ビジネスマインド

10年先も物販で生き残るための考え方【偏見】

2018/04/14

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普通にブログを書くのが久々になってしまいましたが
今日は『10年先も物販で生き残るための考え方』について書こうと思います。

 

これは、どんな仕事に就くか?にも言えることですし
どんなビジネスをするか?にも当てはまることです。

 

皆様の仕事選びのヒントになると幸いです^^
それではいきます!

 

 

 

AIの発達と、その後の世の中

 

 

先日こんな書評音声をアップしました。

 

 

お時間がありましたら是非お聞きください。

 

お時間ない方用に簡単にまとめますと

・AI技術にはできることとできないことがある
・AI技術は基本的に四則演算をしているだけだから
計算でできることは大体できるようになる
・計算をしているだけなので『意味』を理解することは
相当難しい。もしかしたら永遠に無理かも
・それを考えると奪われる仕事とそうでない仕事が明確になる
・奪われない仕事は『意味』を理解し解釈し発信する仕事
・しかし、現代人はその能力が極端に低い
・これでは多くの人がAIに仕事を奪われてしまう
・そうならないような努力が必要

というテーマで書かれた

 

『AI VS 教科書が読めない子供たち』

 

という書籍の紹介音声でした。

 

 

僕はこの書籍を読んで大変感銘を受けまして、
音声まで撮ってしまったわけですが
このテーマって現代に生きる我々全員に関わるテーマです。

 

お子さんをお持ちの方であれば、
『この子が将来暮らしていくためにはどんな能力を育てるべきだろうか?』
という命題があるでしょうし、

 

今お勤めになっている方であれば
『この仕事はいつまで存在するのだろう』
という不安があるでしょう。

 

それと同じようにこのブログを読んでいる多くの方は
個人で何かしらのビジネスをしていると思います。
そしてそのビジネスがいつまで続けられるのか?
もしかしたら淘汰されてしまうのではないか?
という不安をお持ちの方も少なくないはずです。

当然、僕自身もそういった不安があります。
これは今に始まったことではなくて
起業してある程度結果が出てきた頃から
ずーっとテーマとして考えてきたことです。

 

インターネットが発明されて、
世の中の仕事が大きく変わったように
AI技術が発展することで少なからず
僕らの生活は変わります。
そして、仕事も変わります。

 

しかし、
『AIが全ての仕事をしてくれるから
もう仕事をしなくてよくなる』
という世界が来るのはまだまだ先でしょうから
それでも人は仕事をしないといけないし
それは今後も変わりません。

 

そんな中で、ではどんな仕事をしていれば、
どんなビジネスをしていれば良いのか?
答えがない問いではありますが、
各々考えていく必要があると思います。

 

この記事ではあくまでも僕の個人的意見ですが、
今後も残り続けるであろうビジネスの仕方について
書いてみようと思います。

 

個人ビジネスを軸に書かせていただきますが、
考え方は勤めでも教育でも転用できるでしょう。
ぜひ参考にしてください!

 

 

 

機械を使った作業はAIに取って代わられる

 

 

AIが発展することによってなくなる仕事。
みたいなニュースはいろんなところで見られます。

 

税理士がなくなるとか、レジ打ちがなくなるとか、
実際に今その流れの影響を受けている業界もありますね。
(実際はAIにとってかわれているわけではないけど)

色々な考え方がありますが、
わかりやすく基準を設けると
『機械を使用してする作業』
は大体AIもしくはテクノロジーで代用できるようになるはずです。

 

レジ打ちなどは、今機械に読み込ませる作業を人間がやっていますが
こういうものは全部オートメーション化が可能です。
運転に関しても機械を人間が操作しているわけですが
そのうち人は趣味でしか運転をしなくなるでしょう。

 

もちろん、それが良い悪いという判断はまだわかりません。
例えばタクシーの運転手が全部機械になったとして、
車内での会話を楽しみにしていた人は不満を感じるでしょう。
会話まではAIでは完璧にこなせないですからね。
レジ打ちだってそう。
なになにさんがいるからあそこのスーパー行こう。
みたいな動機で買い物をする人もいるでしょうから
これも機械では代用できません。

 

ただ、技術的に、理論的に、現在機械を媒介として
こなされている作業の多くは人間がいなくても
回るようになる可能性が非常に高いのです。

 

 

 

意味が求められない仕事も奪われる

 

 

もう少し突っ込んで考えてみましょう。

 

何度も例に出すので申し訳ないですが、
例えばレジ打ち。

レジ打ちの作業をしている間に
(僕も薬局でバイトをしていたことがあります)
何かの意味を考えて、行動することってほとんどないですよね?

もちろん、レアケースがあった場合など、
対応する必要はあるのですが、
(紙袋入れますか?問題などはその典型)
作業のほとんどは『ルール』で縛ることができます。

商品をスキャンする。
スキャンができなければバーコードを手打ち、
もしくはレジスターに表示される品目をタッチ。
合計金額を表示、提示、
現金払いの場合はお金を受け取りお釣りを渡す、
クレカ払いの場合は・・・
領収書を求められた場合は・・・

と、全部ルールで記述することができます。

 

これまた例に出しますが、タクシーの運転手。
運転も実は全てルールに則ってオペレーションすることができます。
信号の法則、道路標識の法則。

対向車が逆走してきたときでさえ、
前もってルールが決まっていれば対応することができます。
(最終的にはこのあたりは人間よりも上手になるはず)

 

AI技術やロボット技術はどこまでいってもプログラミングです。
つまり、プログラムする側がその工程において、
全てのルールを記述することができれば
その機械はなんの不自由もなく仕事ができるのです。

 

 

 

転売は終わる?

 

 

そう考えてみると、ふと気づくことがあります。

 

我々が物販を始めるときにまず転売から取り組むケースが多いですよね?
僕の体感ですと、8割以上は転売からスタートだと思います。

 

じゃあこの『転売』って、どっちに当たるんだろう?

 

少し考えればわかりますよね。

 

転売は全ての工程を『ルール化』することができます。

調べ方をプログラムして、仕入れ基準をルール化して
演算演算で商品の仕入れは出来てしまいます。
商品ごとの価格推移だって、人間が予測するよりも
AIに予測させた方がよっぽど精度が高いでしょう。
(現に、FXなどの投資ではAIの発達が目覚ましいです)

 

ですから、転売はそのうち人間がやらなくても
機械が全てこなしてくれるようになります。

 

例えば輸入ならば今までは消費者が海外で商品を探す『手間』や
少数で商品を購入する『送料の高さ』や
偽物を掴まされたり、ダメージがあったりという『不安』を
利ざやとして成り立っていたビジネスです。

これらが全てオートでできるようになると何が起こるか?
そうです。海外の商品と言えども、
日本国内で買い物するようなハードルの低さで
エンドユーザーが購入できるようになるわけです。

 

念のため補足しておきますと、
この変化はすぐには訪れないと思います。

そもそも、このようなテクノロジーが発達するためには
明確なリターンが必要です。

イーロンマスクが宇宙事業に傾倒するのも、
そのさきに超巨大なビジネスチャンスがあるからだし、

Googleがディープラーニングを利用して
囲碁のトップ棋士に挑戦したのも、
その結果が大きな広告効果になるからです。

自動運転もそう。投資系もそう。

 

一方、転売にAI技術を転用しよう!
なんて人がすぐに現れるかって言ったら
まぁないですよね。

リターンがショボすぎます。

 

ですから、AI技術自体がもっと流通するようになり、
今よりもよっぽど低コストで、超専門的な知識もいらずに
転用できるようになって初めて、
このジャンルにその波が来るものと予想されます。

それがいつかはわかりません。
ここら辺の成長速度は異常に早いので
もしかしたら予想以上に早く訪れるかもしれないし。

でも、5年は大丈夫なんじゃないかなぁと思います。

 

だから、今転売を頑張っている方や、
今まさに転売からビジネスをスタートさせようと思っている方は
別に不安に思う必要はないです。

そのまま頑張りましょう。
それで何ら問題なしです。

でも、そのビジネスモデルだけで死ぬまで食っていけるか?
と問われれば、その答えは言わずもがなです。

 

ですから、転売である程度の結果を出して
物販のイロハの『イ』ぐらいを経験することができたら
さっさと次のフェーズに向かうべきです。

 

 

 

物販ビジネスでの『意味』って何だ?

 

 

先ほどAIは『意味』を理解できない。と書きましたが
これをもっと噛み砕いて、極端な言い方をすると

『AIに人間関係は構築できない』

とも表せます。

 

そして、こここそが僕らが今後目指していく
ビジネスの形を示してくれるヒントです。

 

結論から書くと

『人間としての温度が介在したビジネスモデル』

が今後も生き残るビジネスの一つです。

 

 

では、物販ビジネスにおいての
『人間としての温度』
ってなんでしょうか?

 

 

例えば、交渉。
交渉といってもその『深さ』は様々です。
メール一本で成約する交渉もあれば
Skypeで対面通話して進める交渉もあるでしょう。
また、直接会うことだってあります。

そして、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目
といった具合に、どんどん互いの関係性は強くなります。
このように、商品の仕入れにおいて、
相手方の『人間』と時間経過とともに関係を作っていくこと。
これは機械にはできません。

そういう意味では、単に交渉をするだけではなくて
その中で取引先と深く突っ込んだ関係を築けるか?
が重要なポイントになると思います。

 

 

また、販売においても同じです。

プラットフォームで販売するだけであれば
そこに温度はいりません。

Amazonで買い物をする際に、
出品者の温もりって感じないですよね?
そういうものだからです。

でも、それが楽天とかヤフーショッピングだったら?
Amazonに比べると少しは出品者の色が見えて来ると思います。

さらにそれが独自ネットショップ(コンセプト系)だったら?
その運営者の趣味や、センスを気に入って買い物をするわけじゃないですか。
かなり温度を感じられる距離になっています。

そういう意味では、ここ数年で実店舗での販売が
見直されるブームが来るとも思います。
『やっぱネットじゃなくて実店舗だよね』的な。

 

 

今や個人が結構簡単にメーカーになれる時代です。
そのようにメーカーとして商品を開発する際にも
この『温度』が大事になります。

便利で、安価で、使い勝手が良い商品は
計算によって簡単に作れるようになるでしょう。
生産コストに関してもAI技術で徹底的に無駄を省き
今よりもさらに安くなることでしょう。
メーカーとして、その流れと勝負できるのは
一部の超大資本を持った企業だけです。

それ以外の企業は、もうそこでは太刀打ちできなくなります。

じゃあ可能性はもうないのかっていうと、全然そんなことはなくて
むしろチャンスにあふれていると考えます。

単なる便利なものや安価なものを作るのではなくて
そこにストーリやそれこそ温度が感じられるような
そういう商品づくりが求められます。

商品自体に何かの思いが込められていたり、
何かの熱意が込められていたり。

Mac製品が今でもそこそこ売れるのは、
機能半分、ジョブズ半分だと思います。

彼のストーリーや思いに共鳴した人が
今でも買い支えてくれているわけですね。

同じように、メーカーは自分たちのミッションや哲学を
表に出していかないといけません。
そして、しっかりとフォロワーを作っていくと。
そういう意味では、商品の質はもちろんですが、
一番大事なのは『コンセプト』になります。

他と被らない、自社だけのコンセプト。
そういったプロダクトを持っている企業が
今後も生き残るはずです。

 

 

 

ネットビジネスという言葉はなくなると思う

 

 

すでに今でも僕らのビジネスのことを
『ネットビジネス』と呼ぶことは少なくなりました。

そもそも世の中のビジネスで、インターネットを
使わないモデルなんて探すのが大変なほどですからね。

 

一方、確かにネットビジネスという言葉はいい響きでして、
ネットで完結するという意味が内包されていますので、
勤めていて人間関係に悩んでいる人や、
時間の拘束に頭を抱えている人から見ると
非常に魅力的に響く言葉です。

 

 

しかし、前述した通り

『ネットで完結する』

ビジネスはそれすなわち『代用されてしまう』ビジネスです。

 

 

もはや、個人のネットビジネスといえども、
そのビジネスモデルの中に『人間関係』がないと
成り立たなくなると予想できます。

 

僕もそうですが、人間関係が嫌でビジネスを始めて、
これで解放されたーと思ったら
よく考えるとめっちゃ人間関係してる。笑
みたいなことって少なくないわけですよ。
(もちろん、用意された人間関係と、
自分で選んだ人間関係は別物です)

 

これからはさらに、ビジネスの中に
人間関係を含めないといけなくなります。
それも、表面上の関係じゃなくて結構深いやつです。

僕は2年前ぐらいにそれに気づいて、
今はそのベクトルで仕事をしています。

 

 

ですから、今後長くビジネスで食っていくためには
『人間関係』がポイントになってきますし、
人間関係を円滑に行うための『人間力』が必要になります。
人間力という言葉は昔からありましたが
『AI』と対比して『人間力』と捉えてみると
何か感慨深いものがありますね。

 

人間力を磨き、使用しつつ、より良い人間関係を構築する。
そしてそれをうまい具合にビジネスの中に当てはめていく。
ビジネスで食っていくためにはそれが必要です。

 

そして、人間力を身につけるためには人と会う。
たくさんの人と話すことです。
自分が話していて都合の良い人だけじゃなくて
選り好みせずにたくさんの人と話す。
そうして、いろいろな人間がいることを知り、
見地を広げていくわけです。

 

ときには裏切られたり、悲しい思いをしたりするでしょう。
でもそういう思いができるのも人間特有のものです。
機械は悲しくなりません。

 

 

勤めの場合も同じだと思います。
勤めている会社がもろに機械やAIに食われちゃう業種だとしても
その中で確固たる地位を築いていれば、
リストラなどで切られるのは一番最後になるでしょう。
それに人間関係を構築できる能力を持っていれば
転職しても大丈夫なはずです。

冒頭の話に戻りますが、
僕も思うことですが、人間関係を円滑に行える人って
減っているのか元から少ないのかわかりませんが
(僕もその嫌いがあるけど笑)
そこまで多くありません。

逆に、今後あらゆる仕事が機械やAIに取られるわけで、
そのときに求められる人材は『人間力』がある人なんですよ。

だから、その素地が整っていれば
別にどんな業種、どんな会社でもやっていけるはず。
今よりも未来の方がそうなるはずです。
(専門的なところは機械がやってくれるので、
専門知識よりもそれこそ潤滑油的な技能の方が求められる)

 

 

また、子供の教育に関してもやっぱり『人間力』が
ポイントになると思います。

ここら辺は僕も初心者ですし、
相当に難しいところではあるのですが、
少なくとも、最低限の『意味を理解する力』を持って欲しいし、
何事にも興味を持つ『好奇心』と興味に向かうための『行動力』を
身につけて欲しいなって思います。

それさえあれば、あとは人様に迷惑かけなければ
なんでも良いです笑

 

 

すみません。
テンションあげて書いていたらすっごく長くて
まとまりがない文章になりました。
悪い癖です。

 

まとめますと、
そう簡単に人間の仕事が奪われるってわけではないですが
徐々にそして確実に仕事が減っていくのは間違いないです。
ある意味、人間  VS  AI の戦いですね。

『人間様なめんなよ!!』

精神で、人間っぽく戦っていきたいし、
それが一番勝率の高い戦い方ではないか?
ってことをお伝えしたかった記事でした!

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます!

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