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混合在庫のメリットデメリット【設定の仕方とか諸々】

2019/04/11

 

 

 

今更感がありますが、
混合在庫についての解説をしようと思います。

 

過去にも解説したことがありましたが
基本的なことすぎて最近は知らない方がいたりするのと
うまく使うと得するパターンがあることにも最近気づきましたので
それらを含めて解説します。

 

ぜひ参考にしてください^^

 

 

 

混合在庫とは?

 

 

混合在庫とはAmazonFBAを使う際の
納品形式の一つです。

 

具体的には『混合在庫』と『そうじゃない在庫(通常在庫としましょう)』
の2パターンがあり、我々がいつも利用しているのは通常在庫の方です。

通常在庫の場合は商品Aに対してセラーごとにSKUを設定して
倉庫で管理をしますが、
混合在庫ではセラーごとのSKUは全く無視されて、
ASINごとで管理をされることになります。

 

つまり、誰が納品したか?は全くわからない状態で管理されるのです。

 

混合在庫で商品を納品すると以下のメリットデメリットがあります。

 

 

 

混合在庫のメリット

 

何と言っても商品ラベルを貼らなくて良いことがメリットです。

 

出品者ごとに商品を管理する必要がない混合在庫ですから
識別できるバーコードがちゃんと箱などに設けられていれば
そのままダンボールに詰めて送ってしまえばOKです。

 

Amazonのラベル貼りサービスのように、倉庫でラベルを
貼ってもらうわけでもありませんから、
手数料などを払う必要もありません。

 

商品数が増えてくると、ラベルの料金も貼る労力や人員コストも
バカにならないです。ここが無料なのは大きなメリットですね。

 

 

混合在庫のデメリット

 

出品者を識別せずに商品が管理され発送されるわけですから、
同じ商品で2人以上混合在庫を利用している出品者がいた場合
自分から商品が売れた際に自分が納品した商品ではなく、
他の出品者が納品した商品が『自分の商品として』発送されてしまう
可能性があります。

 

これは恐ろしいことです。

 

仮に、自分が真品を扱っていたとしても、
もう一人のセラーが偽物を扱っていて
その偽物が自分の商品として発送されてしまったら。
それは
『自分が偽物を仕入れて、偽物を販売した』
ことになってしまいます。

 

返品リスクどころか、アカウントリスクもたんまりです。

 

これがあるために混合在庫は『使うべきではない』と
言われていますし、僕自身もそのように解説をしています。

 

 

 

混合在庫の設定をオフにする方法

 

 

ということで、基本的には混合在庫を使わないのが正解なので
間違っても混合在庫の設定を適応しないようにしましょう。

 

確認の意味も含めて、設定の変更方法を解説します。

 

セラーセントラルの『設定』タブ内の『FBAの設定』をクリックします。

 

 

 

 

続いて『在庫の設定』の『ラベルなし混合在庫』が無効になっているか確認しましょう。
無効だったらそのままでOKです。
有効になっていたら、『編集』をクリックし、無効に変更しましょう。

 

 

 

 

 

 

これで完了です!

 

 

 

【余談】混合在庫を使っても良い場面

 

 

前述した通り、他の出品者も混合在庫を利用していると
2名以上の在庫が混在することとなり、
様々なリスクが発生します。

 

裏を返せば、商品Aに対して混合在庫を利用している出品者が
自分一人だった場合は、そのリスクは全くない。ということなわけです。

 

とは言え、メリットは残るのでその場合はむしろ
『混合在庫を利用した方が良い』
とも言えるのです。

 

ラベルなし混合在庫の条件を満たしていて、かつ競合がいないような商品ならば
混合在庫で納品することによって、
単純にラベル貼り付けのコストだけを削減できるようになります。

 

 

ラベルなし混合在庫の利用条件

 

ちなみに、混合在庫を利用できる商品の条件は

 

・新品であること
・商品受領時にフルフィルメントセンターでスキャンできるよう、商品にバーコード形式のJAN/EAN/UPCの商品コードが存在することJAN/EAN/UPCが単一のASINに該当するものであること。複数のASINに該当する場合には、過去にラベルなしの商品として納品できたものであっても商品にラベルの貼付が必要です。
・出品者の在庫処理の遅延を防ぐため、その他の商品でも一部ラベルなしの混合在庫にできないものがあります。
・容易にスキャンできるバーコードがあること
・消費期限のない商品であること

 

と記載されています。

 

 

さらに、以下のカテゴリーにおいて制限がかけられている商品もあり

 

 

 

 

さらにさらに、並行輸入品においても以下のカテゴリーは制限されていて

 

 

 

 

これらを考えると『混合在庫扱いで納品できる商品なんてないのでは?』
と感じてしまいますが、それなりに対象商品はあります。

 

特に、自社製品(OEM含め)を販売していて、
商品にちゃんとJANが記載されているものを直接小売りしている場合は
条件を見たいしているケースが多いと思いますし競合もいないはずなので
混合在庫で納品した方が幾分か得かと思います。

 

もっと言えば、混合在庫ってこう考えるとまぁリスクあるし
しかも条件意外と厳しいじゃないですか。
それを考えると使う人ってほぼいないと思うんですよね。
なのでしれっと相乗り商品でも混合在庫を使ってみたら
自分しか使っていない。ってことになるのではないか?
と思うのですが、まぁそれは自己責任でお願いします。

 

僕は結構ここら辺の心理の読み合い好きなので
ちょっと試してみようって思ってますけどね!
同じようなもの好きな方のために、
『特定商品だけ混合在庫にする方法』
を解説して終わろうと思います!

 

 

 

特定商品だけ混合在庫の設定をする

 

 

設定方法は超簡単。

 

まずは前述した混合在庫の設定方法で、設定を『有効』に変更します。
その後、混合在庫で納品したい商品のSKUを作るだけです。

 

すると在庫管理では以下のように

 

 

 

 

FNSKUの項目がASINで表示されるはずです。
(普通に登録するとXから始まる文字列になります)
これで準備はOKです。

 

このSKUを使って納品手続きをすれば自動的に混合在庫での
納品となります。

 

 

処理が完了しましたら、またFBAの設定から混合在庫を無効にしてください。
これで特定商品だけ混合在庫の設定をすることができます。

 

現状、国内メーカー品、かつメーカーがAmazon倉庫に直送してくれるケースで
混合在庫を試してみているのですが、なんかすごく良さげです^^

 

 

 

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