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『Meily』川井優恵乃社長の特集を見て。

 

 

こんちくわ( '-' )/
としぞーです。

 

かなり興味深いニュースを見つけました。

顔面整形に430万円かけ「整形口コミアプリ」立ち上げた24歳起業家

 

『Meily』と言う整形情報をシェアできるSNSを立ち上げた
社長の話なのですが、これがかなり面白い。

 

簡単に要素をまとめると

 

・そもそも本人が整形経験者で
・430万程度自分の整形にお金をかけている
・自身の手術時の経験をもとに美容整形情報の
まとめサイトを作りたいと思ったが
・経験もないし作りかたもわからない
・なので出会い系アプリ『Tinder』でエンジニアを見つけ
・アプリ制作の依頼を交渉
・アプリはできたがビジネスについては
初心者だったので
・パパ活アプリ『paters』で有名企業の
社長とマッチングしてアドバイスをもらう
・その後も自身が広告塔としてベンチャーキャピタル
などから資金調達をしている

 

って話なのですが
もうなんかやり方がある意味最先端すぎて
感動すら覚えます。

 

これ、僕らにも関係がある話なので
簡単にまとめたいと思います。

 

 

着目すべき点は2点。

 

 

それが

・マッチングアプリの利用
・本人が広告塔であること

です。

 

 

まず、マッチングアプリの利用ですが
例えば『Tinder』にしろ『paters』にしろ
本来の使い方はビジネス用途じゃないですよね。

それをビジネスに使う発想が
とても柔軟かつクレバーでして。

 

いわゆる本来ビジネスで使う場所。
アプリ制作であればクラウドワークスとか
そのあたりになるのでしょうけども、
そこでアプリ制作の募集を出せば
当然クライアントは見つかるのですが
その場合はどうしても他者との競争だし
差別化は難しいじゃないですか。

本来仕事の募集をするところではない
環境で仕事の募集をすることで
『従来では出会わなかった人』
と出会う可能性があり、
当然失敗の可能性もありますが
少なくともその時点で差別化が計れています。

 

例えば、僕なんかですと
一昔前は海外のアニメオタクの
コミュニティーに突っ込んで、
外注さんを探したりしてました笑

 

こう言うサイト

 

一昔前といっても5年ぐらい前かな。
当時はアニメDVDを数多く扱っていて
仕事内容にも興味を持たれやすかったので
コミュニティである程度仲良くなって
「こんな仕事してるんだけど興味ある?」
って聞くとかなり高い確率で
ちょっと手伝ってみたい!となりました。

通常は輸入系の仕事を任せる場合って
海外在住の日本人を雇うことが多いのですが
このケースの場合は完全に現地の方です。
ただし、日本のアニメおたくなので
日本語が上手だったり、日本語を学ぶ意欲が
あったりするんですよ。

 

一番うまくいったパターンだと、
日本語の勉強になるからと言うことで
無償で働いてくれた方もいました。

 

 

出会い系アプリも、パパ活アプリも
コミュニティも、SNSも。

まだ知らない誰かとマッチングできる
無限の可能性を持った場です。
固定観念にとらわれず、それらを
上手にビジネスに活かしていくと
自然に差別化ができますので
結構オススメだったりします。

 

 

かなり余談になりますが、
僕の知り合いですぐに人を雇っちゃう
経営者がいるんですよ。

一緒に飲みに行ったときも
その飲み屋の店員さんに

「何かオススメの料理ありますか?」

と聞くと

「お腹のぐらいはいかがですか?」

と逆に質問を返されて、
その会話を聞いた彼は

「オススメ聞かれて、テンプレ答えないで
お腹のぐらい聞くのってすごくないっすか?
うわー彼雇いたいわぁ」

って言ってその場で口説き落として
翌月から雇ってました笑

 

まぁその彼はちょっとしてやめちゃったのですが
そのテンションで従業員を増やしている彼の会社は
ここ数年ずっと右肩上がりです。
多分、社員の募集とか出してないんじゃないかな?
これもある意味差別化ですね。

 

 

 

もう一つの要素が
『本人が広告塔であること』
なのですが、これ超重要です。

 

いつも書くことですが、
今後のビジネス界は

『超大手企業』と『ちっちゃい企業』

に二分されていきます。

 

その中間にある中途半端な企業は
軒並み潰れていき(もしくは縮小)
GAFA並みのプラットフォーマーと
そのプラットフォームを利用して
生き残る小規模企業のみが存在する
世界に突入していきます。(と思います)

 

で、普通に考えて、僕らはじゃあどっちかと言うと
基本は後者じゃないですか。
もちろん志高く前者を選ぶのも良いことだけど
母数で言ったら圧倒的後者なんです。

 

 

そして、小規模企業の特徴でもあり、
武器になるのが『社長』なんですよ。

 

超大手企業は社長よりもその企業自体の
ミッションやコンセプトが優先されますが
規模が小さくなればなるほど、
社長の存在がどうしても大きくなるのです。

 

 

物販ビジネスでもそうです。

自社ショップで物を売るのにも、
クラウドファンディングでお金を集めるのも
投資家から融資をひくのも。

全部『自社のストーリー』があるかないかが
重要なのですが、
手っ取り早くそれを作れるのが
『社長のキャラ』なんですよ。

 

例えば今回紹介した川井優恵乃さん
(24歳だってさ。すげぇ)
の件で言えば、

まずそもそも自身が
整形経験者であり自ら公言するように
『レクサス買えるぐらいのお金をかけている』
わけです。
(ここでレクサスを挙げるあたり
完全にブランディングとして作っているのがわかる)

そして『自身の悩み』から生まれた(ここ大事)
サービスを運営している。
そのため、会社の利益を追うこと=
過去の自分を助けること=社会貢献。
と言う構図が綺麗に成り立っていて整合性がある。

説得力もあるので、
周りを動かす力も強い。

 

どこまで計算なのかはわかりませんが
この辺りのストーリーが綺麗なぐらい
完璧で、感動すら覚えます。

 

 

繰り返しになりますが、
今後は今まで以上に

『何を買うか?』

ではなく

『どこから買うか?』

が重要になります。

 

もっと言えば

『誰から買うか』

ですね。

 

なかなか難しいところではありますが
そのように自社の商品に想いが乗っかると
本当に強いです。

 

自然にそれが見つかるか
逆算してそれを作り出すか?

 

ニュースの内容自体は物販とは少し違うので
イメージが湧きづらいかもしれませんが、
僕ら規模のビジネスでの目指すべき形の
一つであることは間違い無いので
物販に置き換えて読んでみることを
オススメします!

 

顔面整形に430万円かけ「整形口コミアプリ」立ち上げた24歳起業家

 

 

 

 

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