだったのですね。
その結果はどうだったのですか?
「失敗でした。(笑)
赤字にはなりませんでしたけど、不良在庫も抱えてしまって
トントンぐらいで終わりましたね。」
ーその後、転売に取り組むわけですよね?
「そうです。仕入れを初めて2ヶ月ぐらいして、
もっと良いやり方を探すうちに転売に出会いました。
実はそのタイミングである方のコンサルティングを受けたのですが、
それがあんまり良くなくて、とにかくぜんぜん返事がこないんです。(笑)
このままだとダメだって思いました。
よく考えたらどこかで『コンサルを受ければ結果が出る』と
甘えていたところもあったかなと思い直して
自分で頑張らないといけないと気合を入れ直しました。
その後は、ネット上の情報を漁ったりしながら
少しずつ進めていきました。
当時としぞーさんが紹介していた土屋じゅんさんの教材なんかも
参考にしたことを覚えています。」
ーあ、たくさん販売した覚えがあります笑
新規カタログ作成のやつですよね。
「そうです。こんな考え方もあるのか。
と視野が広がったことを覚えてます。
転売で頭が凝り固まっていたのですが
『あ、なんでもやっていいんだ』と気づきました。
他にもそのような形で情報をどんどん入れていって
その後は視野を広げつつ色々と試していって
だんだんと結果がついてくるようになりました。」
ーほぼ独学ですね。
ちなみに利益10万円を達成したのはいつ頃ですか?
「9月だったと思います。始めてから約半年ですね。
確か5月に売上が上がり始めたので販売開始からは5ヶ月ですね。
でもそのときはラッキーで達成した。という感じでした。」
ーそのときに10万円達成したことにはどういう感情を持っていましたか?
「とにかくお金が増えない。でした(笑)
数字の計算もイマイチ分かっていないし、
キャッシュフローは回っているけど、これ本当に儲かっているのかと。
まだ不安な部分の方が多かったように思います」
副業時代〜独立まで
ーその後、転売を強化したのですか?
それとも方針転換をしたのですか?
「その後はすぐに交渉に移行しました。
当時成約したメーカーと今もやり取りがあったりします。
そのメーカーと繋がったのがかなり大きくて
利益で20万ぐらいまではすんなりいきましたね。
たまたま取れてしまったので、最初はよかったのですが
その後はなかなか新規取引先を開拓できなくて低迷期が続きました。
そこから1年ぐらいは副業でずっと取り組んでいたのですが、
とにかく睡眠時間が短かったを覚えています。
もちろん交渉もしていましたが、転売方面ではebayにかなり時間を使っていました。
アラートはもちろん、セラーに値切り交渉をしたり、
ルールを作ってただただ機械的に動いていました(笑)」
ーその副業時代に、一番良かった月でどのぐらいの数字でしたか?
「記憶が定かではないですけど、売上で200万ぐらい、
利益で言うと40万いかないぐらいだったと思います。」
ー副業でその結果が出ている状態って、どのような感覚なのですか?
辞めようかなとか、考えたりもしたのですか?
「もう当時は本業にしようと決めてたんですけど、当然不安もありました。
でも一方で、常に変化がある世界なので、その変化についてく努力をしていけば
なんとかやっていけるだろう。のような漠然とした自信もありました。
独立を意識し始めたのは2016年の終わりぐらいですね。
売上が200万ぐらいで、交渉と転売両方やっている状態でしたね。」
ー独立の動機としては『これがやりたい!』みたいな目標があったのですか?
「あまりなかったように思います。
どちらかというと『仕事を辞めたい』という思いが強かったですね(笑)」
ーその後、2017年の春に独立されたのですよね。
そう考えるとちょうど1年ですね。
辞めてから変わったことなどありましたか?
「融資が降りたのもあって、しばらくは余裕ぶっこいてました(笑)
今考えると、大きなお金を扱ったことがなかったので
お金そのものの扱い方を分かっていなかったと思います。
それでかなりお金を無駄にしたこともありました。
そのお金に関する感覚はこの1年ですごく変わりました。」
独立後〜低迷期?笑
ーやっぱり独立してからすごく成長したって感覚がありますか?
「というよりも、独立してから長いこと緩んでいたので
今年に入ってからですね。今年に入ってからすごく成長できています。
自分でも変わっていくのがわかります。」
ーじゃあ随分長い間余裕ぶっこいていたのですね笑
「はい(笑)その通りです。
去年の終わりぐらいに『このままじゃ本当にまずいんじゃないか?』
と思ってそこから気を引き締めて頑張っています(笑)」
ー僕の記憶が正しければ、1年前ぐらいの独立した頃は
『あまり働きたくない』っておっしゃっていた気が・・・笑
「そうだったような気がします。
会社員時代のストレスから解放された反動もありましたし
なんと言うか、仕事が降ってくる感覚から抜け切れていなかったのだと思います。
今は現実を自分で作っていく感覚がすごくあるので
むしろそれが楽しくて働きすぎています(笑)」
ー話は変わりますが、販路として楽天を使っていますよね?
初めたのはいつぐらいですか?
「2017年の5月ぐらいですね。
当時はとにかく販路増やせばOKと考えていましたので
楽天、Wowma、Q10、自社ショップととにかく手を出していました。
今思うと相当お金を無駄にしましたね。
時間的にもかなり浪費したと思います。
当時は何やってもある程度形になると思っていたので
例えばコンテンツマーケティングみたいな形で
ブログを外注さんに書いてもらって、自社サイトに誘導して
商品を販売するみたいなこともやりましたが鳴かず飛ばずでした(笑)
結局、残ったのは楽天だけです。
楽天は比較的最初から売れてくれたので力を入れることができました。
初月から30万程度売りあがったと思います。」
*現状は150万以上の売り上げ
ー今は交渉商品のみの取り扱いだと思うのですが、
いつぐらいに転売をやめたのですか?
「これも2017年の5月に全部やめました。
当時扱っている商品別に数字を整理したら
転売の数字が一番悪かったので思い切って切りました。
当時は取引先が3社しかなかったです。
その3社で売上を作っていました。」
ー時期は前後しちゃいますが、ブログもやってますよね?
輸入ブログ。
「2016年ぐらいだったと思います。
とにかく孤独だったので(笑)
話す相手がいなかったんですよね。
今はコミュニティとか結構ありますけど
当時は知り合いもいませんでした。
独り言を言うために始めた感じですね。」
*ソラヌマさんのブログ面白いんでよかったら読んでみてください。
「去年はコンサルティングも去年2名だけさせていただいたのですが
教える立場になって逆にすごく勉強になりました。
今度の展示会では元コンサル生さんにスタッフとして手伝ってもらいます。」
ー例の彼ですね。
「例の彼です(笑)」
代理店〜展示会〜これから
ーここからが本題ですね。
今年、すっごく状況が変わっていると思います。
結論から言うと代理店契約からのマーケティングによって
雑誌掲載や展示会出展まで引き寄せたと。
この辺りの流れを教えてもらえますか?
「もともと扱っていた商品を楽天で販売していた際に
お客様から商品に関する不満をよくいただいていたんですね。
それで、その不満を解消する商品はないのか?
と探していたら今の商品に出会いました。
アメリカのクラウドファンディング大手の
キックスターターで見つけたのですが、
それからは他の商品もクラウドファンディングに
アイディアがないか、いつも探しています。
そこからメーカーに連絡を取ったのですが、
たまたま日本のセラーが参入していないメーカーだったので
比較的すんなり話が進みましたね。
その後、いろいろな方面にプロモーションをしていきました。
まずはプレスリリースについて勉強しました。
雑誌などで紹介してほしいなって気持ちがありましたので
どうやったらそこと繋がるのか?すごく考えました。
話題性を演出して、編集者が反応しやすいようにページを作ったり
直接営業したりしました。
ただ、反応はイマイチでしたね。
その後、Tomoさん(のブログはこちら)
にプレスリリースがしやすいサイトを教えてもらって
そこに出したところ一気に注目を集めた。そんな流れです。」
ー存在を認識されてからは一気に案件が決まっていきましたもんね。
他には何か取り組みましたか?
「その商品ジャンルで有名なブロガーさんに商品を無償提供して
記事を書いてもらったりもしました。
その効果も相当高かったと思います。」
ーその記事僕もみましたが、あれは商品買いたくなりますよね。笑
プレスリリース後、色々と問い合わせが増えたと思いますが
どのような反応がありましたか?
「まず、2誌の雑誌に掲載してもらいました。
WEBサイトですと40以上掲載されていますね。
有名なところだとスマートニュースとかにも取り上げてもらいました。
更に運が良いことに、雑誌社が主催しているイベントの
物販ブースに出展できることになったので、
今その準備に大忙しです。」
ーTシャツ作ったり、登りや横断幕作ったり、大変そうですよね。
めっちゃ楽しそうですけど。
「結構コストはかかりますね。
イベントの入賞者の商品も提供しないといけなかったりで
元を取るだけの効果を期待しています。」
ー雑誌などに掲載されたことで、効果はありましたか?
「まず、実店舗からBtoBのお問い合わせがありました。
それと、販売ページのアクセスがそれまではほとんど0だったのに
WEB媒体に掲載後、一気に4000/日ぐらいになりました。
商品も一気に売れるようになりました。」
ーそう考えると、最初から『雑誌に取り上げられること』をターゲットにしていて
それが実っているわけですから、かなりの成功体験になりますよね。
「確かに、そう考えるとそうですね。
あんまり意識はしていませんでしたが話していてそう思いました(笑)
一度流れを知ることができたと言うのはすごく自信になりました。
次はもっとうまくできると思います。
今回は急にアクセスなどが来てしまったので
正直在庫切れなどでそこそこ損をしています。
この辺りはもっと対策できるかなと。」
ーとにかく充実してますよね。
今後はどんなことをしていきたいと考えていらっしゃいますか?
「今回の件で大体軌道に乗せるまでのルートは把握できましたので
これを他の商品にも当てはめていきたいと思います。
また、クラウドファンディングで資金を集めて、
今の動線に乗せることも考えています。
また、数字的には今は利益で100万行くか行かないかですが
このバランスをしっかりとよくしていきたいです。
利益を伸ばすと言うよりも、利益率をあげていきたいですね。
具体的には売上高利益率で50%を超える商品を作っていき、
手残りがよい物販の形を作りたいです。
今回の商品がしっかり50%を超えてくれていますので
その水準で商品を揃えるのは不可能ではないと思っています。
その上で最終的に税引き前利益が売り上げの10%残るように
(役員報酬などを全て抜いた後の会社に残る利益)
バランスを整えていきたいと考えています。
今後の抱負ですが、当然生きて行くための糧を稼がないとってのは
一番にあるのですが、それ以外にも最近になって思うのが、
このようなインタビューで喋る事ではないかもしれませんが
自分は両親とあまりうまく行っていないところがありまして。
自己分析をしたときに『親に認められたい』と言う欲があるのかなと。
その望みを満たすとしたら、
社会に役に立つ仕事をする必要があるなと思っています。
そう考えると転売よりも代理店、代理店よりもメーカーだと思うんです。
最終的には自社で世の中のためになる製品を開発して、
メーカーとして活動したいと言う気持ちが強いです。」
ーなるほど。
メーカーになるとしても今やっていることは全て良い経験になりますよね。
ちなみに、1年前はそのようなお考えはあったのですか?
「なかったと思います。
色々と経験をして選択肢が増えて来たから想像できることというか
今だったら『できないことはないんだろうなぁ』って
なんとなく思えるんですよね。」
ーその通りだと思います。
ありがとうございます。大変参考になりました!
「ありがとうございます。」