ビジネスマインド

ミルクボーイの話

2019/12/24

 

 

本日は完全に趣味の話をします。

この予想が当たった件。

 

 

(ちなみにメルマガで芸人さんのことについて
書いたのは7年で初めてのはず)

 

実はミルクボーイが跳ねてくれたことが
結構嬉しくてですね。笑

 

今日はミルクボーイの今後について
書こうと思います。

 

 

テーマは

『ミルクボーイは消えるのか?』

です笑

 

まず、結論から書きます。
(もちろん個人的意見です。
お遊び程度に受け取ってください)

 

ほぼ確実に、サンドウィッチマンや
チュートリアルのような跳ね方はしません。

 

パンクブーブーみたいな感じで、
来年の前半はテレビでよく見かける
ことになると思いますが、
そこからはだんだんと露出が減っていって
そんなによく見る芸人さんでは
なくなると思います。

 

平場に弱いとか、色々と言われていますが、
本質的な問題はそこではなくて
今のテレビの中にミルクボーイが入る
ポジションが余っていないんですよね。

あるとしてもロケ要員なのですが、
こちらも今は結構満員気味。

欠員が出ないと、そこで跳ねるのは
難しいと思います。

 

しかし、これはネガティブな意見ではありません。

 

ミルクボーイには圧倒的な強みがあるので
テレビで見なくなろうとも、
確実に芸人として成功できます。

 

 

まず、特に来年の前半ですが、
CMで見かけることが増えると思います。
それもかなりの数。

 

というのも、以前のメルマガでも書きましたが、
ミルクボーイの漫才のスキームは、
理論上、ネタを無限に作ることができる
構成になっています。

 

取り扱う『もの』に
あるあるネタと、偏見ネタが存在すれば
一本のネタが作れてしまうのです。

 

例えば転売であれば

 

「うちの母親が最近副業始めたんだけど
その副業の名前を忘れてしまったみたいで」

『そんなことある?
じゃあ僕がその名前当ててあげるよ』

「海外のAmazonとかebayから
商品を購入して日本のAmazonで
販売するってビジネスなんだけど」

『それ、輸入転売じゃん』

「いや、それはそうなんだけど、
なんか違うんだよね」

『なんでよ。輸入転売でしょ』

「いや、それがね、母親が言うには
アカウントリスクを全く
感じないって言うんだよ」

『それは輸入転売ではないじゃん。
輸入転売って言ったら
アカウントリスクの塊だからね。
怖くて夜も眠れないもんね。
え、じゃあ輸入転売じゃないか。
なんか他に言ってなかった?』

「うん。商品到着時に荷物に
めちゃくちゃダメージが入ってるって」

『完全に輸入転売じゃん。
直送ができないから使う転送会社の
商品の扱い方が雑すぎるのは
輸入転売しかないって』

「いやそうなんだけどさ、
なんか違うんだよね」

『なんでよ。もうそれは
輸入転売でしかないでしょ』

「母親が言うには、
人様に堂々と自慢できる
仕事だって」

『輸入転売じゃないじゃん。
基本的には輸入転売している人は
誰かになんのビジネスしているのって聞かれたら
【貿易業】ってごまかしているんだから、
堂々と誇れるもんじゃないんだよ』

 

的な感じで
(思いつくままにドバーッと書いたので
クオリティはごめんなさい笑)

 

スキームの肝さえ押さえてしまえば、
練度はともかく、同じような
流れの漫才を作ってしまえるのです。
(年末の一発芸には最適)

 

しかも、これ何がすごいって、
あるあるネタと毒づきを交互に
繰り返しているんですけど、
毒の中に必ず愛があるんですよね。

 

好きだからこそわかる毒なので
知らない人から見たら単に面白いし
それを知っている人から見たら
もっと面白いわけです。
(僕にとってはそれがデカビタ)

 

 

ということはですよ。

あらゆる商品にこのスキームを
当てはめることができるわけですから
CMに当てはめやすいんですよ。

 

まぁその場合は作家さんが付くんだろうけど
そうじゃなくてもこの二人は
適応の能力がとても高いので、
ガンガン新ネタも作れると思います。
(youtubeに上がっている最中のネタと、
決勝の最中のネタの尺を比べればわかります。
すっごくうまいこと短縮してます。
もっと言えば翌日のノンストップとかでやった
同じネタは決勝と同じ構成なのにも関わらず
尺が1分も長い。すごい。)

 

トレンドと、当てはめやすさ、
それと誠実なキャラクター。
これだけ要素が揃っているので、
CMには引っ張りだこになるでしょう。
(ダンディ坂野みたいになれる可能性も)

 

で、もしかしたらCMブームは一過性のものに
なるかもしれませんが、
仮にブームが終わっても大丈夫です。

 

ミルクボーイはいわゆる営業で食っていけるタイプの
芸人さんだからです。
(テツトモとかの類)

しかも、呼ばれた先の何かをネタでいじることもでき、
かなりスキームとビジネスモデルがマッチしています。

 

今日のノンストップで
ツッコミ?の内海さんが、
収入が安定したら今の彼女と
結婚させていただきたい。

とおっしゃっていて、
設楽さんから「安定っていくら?」
と聞かれて

『月25万円』

って言っていたので、
その5倍は稼ぎ続けることが
できることでしょう。

 

それだけM-1チャンプと、
最高得点の称号はでかいです。

 

何度も書きますが、
あのネタのスキームはマジで
大発明です。

落語みたいに一つの
語り継がれる分野になっても
良いぐらいです。

 

ってか、ビジネス的な訓練として
あるものを使って
ミルクボーイのネタを作る。
って練習もかなり良い気がする。

物事を多角的に見る勉強に
なりますからね。

 

それぐらい、僕は感動しました。

 

それで、一番びっくりしたのが
お二人が同い年だということと、
僕とも同い年だってことなんですよね。

完全によくある片方が相当上の
凸凹コンビだと思っていたのですが、
なんと大学の同級生という。

 

そんなこともあって、
これからも個人的に応援したいなと
素直に思えるお二人でした。

 

改めて、優勝おめでとうございます。

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