Amazon攻略

2018年11月 Amazonスポンサープロダクトの変更点について

2018/11/26

 

 

 

先日、Amazonの広告の仕組みが若干変わりました。
今回はそれについてまとめてみます。

ぜひ参考にしてください^^

 

 

 

Amazonよりスポンサープロダクト仕様変更の連絡

 

 

11月21日に以下のようなメールが届きました。

 

スポンサープロダクト広告に
新しいターゲティング機能が追加され、
出品者様の広告と類似性がある商品や
検索結果を見ている購入者にリーチしやすくなりました。

 

▼マニュアルターゲティングの追加機能

キーワードターゲティングに加えて、
プロダクトターゲティングが可能になりました。

プロダクトターゲティングを使えば、
広告する商品と類似性がある商品詳細ページや
検索結果を見ている購入者にリーチしやすくなります。

ASINもしくはカテゴリ単位のターゲティングに、
ブランド、カスタマーレビューの星の数、
価格帯の絞り込みを組み合わせることもできます。

 

▼オートターゲティングの追加機能

オートターゲティングでは引き続き、
キーワードと商品をベースに広告の
自動ターゲティングを行います。

今回4つのターゲティング設定が
キャンペーンマネージャーに導入され、
求める成果や効率を満たすための
調整がしやすくなりました。

4つのターゲティング設定は
新しく作成したキャンペーン
または広告グループにてご利用いただけます。

 

 

まだまだ検証中ではありますが、
個人的には大きな変更だと思っていて
(良い意味で)
ここは押さえておくべきです。

 

それでは各変更点を確認していきましょう。

 

 

 

オートターゲティングの変更点

 

 

今回の変更に関しては
マニュアルターゲティングの方が大幅に変わっていて
オートは些細な変更なのですが
検証してみないとわからないものの、
それなりに大きな変更点だと思います。

 

具体的には、オートで広告を回す際の
『広告露出の設定』が細かくできるようになりました。

この設定は21日に広告の仕組みが変更になった『後に』
設定した広告だけに適応されます。

 

では、実際にどのような機能か確認してみましょう。
(1から説明すると膨大な量になり見辛いので
基本的なところは省きます。初歩的な部分は
以下の記事をご参考ください。)

 

 

 

新しく広告グループを作り、
その広告グループのキャンペーンマネージャーを開くと
以下のように過去にはなかった項目が追加されています。
(キャンペーンじゃなくて、広告グループの画面です)

 

 

 

 

こちらをクリックすると以下のような
画面になります。

 

 

 

 

オートで広告を回す際に、
『どのレベルで』ワードを拾ってくるのか?
についての詳細設定ができるようになった。
そういうことですね。

 

まだまだ検証が必要ですが、
各項目について解説します。(後日手直しするかも)

 

まず『ほぼ一致』『大まかな一致』についてですね。
これはキーワードに対する出稿に関わる要素です。

 

広告使っている方なら、なんとなくこの時点で
理解できると思いますが、
『どれだけ曖昧に広告を出稿するか?』
の設定になります。

 

当然ですが『ほぼ一致』の方が広告が回りません。
その分、顧客の需要と、広告結果が一致しやすいので
CVのアップが期待できます。

一方『大まかな一致』の場合はより広告が回りやすくなりますが
当然成約率は下がり、ACOSが悪くなります。

 

まだなんとも言えませんが、
『プラスでの販売』が目的なら『ほぼ一致』
『データ取り』が目的なら『大まかな一致』
と使い分けることができる気がしますね。

 

 

次に『補完』『代替商品』について。

 

こちらはおそらく先ほどのキーワードに対する設定とは違って
お互いがバッティングしてしまうような設定ではないです。

 

『補完』に関しては広告をかけている商品の
機能を補完するような商品ページのSPに表示される設定。

例えば、包丁を販売していたらまな板がそれに当たります。

 

『代替商品』に関しては、類似品ページに
広告出稿される設定、ですね。

こちらは包丁を販売していたら、別の包丁がそれに当たります。

 

 

これらを『有効』『停止』で分けて設定ができるのが
今回の変更点です。

 

ですから『ほぼ一致』と『大まかな一致』は
どちらかだけ設定するのが良さそうで、
『補完』と『代替商品』は状況に応じて
どちらかだけ設定するか、両方か、どちらも設定しないか。
が選べます。

 

特に後者に関してはうまく設定すれば広告効果が
上がりそうな気がしています。

 

 

この辺りは結果が出たらまたシェアします。

以上がオートの変更点です。

 

 

 

マニュアルターゲティングの変更点(プロダクトターゲティング)

 

 

より大事なのはこちらです。
今まで、この部分に不満があった方って多いんじゃないかな。

 

もともと、マニュアルターゲティングでは
『キーワード』の設定しかできませんでした。

なのに、オートでは関連商品の広告が回っている。

 

ちなみに、関連商品広告とは商品ページの
この部分のやつです。

 

 

 

 

 

ここに表示されているのに、
マニュアルでは意図して設定することができなかったんですよね。

しかも、商品ページの広告が意外と効果高かったりして
どうしたもんか・・・と悩んでいた人、多いはず。

 

それができるようになったよ!ってことですね。

 

 

では、具体的にやり方を確認しましょう。

 

まずはいつも通り、キャンペーンの作成画面を開きます。
マニュアルターゲティングを選択します。
すると選択できる項目が1つ増えています。
(商品の指定の下の欄です)

 

 

 

 

『商品ターゲティング』を選択すると、
ターゲティング対象の選択項目が表示されます。
(今回はあるサプリメント商品を選択しました。)

 

 

 

 

初期状態では推奨カテゴリーが表示されています。
今回の場合『サプリメント・ビタミン』『酵素サプリメント』
のように、元商品に関連するカテゴリーが表示されています。

 

『ターゲット』をクリックすることで
該当カテゴリーが選択され、
そのカテゴリーの関連広告に表示されるようになります。

カテゴリーごとに広告費を設定できるのも嬉しいですね。

 

また、推奨カテゴリー以外にも設定が可能です。

 

『検索』をクリックすると以下のような画面になり、
好きなカテゴリーに広告出稿をすることができます。

 

 

 

 

更に!
すごいのは絞込み機能があること。

 

右側にある『絞り込み』のリンクをクリックすると
以下のような項目が表示されます。

 

 

 

 

『ブランド』ではかなり細かく商品のブランドを選べます。
『価格帯』や『レビューの数』でも絞り込みが可能です。

 

ここを精査して広告出稿をすることで、
かなり効果の高い広告運用が可能になると思います。

 

特に、価格帯を設定できるのはありがたいですね。
価格帯はそのまま顧客層とマッチしますので、
1500円の類似商品を見ているお客様に
10000円の自社製品の広告出してもあまり効果ないですからね。
ここはすごく大事。

 

また、レビューの数も面白いです。
あえてレビューが悪い商品に広告を出して
レビューの良い自社製品をぶつける。
みたいな方法も普通にうまくいきそうです。

 

好きな項目を調整して『ターゲット』をクリックするだけで
設定は終わりなので、簡単なのもgoodです。

 

 

また、個別商品への出稿も設定できます。

 

 

 

 

『推奨』の項目では類似品などが表示されており
『検索』の項目ではASINなどで指定の商品を選択できます。

『リストを入力』の項目では、
ASINをカンマ区切りで登録することで
一括登録が可能です。

どこかからデータを引っ張ってきて
一括で登録することもできます。

 

 

まぁどちらかというと、
個別商品よりはカテゴリーに出稿するのが
効果ありだと思いますね。

データも取りやすいはずです。

 

以上の方法で選択をしましたら
選択したそれぞれに広告予算を割り振って操作は終了です。

 

 

 

 

簡単ですよね。

 

 

その他は今までと同じ操作方法です。
検索レポートの見方などは以下の記事を参考にしてください。

 

 

 

 

以上です。

 

これから色々と検証をしますので
面白い使い方など見つかりましたら
シェアします。

ぜひ、皆さんも積極的に利用してみてください^^
これじゃあまるでAmazonの回し者だな。

 

 

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