木を見て森を見ず
2016/08/20
僕の趣味の一つが『囲碁』なんですが、
囲碁には『大局観』という言葉があります。
簡単に言うと、
細部ばかりを気にすることなく
全体を見通し、最善の策を考えることができる能力。
みたいな感じですね。
木を見て森を見ず。
という諺も、同じことを意味していますね。
ビジネスをしていると
・売れた商品が赤字だった・・・
・商品に凹みがあった・・・
・今日は売り上げがなかった・・・
・最近契約が取れない・・・
などなど。
いろいろと精神的に落ち込むことがあると思います。
しかし、それ自体が『木』しかみていない状態に
なっていることが多々有ります。
ビジネスをやろうと思った理由は
『全ての商品で黒字を出すため』
でしょうか?違いますよね。
『毎日売り上げを安定して出すため』
でしょうか?違うはずです。
ビジネスをしている理由は、
もっと大きな目的だと思います。
まず『稼ぐ』という目的があり
『稼いでどうしたい』というもっと先の動機があります。
それを実現するためにビジネスをしているはずなのに、
いつの間にか視野がどんどん狭くなり、
目の前の『現象』しか見えなくなってしまいます。
そりゃ、目の前の失敗を反省するのは重要です。
が、失敗しないことなんてないし、
失敗を織り込んで前に進んでいかなきゃ、
ビジネスはうまくいきません。
新しいビジネスを立ち上げて、
黒字転換するのに3ヶ月かかるとしましょう。
当然3ヶ月間はずっと赤字。
もともとは3ヶ月後の黒転を目標にして
始めたはずなのに、
2ヶ月目の赤字に精神的に耐えられなくて
やめてしまう。
なんてことはよくあるんですよね。
そして、悩まなくていい問題に悩めば悩むほど
無駄な精神力を使ってしまい、
ビジネスに当てる熱量が減っていきます。
もっと大きな視点でビジネスを捉え、
本当にやるべきことを実直にやるのが一番です。
まぁ、すごく難しいことなんで、
僕も全然できていませんが^^
ただ、その意識は持っておきたいですよね。