ビジネスマインド

今一度【自分】という概念を捉え直してみよう【仕事効率化?】

 

 

お疲れ様です。
としぞーです。

 

 

今回は【自分】という概念について語ってみようと思います。
ワード的にスピリチュアルな内容が襲ってくると身構えられちゃいそうですけど
中身はれっきとしたロジカルなものです。(少なくとも自分はそう思っている)

 

長くビジネスを続けていく上で、(多分)大切な考え方ですので、
ぜひ何かの参考にしていただけると幸いです。

 

先日、音声でも似たような話をしました。

 

 

この音声では、良い自分と悪い自分という概念が明確に存在していて、
であるならば、良い自分がした判断を最大限尊重し、
それを遵守するのが最適解じゃない?って結論を主張しています。

 

この記事では、その『自分という概念が複数ある』ことについて
少し深掘りしつつ、話を進めていきたいと思います。

 

 

人間が時間という概念を意識下において生きる動物である以上、
物事の連続性というものは何かを理解する上でとても大事な概念になります。

例えば、種を植えて、芽が出て、茎が伸びて、花が咲いて、それが枯れる。
この一連のプロセスには連続性を見出すことができます。

しかし、この順序がバラバラになって、
芽が出て、種を植えて、それが枯れて、花が咲いて・・・
となると途端に前後関係を理解できなくなるわけですね。
そのぐらい、時間という概念を前提においた連続性の認識というものは
人間の根底に根ざしたものなんです。

 

同様に、人は【自分】に関しても連続性を感じています。
昨日の自分は今の自分の過去だし、明日の自分は今の自分の未来です。

 

ちょっと何いっているかわからないですよね。

 

つまり、【自分】という概念を認識する際には(無意識に)時系列を追うことで
それを概念化しているわけで、それが連続している以上、
A→Bとは捉えることができずに、A→A’ぐらいの認識に留まるわけですよ。

 

ちょっと何いってるかわからないですよね。

 

 

結論としては、昨日の自分は今日の自分とはほとんど別の概念だ。
ってことを言いたいんですけど、
それを提示するために2つほど例をあげたいと思います。

 

 

僕はお酒が大好きでですね。
それと人と話すのもめちゃくちゃ好きでですね。

人と話しながらお酒を飲むのがとっても幸せなんです。

 

そんなこともあって、楽しすぎて飲みすぎちゃうんですよね。

そろそろ35歳になるんですけど、
飲み過ぎた次の日がだんだんきつくなってきてるんですよね。

 

いや、次の日だけなら良いんです。
最近は暴飲暴食すると、4日ぐらいモヤモヤした体調が続いちゃうんです。

 

毎日をいつもの毎日として過ごすのが至高と考えている今の僕にとっては
4日間を異常な状態で過ごすのはとても大きな損失なんですよ。

 

で、冷静に考えてみると、
いくら飲んでいる時間が素敵なものだとしても
その後の4日間と天秤にかけて、飲んでいる時間が上回ることはありえないんですね。

 

そのようなことから、素面のときには
「絶対に次飲むときは、次の日に影響がない程度に」
って決意するわけです。

 

でも、何度も同じ過ちを繰り返す。

 

これはもう、

『飲み過ぎないと決意した自分』

『今が楽しくて飲み過ぎちゃう自分』

別の人間だと考えないと整合性がないんです。

 

まぁ、アルコールが入ると別人になる。
というのは比較的わかりやすい例であろうかと思います。

 

でも、アルコールなしでも同様のことって起こり得ますよね。

 

 

例えば、何か素敵な目標を設定したとしましょう。

『ダイエットのために毎日5キロ走る!!』

大体、そういう目標を設定する自分は、状態が良い自分です。
長い将来を建設的に考慮した結果、ダイエットが必要だと判断し、
その目標を輝かしく設定しているわけですからね。

 

そして、それほどまでに漲っている自分ですから、
その日に5キロ走ることなんてなんでもないんですよね。
なんなら10キロでも走れちゃう。

 

しかし、翌日、その目標が重く感じる自分がいます。
そもそもダイエットをした方が良いと思っていた建設的な自分はそこにはいなくて
ただただ、よくわからんダイエットとかいう目標のために
5キロ走らないといけない理不尽に不満を覚える自分がいるのです。

 

 

自分が常に同一なものなのだとしたら、そこに一貫性が必要です。
しかし、々の人生を振り返ってみると明確な一貫性を見出すのは至難の技でしょう。

 

つまり、少なくとも【自分】と一括りの概念で表せるほど、
【自分】は確実ではないゆらぎのあるもの。
と表現することができるのです。

 

さらに発展させると、【自分】に揺らぎがあるのならば、
その揺らぎの片方ともう片方があると言って良さそうです。
その両端を【良い自分】と【悪い自分】と表現しても
大きく間違ってはいないですよね。

 

このことから、【いつも同じ自分】と感じているその【自分】には
【良い自分】と【悪い自分】が混在している。
と言い切ってしまって良いはずです。

 

なんかネチネチと考えてみたんですけど、
言いたいことは

『調子の良い時と、そうじゃないときってあるよね』

ってことです。
(じゃあ最初からそう言え)

 

実はこれを認識することがすっごく重要なんです。
仮にこの考え方を前提により良い人生を目指す場合
いくつかのガイドラインを作ることができます。

 

 

1、良い自分がした判断を大切にする

 

良い自分と悪い自分がいて、その両者がその都度何かの判断をする。
では、そこから出てくる判断には違いが認められるでしょうか。

きっと認められますよね。

 

どちらの判断がより良いものである可能性が高いでしょうか?

多分、良い自分がした判断ですよね。

 

であるならば、良い自分のときに重要な判断を行い、
悪い自分のときには変に判断をしないで、
良い自分の判断に従っておくのが正解だとしちゃうのは
そんなに暴論ではないと思います。

 

継続ができない。ってのは多くの場合、
良い自分がした判断を、悪い自分がした判断で上塗りするからです。
良い自分を崇拝(?)してその指示に従っていれば、
多くのことは好転していきます。

 

 

2、良い自分がする判断は、悪い自分を想定したものであるべき

 

とはいえ、良い自分がした判断を悪い自分が覆すのはしょうがないです。
だって、それをしちゃうのが悪い自分なんだから。

 

良い自分が判断をするとき、大体においてその行使を担う対象は良い自分です。
良い自分が良い自分がした判断を遂行するとして
判断をしていることがほとんどですよね?

 

でも、確実に後日悪い自分が現れるんですよ。

 

であるならば、良い自分がする判断には、
悪い自分がその任務を遂行することが織り込まれていないといけません。

 

良い状態のときって、なんでもできる気がしちゃうから、
ちょっと背伸びした目標やノルマを設定しがちです。
でも、それを遂行するのは今の良い自分『よりは』悪い自分であることの方が多いので
その自分でも任務を遂行できるのか?を前提に
目標やノルマを構築することが大切です。

 

 

3、極端に悪い自分のときは何もしない

 

ここまで書いたことを少し視点をずらして表現すると、
良い自分と悪い自分のバトンリレーと表せます。

 

良い自分は、次にバトンを渡す悪い自分を想定して走るべきですし、
悪い自分はせっかく良い形でバトンをつないでくれた
良い自分を裏切らないように走らないといけない。

 

そう考えていくと、バトンの渡し方って結構重要ですよね。

 

少なくとも、悪い人の後始末を良い自分にやらせるのは効率的ではない。

 

極端に悪い自分が現れることってあるじゃないですか。
そういうときは何しても良い自分の邪魔になる可能性が高いので、
黙って寝ていた方が良いです。
何もしないのが最良のバトンの渡し方になることもあります。

 

 

4、良い自分であろうとする

 

良い自分と悪い自分が存在する。と認識できれば、
じゃあ良い自分の時間を伸ばしたいよね。ってなりますよね。

 

そもそも良い自分って何かって話ですけど、
おそらく体調面、精神面、外的環境、などがそれなりに
良い状態のときに現れるのが良い自分です。

 

であるならば、体調面、精神面、外的環境を整備することで
良い自分が現れる時間を意図的に増やすことができないはずがないです。

 

そう考えると

『大きな声で挨拶をしましょう』

ということ一つとっても、
道徳や、スピリチュアルじゃなくて
合理的な成功法則だと捉えることもできますね。

 

 

 

このような感じで、
1時間後の自分、明日の自分、数年後の自分が、
今の自分とは違う自分である。
という感覚を持つことによって、改善できることが山のように発見できます。

 

少しでも、ピンと来たら、
ぜひ毎日の自分ライフに活かして欲しいと思います!

 

 

ちなみに、僕自身はこのような感覚を結構早いうちから持っていて
それを拗らせて失敗することも多々あります。

 

例えば、妻と結婚する前の話。

当時は両者とも『これはまず間違いなく結婚するよな』と思っていた状況でした。
そんな中で、妻が結婚式についてのあれやこれや(まだ結婚式の準備は始まってない)
を語り出したときにふと

「あのさ、結婚するって決まってないうちに結婚式の話してもしょうがなくない?
来月同じ状態が続くとは限らないんだしさ」

と(ほとんどなんの意図もない)言ったところ、
2日ぐらい口を聞いてもらえなくなりました。

 

こじらせるとまずいので、お気をつけください。

 

 

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