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【2019年7/16〜】AmazonFBAマルチチャネルサービス配送料実質値上げについて

2019/05/16

 

5/15にAmazonから

『【重要】[Amazon.co.jp] マルチチャネルサービスの手数料改定のお知らせ(7月)』

というメールが来ていると思います。

 

この変更が、過去に例をみないぐらい
大きな手数料改定でしたので
改定の詳細と、今後の考察をまとめたいと思います。

 

 

 

変更詳細

 

 

こちらで詳細を確認することができますが、

記事内にも画像を貼り付けておきます。

 

まず現状の手数料が以下です。

 

 

 

 

そして変更後がこちら

 

 

 

 

 

 

まず目を引くのは区分が多くなっていることですね。

 

今までは通常商品は小型と標準サイズで分けられていたのですが
新基準では小型・標準1~4と5段階の区分に分けられています。

 

過去に通常配送料の手数料改定をまとめましたが
(今年2月からの分)

 

これと同じ区分を採用していることがわかります。

 

 

で、肝心の配送コスト。

 

今回の変更で『出荷作業手数料』『発送手数料』が廃止され、
まとめて『配送代行手数料』として課金されます。

 

大まかに価格の変動を挙げてみると、

 

 

小型サイズ(メディア)

いままで→300円
これから→550円

 

小型サイズ(メディア以外)

いままで→424円
これから→550円

 

標準サイズ(メディア)

いままで→403円
これから→575円〜775円

 

標準サイズ(メディア以外)

いままで→532円
これから→575円〜775円

 

大型商品(区分1 100㎝未満)

いままで→692円
これから→800円〜900円

 

大型商品(区分2 100cm〜140cm)

いままで→715円
これから→1000円〜1050円

 

大型商品(区分3 140cm〜170cm)

いままで→763円
これから→1100円〜1575円

 

大型商品(特殊 170cm〜200cm)

いままで→1415円
これから→1575円〜1600円

 

 

いかがでしょうか?

 

すげー値上がりですよね!!

相当なインパクトです。

 

ヤフショや楽天へ、マルチチャネルで配送している方は
軌道変更を早急に考えるべきレベルの変更なので
如何ともしがたいところです。

 

 

 

今後の考察1【通常配送料について】

 

 

で、これを受けての今後の考察その1ですが、
『通常配送料』はどうなるか?ですね。

 

Amazonで普通に売った場合の配送料の話。

 

個人的には、この流れで新たに値上げ。にはならないと考えています。

 

前述した通り、商品区分の変更に伴う手数料改定の側面がありまして、
その改定は2月に終わっているはずですから、
おかわりは流石にないと考えるのが普通でしょう。

 

 

が。

それとは別に、今は明らかに配送料値上がりトレンドですから
今後もじわじわ配送手数料が値上がりすることはほぼ間違いないでしょう。
(配送にイノベーションがいつ起きるかによる)

とは言え、自分で送ったら多くの場合もっと高いわけですから
(労力とか込みで)
その時その時で最良の選択肢を選び続けることが重要ですね。

 

送料って、エンドユーザーも払う側になることが多いものですから
他のコストよりは比較的商品代金に転嫁しやすいんですよね。
しかしながら、一気に値上げすることは難しいので、
徐々に物価が上がっていくものと思われます。

 

 

 

今後の考察2【他配送サービスについて】

 

 

このように大きな値上げが起これば、
当たり前ですが、それを受けて多くの人がサービスの引越しを考えます。

実際、いまでも配送代行の会社は複数あり、
すでにそのようなサービスを利用している物販プレイヤーもいます。

今後は明らかにいままでよりもそのニーズが増えるでしょうから
その辺りの新しいサービスも増えることでしょう。
ここについては最新情報をしっかりとチェックする必要がありますね。

 

 

また、配送サービス自体にもそろそろ何かが起こると思います。
綺麗に値上げができている感じですが、
それでも潜在的には値上げによってかなりきつい思いをしている事業者が多いです。
ということは、そこに強烈な需要があるわけで。

感覚的にはそのようなヘイト的なものがそろそろ溜まりに溜まっているので
近いうちに大きな動きが起きてもおかしくないと考えています。

僕的には個人規模の配達システムに期待していて、
Uber eats然り、地域ごとの配達員が配送の隙間を埋める
スキームが法整備含めて近い将来出来上がると踏んでいます。
配送に関する保険とか、ちゃんと考えなくちゃいけない部分は数多くあるけど
それが浸透したら配送料はそれなりに圧縮できます。

 

後は自動運転ですね。
これも浸透したら配送料革命が起こります。

 

ただ、どちらにせよ、ここ数年で実現できるものでは
ない可能性が高いですから、
しばらくは値上げの波が続くのはほぼ確定です。

 

幸い、日本国内でビジネスをしている以上は、
ほとんどみんな同条件での戦いになりますので
工夫の余地があります。

 

こうやってマイナスの変化があったときこそ、
頭と手を動かして、一歩先に行けるようにしたいですね!!

 

 

 

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