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コンサルティングは受けるべきなのか?

 

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お疲れ様です。
としぞーです。

 

今回はコンサルティングのメリットとデメリットについて
解説してみようと思います。

 

個人物販の業界って他の業界と比べて
異常なレベルでコンサルティングが一般的になっています。
現在個人で10万円以上稼いでいる人の少なくとも半数、
感覚的には7割以上はコンサルティングを受けたことがあるのではないでしょうか。
これは他の業界からしたら目ん玉飛び出るほどの割合です。

 

僕は人から何か指示されるのがどうしてもダメなので、
全て独学でやってきているのですが、
同時にコンサルティングを提供していますので
コンサルティングを受けた場合とそうでない場合のどちらの目線も知っています。

 

その経験をもとに、コンサルティングは受けるべきなのか?
について語ってみたいと思いますので、
ぜひコンサル検討の材料にしていただければと思います。

 

ちなみに、コンサルティング提供者という立場上、
無意識にコンサルティング推奨のポジションを取ってしまいそうなので
なるべく客観的な内容にするために、
気持ちコンサルティングdisの立ち位置で解説します。

 

 

 

 

コンサルティングのメリット

 

 

まずはコンサルティングのメリットとデメリットを挙げて、
それを反対にしたものがコンサルティングを受けない際のメリットデメリットなので
それらが出揃ったら最後に所感を述べる。
という構成で話していこうと思います。

 

コンサルティングのメリットは大きく4つ。

 

 

1、結果が出やすい

 

当たり前ですが、コンサルティングを受けた方が結果が出やすいです。
もちろん『ちゃんとしたコンサルティング』が大前提ですが、
そりゃ同じ道を先に進んだ人がその道案内をしてくれるわけですから、
ついていけば結果が出るのは当然です。

特に、初級者レベルのコンサルティングの場合は、
教えることをマニュアル化しやすいのでそれが顕著です。
これやっとけば間違いないというルートを作ることができますからね。

 

 

2、継続しやすくなる

 

口から歯茎が飛び出るほど言い続けていますが、
結果を出すために必要なのは継続と量です。
しかしこの継続が一番難しい。
ダイエットと同じですね。
取り組む瞬間はやる気に漲っていて継続なんて簡単そうですけど、
実際はじめてみると、色々障壁が現れて心を折りにくるわけです。

このチャレンジの横にコンサルタントがいることによって、
自分のために継続する、だけじゃなくてこの人に何か言われたくないから継続する。
という要素が一個増えます。
これが意外にデカくて、明らかに継続率は上がります。
一回諦めたビジネスをコンサル受け直すことで成功する人はかなり多いです。

 

 

3、回り道をしなくて良い

 

独学でビジネスに取り組むとそりゃもう回り道の連続です。
行っては戻り、戻ってはまた戻り。の繰り返しで少しずつわかってきて
気付いたらだんだん前に進んでいる。ってのが独学の感覚なのですが、
コンサルを受ければそのような回り道はしなくて良いです。
コンサルタントは回り道してしまうポイントを知っていますので、
先回りしてこっちでーす。と案内することができます。
少し高度になると、あえて回り道を推奨して
経験を積んでもらうことなんかもするのですが、
その際に関しても回り道のない回り道をしてもらうので効率は良いです。

 

 

4、基本的なマインドが身につく

 

特にビジネス初心者の場合、
そのビジネスの常識や経験もないのは当たり前ですが、
それ以前に『ビジネス』自体に関するマインドが身についていません。
お金を投資することだったり、自分で全てやらないことだったり。

一般社会で生きていくマインドとビジネスでうまくいくためのマインドは
まるで違うものなんですね。

これらのマインドを身につけるのには通常様々な失敗から
経験を貯めていかないといけないのですが、
コンサルを受けている場合は疑似的に守られた環境で
それを経験することができますので、
卒業時には最初に比べると明らかにビジネス的なマインドが
向上しているはずです。
目標を達成したという成功体験も相まって
それなりの自信が低リスクで身につくのは良い部分ですね。

 

 

 

コンサルティングのデメリット

 

 

1、お金がかかる

 

当然ですが、コンサルティングにはお金がかかります。
こと物販においては金は命よりも重いです(嘘)
コンサルティングフィーを払うことによって、
仕入れに使える資金は絶対に少なくなりますよね。

仮に資金が100万円あって、コンサル料金が50万だとしましょう。
コンサルを受ければ成功確率は上がるかもしれないけど、
資金が50万になってしまいます。
これは果たして正しい判断なのだろうか?

資金100万で独学でチャレンジした方が、
幅があって可能性が広がるのではないか?

難しい問題ですが、ここってちゃんと考えるべきです。

僕の感覚的には物販系の場合、コンサルフィーを払って、
資金が半分になるレベルならコンサルは受けない方が良いです。
別の方法探すか、独学でやった方が絶対に良い。
資金が半分になると難易度は倍になると思ってください。
倍になった難易度をコンサルがカバーできるかというと
ものによりますが、結構微妙なところだと思います。

 

 

2、成功体験が弱い

 

これは由々しき問題です。
その人の性格にもよるのですが、
コンサルを受けてあるラインの結果が出た場合、
その結果を独り占めするのが結構難しいです。

『自分の力で結果を掴んだぞ!』

と思えればそれは大きな成功体験になり、
その後の自信につながるのですが、
コンサルを受けてしまった手前どうしても
自分一人の力ではない。と思ってしまうんですよね。

そうすると目の前にある結果に他力が含まれていることになり
本来の成功体験を得ることができなくなります。
独学で結果を出した人の方が成功体験が大きいので
それが自信につながり次のビジネスもうまく行きやすい傾向があります。

クライアントが結果を出した際に
『これは全部おいらの手柄だ!』
と思ってもらえるのが良いコンサルの条件なのですが、
これがまぁ難しいんですよね。

 

 

3、問題解決能力が身につかない

 

基本的にコンサルティングにおいては、
問題解決の材料をほとんど提供します。

何かトラブルが起きたらこうした方が良いよってガイドラインがありますので
それに沿っていれば大きなミスには繋がりません。

しかし、それだけにコンサル期間中に悶々と悩む。
ということが起きづらいんですよね。
それ自体は短期的に見ればメリットなのですが、
長期的に見るとデメリットになり得ます。

ビジネスは問題解決の連続です。
何か問題が起きるたびにその原因を特定しそこにアプローチをし
そのアプローチが正しかったか検証し、問題解決に至る。

このような工程を繰り返すことでだんだんと経験と技術が向上し
新しい問題が出てきた際に効率的に解決することが可能になります。

コンサルティングではその工程をすっ飛ばして
答えを提供することがほとんどですから、
あるレベルの結果を手にした際に、問題解決能力だけ
その結果と釣り合わないぐらい低い状態であることが多いのです。

延々とコンサルティングを受け続けられれば良いですが、
当然お金もかかるし、レベルが上がればそれに対応したコンサルも
少なくなっていきます。
つまりどこかで独り立ちしないといけない。
コンサルティング依存を引っ張れば引っ張るほど、
その瞬間の事業規模と問題解決能力のギャップが広がりますので
そこを埋めるのが困難になってきます。

コンサルティング受講中でもなるべく自分で問題解決を試みるなどで
ある程度このデメリットは軽減できますが、
考えなしに依存していると割と困ることになります。

 

 

4、自分の型ができない

 

コンサルティングを受け続けている間はどうしても
コンサルタントの型の影響を受けます。
そして、コンサルタントは自分の個性をクライアントに押し付けるのではなく
一般化された成功率の高い型を提供することがほとんどです。

これはコンサルティングとしては正解なのですが、
その反動として、得られるビジネスの型が
その業界においてマジョリティに属してしまうという弊害があります。
そのままビジネスを続けていると一般化されたそのビジネスは
強豪過多によってだんだんと稼ぎづらくなってしまいます。

つまり、どこかで自分の型を身に付けないといけない。

独学の場合は最初から自分の型が含まれた状態でチャレンジしますから
結果が出ると同時にある程度個性が反映されているのですが、
コンサルを受けている場合はそれがないことが多いです。

ですから、コンサルティングである程度結果が出た後に、
そこから自分の個性を模索する必要があることが多いですね。

 

 

 

まとめ

 

 

コンサルティングを受けない(独学)場合のメリットデメリットは
以上のことを全部ひっくり返せば良いです。

 

つまりメリットは

 

お金がかからない
成功体験が強い
問題解決能力が身に付く
自分の型ができる

 

デメリットは

 

結果が出にくい
継続がしづらい
回り道をしてしまう
基本的なマインドが身に付くまで大変

 

となります。

 

 

正直、コンサルを受けた方が良いか。そうじゃないか。
に関しては答えなんて出せません。

 

冒頭にお伝えした通り、僕自身は性格に難があるので
コンサルティングは受けたくないし、
受けなくて良かったと思っていますが、

受けた方が良い人も相当数いますからね。

 

ただ、少なくとも言えるのは、
決断の際には今回解説したことをしっかりと踏まえ、
自身の特性を考慮した上で決めた方が良いよ。ってことですね。

 

みんなコンサル受けているから、とか
そういう理由で決めるのはあんまり良くないです。

厳密に言うと『みんなコンサル受けているから受けた方が良いかな?』
と思う性格の方は受けた方が良いんですけどね。
独学でうまくいっている人って多分そもそも
コンサル受けようか受けまいかってあんまり悩まなかったはずなので。

 

独学は独学で楽しいですよ。
その分大変ですけどね。

 

そこに楽しさを覚える割合の方が多いか、
苦しさを覚える割合の方が多いか。

この辺りで決めるともしかしたら
いい感じの判断ができるかもしれないです。

 

長くなりましたが、
ぜひコンサル検討の一因にしていただけたらと思います。

 

以前にコンサルタントの選び方に関しても
動画にしていますのでよろしければ
そちらもチェックください。


今回の動画はこちらから

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