ビジネスマインド

スロットで喰ってた話

2018/05/13

フライング起業物語では
僕が会社を退職してからある程度
成果を出せるようになるまでのことを
赤裸々に書き綴っています。

が、まだまだ細かいことは書いていないので
いつかかなり詳細まで書き込んだものを
つくりたいなぁ、なんて思っていますが
今日はその一部分を書きたいと思います。

実は、会社を退職して1ヵ月目ぐらいに
完全に資金が足りないことに気がつきまして
アルバイトをするにしてもすぐにはお金にならないし
かといって日雇いの仕事はしんどいから
やる気合いが無かったりで。。。。

1ヵ月ほどスロットで稼いでいた時期がありました。

当時は法律が改正されて、
4号機という機種から5号機という機種に
入れ替わった2年後ぐらいの話です。

押忍!番長!という台の新作が出始めたときですね。
知っている人は知っていると思います(笑)

細かく書いてもしょうがないんですが
4号機というのは、いわゆる
『連チャン』
が許されていた機種でした。

つまりは一旦連チャンモードに当選すると
当たりが高確率で続くわけです。

しかし、あまりにもリターンが大きいため
その分お金を吸い取るスピードも早く、
でも、当たると3時間で20万とか稼げちゃうわけで
ギャンブル狂を大量生産していたのです。

で、これではアカンということで
法律が改正されて、
『連チャンの機能は禁止ねー』
となってしまいました。

そして、まだ各メーカーが
その法律に従った、それでもスリルのある台を
試行錯誤して作っていた、そんな時代です。

4号機に比べると、リターンが悪くなったので
それまでプロとしてその界隈でご飯を食べていた人も
相当数引退に追い込まれていたと聞きます。

そんなときに、僕はその世界に1ヵ月入りました。

毎朝10時にはパチンコ屋さんに行き、
閉店の23時頃までがっつりこなし、
帰ってから当日の分析、
その後、ビジネスの構想や勉強をしていました。

結果、その月は35万円ほどの収益を上げられたのですが
冷静になって「何やってるんだろう」となり
そこですっぱりと辞めたのですが、
実はそのとき学んだことがかなり勉強になりました。

ビジネス的に言うと

『費用対効果』

『参入のタイミング』

ここについてのマインドや考え方が
かなり身に付いたと思っています。

まず『費用対効果』ですが、
これはスロットでいう『期待値』です。

スロットというのは内部で当選の抽選をしており
当たりやすいゾーンとそうでないゾーンがあります。

で、前回の当たりから何ゲームかなどで
そのゾーンを行ったり来たりするので
はじめるゲーム数によって、
期待できるリターンがある程度計算できるんです。

その期待値が100%を越える状態
(つまり100円かけたら100円以上のリターンが期待できる状態)
の台を打ち続けていれば理論上プラスになります。

当然、確率の問題ですから
いくら期待値が100%を越えていても
1回単位、その日単位では
マイナスになることもあります。

しかし長い目で見ると、
確率は収束しますので
ほぼほぼプラスになるわけです。

そんな期待値の計算や
そこに対する考え方が
相当今も活きています。

次に『参入のタイミング』です。

スロットやパチンコでしっかり勝つためのこつは
『勝てない勝負はしないこと』です。

先ほどの期待値が100%を割る台を打つことは
絶対にやってはいけないことなんです。

ですので、朝10時から、夜の23時まで
スロット屋さんにずっといたとしても
実際にスロットを打っているのは
平均で5時間ぐらいだったと思います。

残りの8時間は台をチェックしながら
ただただ『待つ』状態です。

これができない人が多いので
スロット屋さんは儲かるんですよね。

これがまぁ、苦行なわけです。
欲を殺して殺して・・・機をうかがいます。

そんな辛い思いをして一日1万稼ぐ程度ですよ。
まぁ、しんどい仕事です。

ただ、これは自分のコントロールという意味では
かなり勉強になりました。
(数日に一回は暴走するときがありましたが笑)

よく考えてみると、
『費用対効果を検証し』
『参入するべきタイミングで突入する』

これってまんまビジネスの王道ですよね。

間違っても、スロットをやりましょう!!
とは言えませんが、僕はそれをやったことで
結構成長できたと勝手に思っています。

他にも、当時はくだらないことを色々やっていたんですが
それはまたの機会に書きたいと思います。

ともあれ、完全にダメ人間じゃないですか。僕。

そんなんでも、今や会社を経営しているわけで。
誰にでもチャンスがあるって説得力があると思います(笑)

 

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