サードビジネスのススメ〜好きなことを仕事にする確実な方法〜【時短セミナー書き起こし】
2020/02/17
零細経営者よ。
ビジネスは3つ持て。
お疲れ様です。
としぞーです。
今回は、僕が勝手に作った、サードビジネスという概念について解説させていただきます。
人生の大半は仕事です。
かのアドラーも生きることと働くことは同義であると唱えました。
したがって、どのように仕事をしていくかが人生全体の幸福度に大きな影響を与えます。
そんな中で『好きなことを仕事にする』というわかりやすい概念があり、
それを目指して日々頑張る人もいるでしょう。
しかし、経験上好きなことを仕事にしようとしてもなかなか上手くいかないことが多いものです。
今回のは、そんな仕事への向き合い方、
好きなことを仕事にするための秘訣、人生の中で最大限に仕事を楽しむ方法。
これらの答えになりうる、一つの概念『サードビジネス』について解説をします。
現在ビジネス一本で生計を立てている方には、すぐに参考にしていただける内容ですし、
これからビジネスで結果を出すために動こうとしている方、している最中の方には長期的な指針となる内容です。
きっと何かのヒントになると思いますので、ぜひ最後までご覧ください。
もくじ
好きなことを仕事にしようとするとうまくいかない理由
好きなことを仕事にするのは悪いことではありません。
むしろ、最終的にそうなることが多くの人の願いだし、
そうなって損することなどあり得ません。
しかし、そこに到達するまでには様々な困難があり、
結果的に好きなことを仕事に出来る人はそう多くありません。
ちなみにここでいう好きなこととは、嫌いじゃないとか、結構好きとかではなく、
一番好きなこと。のレベルです。
興味があるもの、それなりに好きなことをビジネスに組み込むのはふつうに効果的です。
うまくいかない理由は様々ありますが、その中でも大きいのが、
『好きなことで生計を立てることが難しい』
ところにあると考えています。
そもそも、好きなことが稼ぎづらいものであることの方が多いので、
現実的に考えると、それ以外の効率の良いビジネスを選択するのが普通だし、
仮に好きなことでなんとか稼げそうになっても、
そのようなケースにおいてはほとんどの場合好きなことで稼ぐために
嫌いなことをやらなくてはならない状態に陥ったりするのです。
場合によっては、好きだったことが嫌いになってしまう最悪の結末もあり得ます。
つまり、
好きなことで結果を出さなくてはいけない
これがそもそもの間違いなのです。
好きなことと成功はセットにしてはいけない。
成功と切り離した状態で考えなければいけないのです。
サードビジネスという概念
サードビジネスは3つ目のビジネス、という意味ではなく、
厳密にいうと3種類目の目的を持ったビジネスです。
ファーストビジネスの目的は収入。
とにかく、稼ぐことが第一。生きていくために必要な原資を供給するためのビジネスです。
リスクもあってオーケー。むしろそれなりにリスクがないとビジネスの難易度は高くなりますので積極的にリスクをとるフェーズです。
セカンドビジネスの目的は保険。
ファーストビジネスに何かあった際のセーフティーラインとして機能するビジネスです。
そのため、リスクを極力減らした固いビジネススキームが理想です。
ここまでは、良く言われる概念かと思います。
何かで結果を出したら、次は収入の柱をもう一つ作りましょう的なアレですね。
周りを見ていて一番多い例は、物販である程度稼いだお金を不動産に投資するとかでしょうか。
言われるまでもなく、このような未来予想図を描いている方、実際に構築している方は多いと思います。
そして、最後はサードビジネス。
サードビジネスの目的は自己満足です。
単純に一番やりたいこと、一番好きなことをビジネスとして表現する。
そして、先ほど述べた通り、その結果として成功を追い求めない。
仮に、やっていることがなんの結果も生み出さないとしても
続けられるぐらい好きなことをビジネスにするのです。
サードビジネスのメリット
サードジビネスには、大きく分けて3つのメリットがあります。
1.ファースト、セカンドビジネスへのモチベーションアップ
サードビジネスを通して自己実現ができていると、
それまでのビジネスにもモリモリとモチベーションが湧いてきます。
軸となるビジネスがあるからこそ、サードビジネスが成り立っているので、
それを成立させるためにより頑張るし、
収入が増えればさらに楽しいサードビジネスに投資ができます。
生きがいになりうるサードビジネスを継続されるためには、ファーストとセカンドの存在が必須ですので、それまでよりも頑張る理由が1つ追加されるのです。
同時に、サードビジネスで自己実現が達成できているので、
その他のビジネスに過度なやりがいを求める必要がなくなります。
これにより、よりシンプルにビジネスに取り組めるのも大きなメリットです。
2.生涯の仕事の獲得
昨今の情報発信社会において、定年という概念はほぼなくなります。
基本的には、死ぬまで何かしらの仕事をすると考えておいて良いでしょう。
若いうちは、ファーストビジネス中心のワークスタイルになりますが、
歳をとるにつれてそんな気力もなくなり、最後はサードビジネスだけが残るはずです。
そもそも、どんなビジネスにも旬があり、終わりもあるわけですが、
成功を前提としないサードビジネスは途中で破綻することがありません。
なぜなら、やること自体が目的でありゴールだから。
生涯付き合える仕事を獲得することは何よりの財産だと思います。
3.なんだかんだ助けになる
ここからはかなり僕の想像が占める割合が大きいので、
話半分で聞いて欲しいのですが、最近の流れである、
個人が発信源になれる時代
大企業が占めていた利益の再分配
受け手のリテラシーの変化
ピアトゥーピアに近いインフラの進歩
貨幣概念の変化
この辺りを総合して考えると、近い将来には発信力がない人は全員駆逐されると予想できます。もしくは、かなり低収入で仕事をすることになります。
そして、そこで求められる発信力は今よりも細分化されたマニアックなものになるはずです。
つまり、ある分野においてそれまでにどれだけ情熱を注いできたか?
が、発信の質を決める要素になるのです。
そう考えてサードビジネスを長期的に見ると、
成功を期待しないで、好きだけで続けてきたその分野において、
きっと誰にも追いつけないポジションが確立できているはずなのです。
そして、これはいずれ来る人間総発信時代において、必ず自分を助けてくれるのです。
さいごは、好きなだけで続けていたサードビジネスがファーストビジネスの結果を大きく塗り替えることもおおいにあり得るでしょう。
もちろん、それを期待して取り組むのは定義に反しているのでダメですけどね。
いかがでしたでしょうか。
これ、全部僕の妄想です。笑
でも、それなりに理にかなっているとおもうんですよね。
実際、僕もやっているだけで楽しい仕事、
やること自体が目的になりうる仕事を今してますが、過去にないほど幸福度が高いです。
しかしながら、そればかり追い求めると生活が破綻することもある。
どうしたら全て包括して成り立つか考えると今回のような結論になりました。
今まさにサードビジネスに取り組める状態の方にはすぐに試してもらいたいし、
これからファーストビジネスにチャレンジする人、チャレンジ中の人、
また、これからセカンドビジネスを構築する人にとっては、
将来を考える上でのわかりやすい指針になると思ってます。
というか、今回の流れを想像してみるだけでワクワクしてきませんか?
そのワクワクはすごく大事です。
どうせ、いっぱい努力して、辛い思いもしてビジネス頑張るんだから、
着地点はこれぐらい素敵でもバチは当たらないと思います。
ぜひ、何かしらの参考にしてくださると幸いです。
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