ビジネスマインド

有能な人に気に入られるためのコツ5選

2018/08/31

 

 

先日タイトルのような音声をアップしたら
思ったよりも反応がいただけまして。

 

こう言うのに興味がある方もいるんだなとわかりましたので
今日は『有能な人に気に入られるためのコツ』をお届けしようと思います。

 

騙くらかして取り入る。ってよりは
本当に近づきたい人に近づくためには
どんな考え方があるのか?

 

の観点でご覧いただけると嬉しいです!
それでは参りましょう!

 

 

 

隠さない

 

 

まずこれが何よりも重要です。

 

その人に取り入りたい、気に入られたい、
そのために今気に入られようと頑張っている。

これを隠さないようにしましょう。

 

対象が有能であればあるほど、
このようなことを隠されるのを嫌います。

 

なぜならその人は有能だからです。
有能だから、あらゆるところであらゆる人に同じことをされているのです。

 

大体いつも褒められるし、周りに良くされることの方が多い。
そんな環境に慣れている人なので、
気に入られようと近づいてくる人のことをよく見ているし知っています。

 

 

モテる女性が、男性の下心を透かすように、
慣れている人ってその辺りを透かして見ることができます。

変な例え出しちゃったので脱線しますが、
特に男性でモテる(色々な異性と関係を持つ的な意味で)人って
どちらかと言うと、下心が表面に出ている人じゃないですか。
ある意味オープンに下心を出すことによって
もはや清々しさすら感じるわけです。

面白いもので、それはそれで安心感に繋がるんですね。

 

これと同じことが『だれかに気に入られたい!』
ってときに発生すると思ってください。

 

その意図を隠そうとすると、
なんとなーくうわべだけの対応に感じるんですよね。
褒められても『心から思ってないんだろうな』とか
質問されても『興味ないんだろうな』のように受け取るのです。

これでは、何をやっても効果がありません。

 

ですから、まず『あなたに気に入られたい!』と言う気持ちを
絶対に隠さないこと。これを意識してください。

 

なんなら、宣言しても良いと思います。
「私はあなたに気に入られたい。だから頑張る。」
と。

 

営業の電話が掛かってきて

「あなたに商品を売りたくてしょうがないんです!!
お願いだから5分だけ話を聞いてください!!」

といきなり宣言されたら
意外と悪い気持ちしないですよね?

 

営業だってことを隠しつつ話された方が
よっぽど気持ち悪いと思います。
それと一緒ですね。

 

 

 

会話ができる基礎知識

 

 

誰かに気に入られたい。そう思うときって
多くの場合、対象のことを前もって知っているはずです。
(場合によっては情報なしで会う人のケースもありますが)

 

これはその人のタイプによって少し違いはあるのですが
まず9割がた、人は話をすることで気持ち良くなります。
つまり、話を聞いてくれる人のことが好きです。

 

だから『聞き上手になりましょう』って言葉があるわけですが
これをそのままの文面で

『相槌とかを練習すれば良いんだ』

と思ったら大間違いです。

 

会話ってのは植物と似たようなもので、
まずタネをまいて、そこに水をあげて、花を咲かせます。
これを一人で完結させるのではなくて、
共同で作業して花を咲かせることで大きなカタルシスに繋がります。

 

本当の聞き上手とは、タネをまき、一緒に水をあげられる人です。

 

確かに、何かの話題を振って、相手が話すことを聞いていれば
一応話を聞いていることになります。
話している方も若干は気持ち良いでしょう。

 

しかし、前述した通り、そんなこと他の人にも飽きるほど
やられているわけですよ。そこにスペシャリティはない。
自分と話したときに『特別気持ちよかったな』と
思ってもらう必要があるわけです。

 

そのためにはどうしたって『会話に参加しないといけない』のです。
聞いているだけじゃダメ。

 

じゃあそれをするためには何が必要か?
簡単に言えば『共通言語』が求められます。

その人が語りたいこと。それに対応した共通の知識ですね。

 

だから、その人が興味を持っていること、詳しいことの情報を
前もってインプットしておく必要があります。
完全に覚える必要はないですよ。それは先方が勝手に喋ってくれるので。

 

ただ、少なくとも、そのジャンルが好きな人は
どんなところに興味を持って、どんな解釈をするのか?
このような周辺知識は用意しておくべきです。
(ネットにいくらでも転がっていますので)

 

具体的には、

・タネをまく
→何かの話題を提供する
(そう言えば、この前のあれってどうでしたか??)

・水をやる
→先方の話に合わせて多少の意見を挟む
(なるほど!ってことはあれと似たような感じなんですね!)

・花が咲く
→水を上手にやれば、あとは相手が勝手にテンション上がる

 

 

うーん。解説しづらいですが、
例えば僕はアニメ好きなんで、
アニメの話なら何時間でも喋れます。

 

でも

「魔法少女まどかマギカこの前見たんですよ。
あれ面白いですよねー」

と話題振られても「ですよね!」で終わってしまうし
僕の感覚からすれば、

 

『見ておいてその感想なら実は見てないか、
大して気にいってないんだな。』

 

って判断しますからね。

 

 

そうじゃなくて、ちょっと調べればいろんな情報あるんだから

「魔法少女まどかマギカこの前見たんですよ。
ただ、一個わからないところがあって、
キュウべえの役割って結局なんだったんですか?」

 

と質問されたら、もう狂喜乱舞で喋りまくりますよ。
『あ、この人は本当に興味あるんだな』って思えますからね。

 

その上で、解説している最中に

「あ、だからほむらちゃんはあんなに敵対していたんですね!」

とか挟んでくれたらそりゃ気持ち良いわけです。
(わからない例えですみません)

 

気に入られたい、って思っているわけですから、
その人のことが単純に好きか、
その人に気に入られると利益があるかのどちらかじゃないですか。

 

ってことは、単純に好きなら好きな人の興味のあることを
調べるのは苦じゃないはずだし、
自分に利益があるなら、その利益のために調べるのも
苦にはならないはずです。

 

せめて、最低限の会話に必要な知識は用意しておくようにしましょう。

 

 

 

大げさなサプライズ

 

 

ここは先日の音声で話したところです。

 

 

動画内でも喋っていますが、
冒頭にも書いた通り、まずは気に入られたいことを隠さない。
その上で、自分がいかに有能なのか?を
相手を気持ちよくさせる。という行動でアピールするわけです。

 

動画内では過去に僕自身が行っていた
小賢しいサプライズも解説しました笑

 

会社内で行われる飲み会には、
必ず参加者全員のタバコの銘柄を覚えておいて
覚えるだけではなく全員分購入して鞄に忍ばせておく。

 

そして「タバコ買ってきて」と言われたら
「あ、前もって買っておきましたよ」とすぐにタバコを手渡す。

 

相手からしたら

こいつ・・・何者だ・・・

と気持ち悪くなるはずです。

 

でも、明らかに『考えて行動できるやつだ』
『しかも他の奴とは違うレベルで』
こんな印象は与えられますよね。

 

それに、単純に自分のためにそうやって
前もって用意をしてくれた。=自分のことを考えていてくれた。
ことの証明ですから、単純に嬉しいわけですよ。

 

 

編集者として有名な見城徹さんは、
かの石原慎太郎を口説き落とす際に
初めて会ったその場で石原さんの著書である
『太陽の季節』を一字一句間違えずに暗唱したそうです。

自分に気に入ってもらうために、
こいつはここまでやるのか?

 

度を超えたアピールは大体において
プラスの方向に転じるものです。

 

まぁこれ自体はアイディアと行動力が必要なので
少し難しいテクニックになりますが、
逆に考えれば本当にこの人に気に入られたい。
と思ったらそのぐらいの情熱があって普通ですよね。

 

 

 

宇水ポジション

 

 

 

るろうに剣心、という作品をご存知でしょうか。

 

最近は別の意味で有名になってしまった当作品ですが、
その中に魚沼宇水というキャラクターが出てきます。

 

盲目の剣士で、映画だと藤原竜也演じる志々雄真実の部下として
登場するなかなかに面白いキャラです。

 

これまた江口洋介演じる斎藤一に倒されてしまうのですが、
漫画版でのラストシーンがとても興味深いんですよね。

 

簡単に説明すると、
宇水は過去に志々雄真実と戦い、ボコボコにやられてしまいます。
(ちなみに失明したのはそのとき)

その後、なぜか志々雄真実一派に加わり、
主人公である剣心たちの敵として立ちふさがります。

 

志々雄一派に加わったといっても
目的は志々雄への復讐です。

志々雄自身も
『いつでも斬りかかって構わない』
という条件で仲間に誘っているので
お互いそういう認識なんですね。

 

で、漫画内でも実際に斬りかかろうとしたこともあり。と言う。

 

そんな中で、斎藤一とサシで戦う描写があるのですが
そこで宇水さんは痛いところを突かれてしまいます。

僕の記憶が正しければこんな会話。

 

斎藤「復讐という動機で志々雄真実に近づいたは良いが
いつの間にか逆立ちしても叶わないほどの力の差がついてしまっていることに気づいた」

「しかし、周囲にそれを悟られないように、自分の自尊心のために
今でも志々雄を殺すと思ってもいないことを言い続けている」

と心の中を見透かされて笑われてしまいます。

 

これに対して宇水さんは

『何がおかしい!!』

と激昂してしまい、その直後、斎藤一に体を真っ二つにされてしまいます。
(ひどい負け方・・・)

 

 

という話を前提として。

 

気に入られたい人に復讐を企てる立場になれ!
ということではなくて笑
ポジション的には宇水さんぐらいの位置がちょうど良いですよ。
という話です。

 

具体的には、ちゃんと自分の意見を言いつつ、
ときには食ってかかる存在。
でも、実際は対立することはない。

そんな謎のポジションです。

 

いつでも、反論があったら食ってかかりますよー。
なんなら喧嘩になりますよー。
と言いつつ、実はそんな機会は訪れない。

このポジションが実は一番気に入られます。

 

というのも、有能な人ってのはイエスマンを嫌います。
概念的にも『周りをイエスマンで固めてはいけない』
という教えがある通り、あからさまなイエスマンには
価値を感じづらいのです。

しかし、イエスマンの対極にノーマンという概念があったとして
周りがノーマンばかりだと、それはそれで辛いのです。
自分に意見を言ってくれる存在はありがたいですが、
その人のことを本当に好きになることって至難の技だし、
どんな有能な人であれ意見を否定されたらいらっとくるものです。

 

そこで宇水さんポジションです。

 

相手から見たらノーマンに見えるんだけど、
実際はイエスマン。

この関係性を作ってしまえば、
相当相手は気持ちよく付き合ってくれます。

 

実は、僕の会社員時代はこのキャラを作るのに
相当努力していました。

なので今でも当時の役員とかと飲むと
『君は本当に生意気で反抗的だったからなぁ』
と言われます。

 

でも実際は生意気なことなんてほとんど発言していないんですよね。
そういうキャラだよってのを暗に伝えていただけ。

 

これもその塩梅が非常に難しいテクニックではあるのですが
とりあえず意識すべきは『相手のプライドがある場所』を
否定することだけは絶対にやめて、
『相手がどうでも良いと思っていること』に茶茶を入れる。

 

そうしていると、だんだんと宇水さんに近づくことができます。

 

 

 

とか言っておいて

 

 

と、ここまで有能な人に気に入ってもらえるコツ。
についてのテクニックなどを解説しましたが、
こんなのはね。クソみたいなもんですよ。

 

あまり鵜呑みにしないでください。
(めっちゃ本末転倒 笑)

 

確かに、こういうことを考えて取り組めば
気に入られる可能性は高くなります。
でも、真に仲良くしたい人の場合、
こうやって仲良くなったらその後の付き合いで
ずっと自分を演じる戦いが続きます。

それほど辛いことはありません。

 

 

だから、本当に仲良くしたい人には

 

・素直であること
→とにかく自分を出すこと、素直でいること。
自分のありのままをぶつけて、
それで好きになってもらう努力をする

・興味を持つこと
→対象について心から興味を持つこと。
その人が何を考え、何に価値を感じるのか?
自分のことにように考えてみる

・陰口を言わないこと
→陰口を聞く=自分がいないところで言われる。
って少し頭の良い人ならわかります。
絶対に他人を落とすような発言はしないこと

 

これらを意識して真っ当に向き合うのが一番です。

 

と言うことで、話半分ぐらいで
『こんな考え方もあるのね』
と参考にしていただけると嬉しいです!

 

 

-ビジネスマインド