個人の時代のパートナーへの考え方
2016/08/15
『個人の時代がくるぞ!』
と思って起業をしてから約5年。
もうそろそろ個人の時代が来た。
といっても良いのではないでしょうか?
個人が活躍できるインフラが整備されていますし、
周りの価値観もだんだんと変わってきています。
これからはもっともっと個人が活躍できるようになります。
そして、今までの組織の中の人間関係から、
個人同士の人間関係が重要になってきます。
ここが今後大きな課題になるというか、
難しいところになると思うのですが、
組織の場合は、多少の利己的な感情はあれど、
全体の利益を求めて全員が動きます。
これは
全体の利益=自分の利益
に直結するからです。
会社の業績をあげれば給料が上がる(かも笑)
という構図ですね。
しかし、個人同士の関係となるとちょっと変わってしまって
全体の利益=自分の利益
が間接的な相関性になってしまいます。
例えば情報業界を盛り上げようぜ!
といってAさんとBさんが組んだとして、
実際に情報業界が5%盛り上がったとします。
しかし、それが直接自分の利益を押し上げるわけではなく
そこから工夫をしないと自分の取り分を作れません。
Aさんは売り上げが10%上がったけども、
Bさんは変わらなかった。ということもあり得ます。
こういう側面があるので、ビジネスにおける個人同士の関係は
比較的利己的な感情が優先されがちです。
僕は、最終的に大きな組織も個人の集まりで倒せると思っていますが、
この『利己的感情』に折り合いをつけないと、
いつまでも組織には勝てないとも思います。
僕自身、今年に入って信頼できるコンサルタントを紹介したり
その方々にコンサルの方法論をお伝えしたり。
少しずつ、個人の輪を広げていこうと動いています。
しかし、先ほど書いた通り利己的感情をどうコントロールするか。
この辺りに非常に気を使っています。
何よりも、自分が一番そうですね。
自分だけが儲けようとしたら絶対にその関係はうまくいきません。
同じように相手がそう思っていても結果は同じです。
ここから数年は、そのあたりに苦心し、方法論を構築していく期間だと
僕の中では位置付けていますが、
そんな中で指針としている言葉があります。
相当古い言葉らしいのですが(アリストテレスの言葉という説も)
『本質において一致、行動において自由、すべてにおいて信頼』
という格言があります。
僕はこれこそ、個人の時代の今だからこそ、
大事にされるべき言葉なのではないかと思っています。
目的や信念が一致し、信頼という目に見えないものでつながり
そして、その上で各自が自由に動く。
こんな個人のつながりって、最高じゃないですか?
何年かかってもいいから、
こういう人間関係の輪を作っていきたいな。