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【重要】AmazonFBA在庫制限の調査結果

 

 

 

先日、Amazonの在庫制限に関してのアンケートを実施しました。
ご協力いただいた方、誠にありがとうございます。

 

有効データ数

制限あり 12
制限なし 58

 

という結果でした。

 

今回は、この結果から見えてきた結論について解説します。

*結論からいうと、思ったよりも明確な答えは得られなかったのですが、
それでも多分これかなってものは見つかった感じです。
情報発信者の方、この情報は二次利用フリーですので、
ぜひ来年はここを啓蒙するよう、お願い申し上げます。
僕の名前を出さないであたかもご自身が調査したかのように発信してもOKですので、よろしくです。

 

 

 

調査結果

 

 

全体の在庫パフォーマンス指標はいくつですか?

 

 

 

 

余剰在庫の指標は何色に位置していますか?

 

 

 

 

FBA販売率の指標は何色に位置していますか?

 

 

 

 

有効な出品情報がないFBA在庫の指標は何色に位置していますか?

 

 

 

 

在庫ありの在庫の指標は何色に位置していますか?

 

 

 

 

 

 

考察

 

 

正直、もう少しパックリ割れると思っていたのですが、
ほとんどの指標に関しては相関性が弱く、
ノイズの多い調査結果になりました。

 

しかしその中でも一つの要素に限っては、
かなり相関が強い結果が現れました。
それがこれ

 

 

 

 

『FBA販売率』ですね。

 

まず、制限がかかっていないセラーの中に
この値が赤ゾーンに達しているセラーは皆無でした。

一方、制限がかかっているセラーに関しては例外はあれど
7割近い人が赤ゾーンに入っています。
(下位40%ってことですね)

 

つまり

『FBA販売率が下位40%にカテゴライズされていると
年末に在庫制限を受けやすくなる』

という仮説を立てることができます。

 

制限がかかっているセラーの中には
上記条件に当てはまらない方もいらっしゃるのですが、
これは

・タイムラグ(制限判定当初は赤ゾーンだった)
・他にも若干判定要素があり、そっちが影響

によるものだと思って良いと思います。

 

つまり、例外を含めて考えても、
FBA販売率を気にすることが在庫制限を回避するいちばんの方法であることに
疑いはないように思います。
(他に判定要素があったとしてもそれはおまけ程度だと思って良い)

 

だとするならば、今回の調査協力者が
制限あり:制限なし(17:83)
だったことは若干謎なのですが、
(下位40%を考えるともう少し制限ありが多くて良い)
まぁそこはアンケートにご協力いただける精神状態とか、
僕の読者層とか色々あると思うんで、今回は考慮しません。

 

 

 

FBA販売率って?

 

 

この動画で解説されているのですが

 

 

FBA販売率とは、
FBA在庫数の平均に対する販売数及び出荷数を示したものです。

平たく言うと、在庫回転数の別指標みたいなもんですね。

 

在庫数に対して、どれぐらい商品が売れているのって言う。

ですから、FBA在庫の新陳代謝が早い方はこの数字が良くなるし、
回転が遅い方、または現在進行形で在庫数を増やしている方は
この数字が悪くなります。

 

以前のブログで

『12月にむけて在庫を伸ばしている方に制限がかかっているから
普段の在庫数に対して直近の在庫の伸びが激しいセラーが
対象になっているのでは?』

と予想しましたが、これが半分合っていた形ですね。
理由がわかってスッキリしました。

 

 

 

来年末への考え方

 

 

二度あることは三度あるので、
当然一度起こったことも二度起こり得ます。

来年も同じような在庫制限が起きてもなんらおかしくありません。

 

じゃあ来年は何に気をつければ良いのか?

 

まずそもそもの在庫回転ですね。
これはビジネス本来の在庫回転ではなくて、
FBAにおいての在庫回転の話です。

 

ですから、足が遅い商品をゆっくり売って利益率高めに取る。
みたいなビジネスをしている方は、
仕入れた商品を全てAmazonに入れるのではなくて、
一部を納品し、残りは自宅などに保管。
在庫数を見ながらこまめに納品をするなどの対策が求められます。

 

また、明らかに予想を外れて売れなくなった商品は、
一度返送をかけることも視野に入れて良いですね。
そもそも、そういった商品は在庫保管手数料が無駄にかかる金食い虫ですので
そう言う意味でもFBAに無駄な在庫は置いておかないほうが良いでしょう。

 

*追記
もしかしたら、実際の在庫数ではなくて、現有SKUの数を母数にしている可能性もあります。
つまり、納品はしていないけど作ってあるSKU、在庫が切れたけど残っているSKU、
これらを在庫数としてカウントしている可能性があります。
いらないSKUは削除しておくに越したことはありませんので、
来年はそちらも気をつけてください。

*追記2
マルチチャネルにて他販路へ配送をしている方に関しても、
上記の理由からFBA販売率が悪くなる傾向もあります。
この辺りは2020年、どちらにせよ考えどころですね。

 

 

 

もう一つは年末への在庫ラッシュ。

 

細かい計算方法とタイミングがわからないのでなんとも言えませんが、
在庫が一気に増えて、そこに販売が付いてこないと
FBA販売率は悪くなります。
(12月用に普段以上に縦積みすることも要因になる)

ですから、出来るだけ前もって仕入れ計画をたて、
徐々に在庫を増やしていく意識が必要です。
また、前述しましたが入ってきた在庫を全て納品することも一考し、
場合によっては分散して納品することが求められるでしょう。

 

 

このように考えると窮屈に思えてもきますが、
実はここら辺をしっかりとケアするのって、
在庫制限の話がなくてもやったほうが良いことです。

 

ついでだと思って、来年はしっかりと対策することをお薦めします。

 

 

さらに言えば、来年末に多くのセラーが
この部分に関して気をつけるようになれば、
そもそもFBA倉庫に余裕ができて制限がかかる事態を
根っこから解消することができるかもしれません。

 

こうなればトゥルーエンドです。

 

 

ぜひ、来年末は周りの方にも教えてあげてください^^

 

 

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