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個人ビジネスにおいての発達障害との付き合い方

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お疲れ様です。としぞーです。

 

今回はいつもと少し趣向の違う記事です。

個人的に自分が明らかにADHDなのは認識していて
わりかしそれとうまく付き合っている気はしていたのですが
まじまじとそのことについて考えたことはなかったので
少し調べてみると新たな発見が多かったんですね。

 

それと、おそらくなんですけど、
個人でビジネスしている人達って、もちろん全員じゃないですけど
何かしらの発達障害系の特徴があることが多いと思うんですよ。

だって、そもそも個人でビジネスをするってのがまだ少数派で、
それを選んだってことはいろんな理由はあるにせよ、
多数派に馴染めなかったからって方も相当数いると思うんですよね。

間違っていたら申し訳ないですが、
少なくとも日本国民からランダムで選ばれた100人と
個人ビジネスプレイヤーからランダムで選ばれた100人で比べたら
結構差が出るのは間違いないと確信しています。

 

ちなみに、僕がそうだからなのですが、
僕の周りに集まる人々は大体そういう傾向があります。
だからこそ好きです。

 

ってなわけで、勝手に興味がある方が多いと判断して
個人ビジネスにおいての発達障害との付き合い方
について解説していこうと思います。

 

自分自身にそのような心当たりがある方には
直接的に参考になるだろうし、
そうじゃない方もこの業界で人付き合いをするのに
相手がそうだってことも多いでしょうから、
知っておいても損はない内容かと思います。

 

一応お断りしておきますが、
この記事は発達障害を卑下するものではなく、
また誇るものでもありません。

あくまでも一個性として、客観的に個人ビジネスとの
関係を考察したものです。
予めご理解いただけますと幸いです。

 

 

 

まずは発達障害の種類から簡単にまとめます。

 

発達障害には大きく3つの種類があります。

 

自閉症スペクトラム障害(ASD)
注意力欠如・多動性障害(ADHD)
学習障害(LD)

 

そしてさらにそれぞれに分類があり、
細かくカテゴリー分けされています。

 

まとめるとこんな表になります。

 

 

まず、自閉症スペクトラム障害(ASD)から説明をすると、

対人関係の障害、言語・コミュニケーションの障害、こだわり・興味の偏り
この3つを満たす症状のことを自閉症と呼び、
この3つの要素のうち、言語・コミュニケーションの障害が認められない症状を
アスペルガー症候群と呼びます。

また、自閉症の場合は同時に知能指数が低い傾向が見られるのですが、
知能指数がIQ70以上あり、年齢を重ねることで
言語・コミュニケーションの障害が改善された状態のことを
高機能自閉症と呼びます。

 

アスペルガー症候群と高機能自閉症は厳密には言語・コミュニケーションの障害を
改善した年齢などで区分されるのですが、
本質的には同じものとして捉えている専門家も多いみたいです。

 

自閉症スペクトラム障害の特徴としては

 

相手の立場になって考えられない
想像力が乏しい
言葉のニュアンスがわからない
何かに強いこだわりがあり融通が効かない
不安を感じやすい
感情のコントロールが苦手

 

などがあります。

 

こだわりが強く、異常に集中力があるため、
何か一つの能力に特化することも少なくない個性です。

 

 

ADHD(注意力欠如・多動性障害)に関しては
その中でも多動・衝動性が目立つ多動・衝動性優位型
不注意が目立つ不注意優位型
そのどちらも混合している混合型の3つに分類されます。

 

多動・衝動性優位型の特徴は

 

止まっていられない
喋りすぎてしまう
会話に割り込むなど他人の邪魔をしてしまう

 

などがあり

 

不注意優位型の特徴は

 

ケアレスミスが多い
集中し続けることができない
話しかけられても聞いていないように見える
段取りが苦手
整理整頓が苦手

 

などがあります。

 

自閉症スペクトラム障害と同じように、
比較的不安を感じやすい特徴もあるようです。

ちなみにADHDと認められる数は女性よりも男性の方が何倍も多いようです。

 

 

最後に学習障害に関しては、
知的発達ができていないわけではなく、そこには何の問題もないけど
読む、書く、計算するなどの特定の事柄が著しく苦手な症状を指すようです。

 

 

これらの症状は、後天的なものではなく、
遺伝が大きく影響していると言われています。

一卵性双生児の症状一致率がかなり高いのが大きな論拠らしいです。

 

主に、3歳以前よりこれらの特徴は認められ、
子供時代の対応が非常に重要だと言われているのですが、
逆に大人になってからだと抜本的な改善が難しいとも言われています。

 

つまり、大人になってしまった僕らは、
この個性と付き合っていかないといけないわけですね。

 

個人的には、このように日常生活で苦労する特徴を持っている分、
必ず何処かにそれを補填する特別な能力が眠っていると考えていますので
それらを如何にうまく使って生きていくかが重要だなと思います。

 

 

興味ないかもしれませんが僕個人の話をしますと、

 

ケアレスミスが多い

気にしているのに誤字脱字がやばいです。
卵の中身を捨てて、殻をご飯の上に乗せることもしばしばあります。

 

 

喋りすぎ

お会いしたことある方ならわかると思いますが、
僕めちゃくちゃ喋ります。黙ってると一晩中一人で喋ります。
いつも飲み会の前には『今日は人の話を聞こう』と意識するのですが
いざ人前に出ると理性が壊れて延々と喋ります。

 

 

集中力が続かない

超集中できるのは30分程度です。
持続時間も短いし、かなり疲れやすいです。
ここに悩みがあるのでそれを改善する方法をいつも考えていて
そんな内容も数え切れないほど音声にしてきました。

 

 

準備が極端に苦手

段取りができないので電車の時間を調べるのも苦痛です。
ですから、待ち合わせがあるときは電車の時間を調べなくてもいいぐらい
早めに家を出ます。
平均して待ち合わせの3時間前には現地にいます。
しかも、じっとしていられないのでその3時間をつぶすのが結構きついです。

 

 

異常に心配性

すぐに不安を感じます。
人にどう思われているかとかすっごく気にしちゃいます。
ちょっと素っ気ない文章とか届くと嫌われたと思い込みます。

 

 

ってな感じで、モロに混合型のADHDなんですね。

 

 

めちゃくちゃ客観的に見ての話なんで、
変な意図はないんですけど、
個人的にはそれなりにADHDの度合いは強いと思っていて、
ただその分なのかはわかりませんが、一般的な人よりはだいぶ頭が良いので、
そこで何とかケアできている。って感じなんですね。

 

この特徴だけ見るとそりゃ会社員生活はしんどいし、
ストレス溜まるよなって改めて思いますね。

 

僕は起業以来、ずっと自分にあった仕事を模索してきていて
最近はかなりいい感じに落ち着いているのですが、
これは言い換えるとADHDシフトだとも言えるわけですね。

 

 

具体的には

 

喋りすぎても許される仕事

僕の仕事の4割は喋ることです。
喋るのが得意でよかったです。

 

 

自分の都合で仕事のペースを決められる仕事

基本、いつ仕事していつ寝ても良いです。
家事育児はやりますがパンクしそうになったら
離脱することは妻に了承もらってます。

 

 

準備をしないで成り立つ仕事

僕の仕事でちゃんとした段取りが必要なのはこの動画ぐらいです。
この動画に関してもなるべくぶっつけ本番の連続で完成するように工夫してます。

 

 

利害の絡む仕事上の人間関係を作らない

人と継続的に一緒にいるのが苦痛だし、相手にも迷惑かけるんで
そのようなことはできるだけ避けてます。
なので会社を組織化するとかおっそろしくてできません。

 

 

鬼ポジティブ固定

不安体質、人の目気にしいなので、
それを凌駕するほど馬鹿みたいにポジティブスイッチ入れ続けています。
どんなときでも『いいじゃんいいじゃん』と無理やり思って何とかしてます。

 

 

という感じで、比較的上手に付き合えている気がします。

 

ダメなところがある分、それなりに得意なところがあって
それは喋ること初め、物事を抽象化して考えることだったり
事務処理能力だったり、いろいろあるんですが、
そこでうまいこと仕事に結びつけて、
自分に無理がないような場所にたどり着いた感じです。

 

まとめですが、
こんな感じの個性を持っている方は実は結構多くて、
それに気づかず苦しい思いをしている方もいると思うんですよね。

レッテル貼りするのは嫌いなんですが、
苦の原因がわかるならそれはありじゃないですか。

 

あ、そうなんだ。でおわっちゃったら意味ないですけど、
それを受けて何かしらのアクションを起こせれば、
確実に今よりは良い状態に向かえるわけですからね。

 

 

そして。

 

自分の特性に合わせて仕事をアレンジできるのが
今の時代じゃないですか。
少なくとも、過去全部と比べても現在が
職業選択の自由度が一番高いです。

 

個人でビジネスをしているのならば尚更です。
仕事は選び放題だし、できないことは他人や機械に
任せちゃえばいいんですから。

 

個人のビジネスにもいろんな形があります。
ぜひ、ご自身の特性を考えた上で自分に一番あった働き方を
模索するきっかけになればと思います。

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