時短セミナー書き起こし Amazon攻略

Amazonスポンサープロダクトにおける広告単価と成約率の関係【時短セミナー書き起こし】

2020/01/29

 

時短セミナー書き起こし記事です。

動画はこちらから


 

 

お疲れ様です。としぞーです。

 

この動画では『Amazonスポンサープロダクトにおける広告単価と成約率の関係』について解説させていただきます。

 

個人的には広告が一定以上の効果を産む時代は近いうちに終わると予見していますが
少なくとも2、3年は、特にAmazonスポンサープロダクトのように
プラットフォーム内で運用される広告に関しては
今まで通り、販売において非常に重要な役割を担うことは間違いありません。

 

考え方自体はAmazon以外の広告にも応用できるものではありますが、
この動画ではあくまでもAmazonスポンサープロダクトを例にとって
解説させていただきます。

 

今回もできるかぎり圧縮したバージョンでお届けしますので、
ぜひ日々の広告ライフにお役立てください。

 

 

 

まず初めに、念のためスポンサープロダクトの簡単な仕組みについて説明します。

 

スポンサープロダクトでは、広告単価はキーワードごとに設定されます。

 

例えば鹿児島インフィニティという名称の鹿児島の黒豚を例にとって考えると、
鹿児島インフィニティを構成するワードは

『豚肉』
『黒豚』
『鹿児島』
『鹿児島インフィニティ』

このようなものになりますね。

 

 

 

このワードごとそれぞれに広告単価が個別に設定されているわけです。

 

 

そして、広告単価は入札によって決定されます。

 

例えば豚肉というワードに関していえば、
外国産の豚肉を扱っている出品者も広告出稿する可能性があるし、
東京Xを扱っている出品者も広告出稿する可能性があります。

 

それぞれ、入札額を設定し、一番高い額を入札した出品者の商品が
広告の一番目立つところに表示される。簡単に言うとそんな流れになっています。

 

 

 

と言うことで、当然ですが定義が広いワードの方が広告単価が高くなります

 

今回の場合ですと『豚肉』に関わる商品は数多くありますので、
そのワードに入札したい出品者が多いと考えられるため
広告単価は上がりやすいですね。

 

一方、『鹿児島インフィニティ』と言うワードに関しては、
鹿児島インフィニティを扱っている出品者しか入札することがないワードですから
入札数は少なく、広告単価は上がりづらいと考えられます。

 

これが、ワードによって広告単価が大きく変化する一因です。

 

 

実はこの部分に広告を理解する上で非常に重要なヒントが眠っています。

 

 

 

では、同じケースを成約率の観点から考えてみましょう。

 

『豚肉』と検索した顧客がいるとします。
その顧客が豚肉と検索し、現れた検索結果から鹿児島インフィニティのサムネイルを
クリックします。
すると、豚肉に設定されていた(おそらく高めな)クリック単価が課金されます。

しかし顧客は『豚肉』を検索しているだけですので、
鹿児島インフィニティが欲しいわけではありません。
ですから、ページに来てもらった後に、ページ内で訴求をして
豚肉が気になる顧客から鹿児島インフィニティが欲しい顧客に変化してもらう必要があります。
ここについてはセールステクニックの領域ですので今回は割愛します。

 

一方、『鹿児島インフィニティ』と検索した顧客がいるとします。
その顧客が鹿児島インフィニティと検索し、現れた検索結果から鹿児島インフィニティの
サムネイルをクリックします。
すると、鹿児島インフィニティに設定されていた(おそらく安めな)クリック単価が課金されます。

そして、顧客は明らかに鹿児島インフィニティが気になっています。
つまり、通常は商品ページでやらなければいけない興味付けが
完了した状態でページを訪れてくれているわけです。

 

 

 

『豚肉』と『鹿児島インフィニティ』
二つの検索ワードにおいて、どちらの方が成約率が高いかは
考えるまでもありませんね。

 

 

まとめます。

 

このようにみていくと不思議なことが起こっているのが分かりますね。
豚肉というワードにおいては広告単価は高く、成約率は低い。
鹿児島インフィニティというワードにおいては広告単価は安く、成約率は高い。

 

そうなんです。

 

例外はありますが、基本的には
広告単価が低いワードの方が成約率が高い。
という現象が発生するのです。

 

この結果だけ聞いても感覚的には理解できないと思いますが、
今回の例え話を想像してもらえると府に落ちると思います。

 

 

もちろん、成約率が低かろうが、検索需要の高いワードはその分
大量のインプレッションを生みますから、
広告費を大量投下して成約率の低いワードをあえて回す戦略もありますし

SEOとワードの紐付けのために赤字覚悟で
単価の高いワードで広告運用することもあります。

 

この辺りの細かいテクニックに関してはいずれ動画にまとめます。

 

今回の動画の目的は『広告単価が低いほど、実は成約率が上がりやすい』
ということを覚えてもらい、
それを普段の広告運用に生かしていただくことです。

 

皆までは言いませんが、
この感覚で広告運用をすると独占商品を販売している方はなおのこと、
そうじゃない転売セラーにおいても大きなヒントにしていただけるはずです。

 

ぜひ参考にしてください^^

 

 

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