フライング起業物語

フライング起業物語 2 〜入院〜

2016/09/06


入院中は退屈だった。

 

としぞーにとっては、生まれて初めての入院だったので、
やる事と言えば、本を読むか、病院を抜け出して
近くの公園でタバコを吸うかのどちらかしかなかった。

 

ただ、はっきりと言えるのはこの入院が彼の大きな
ターニングポイントだった事は間違いない。

 

途中、お漏らしをしてしまう事件があったが、
そんな話は需要がないので割愛する事にする。

 

彼は、人生で初めて将来の事について
深く考える事が出来た。
何より考える時間は沢山あったし、
勉強する時間も余る程あった。

 

ただ、将来をどう変えていくか。

という事ではなく、

『このままだと幸せにはなれないぞ』

という恐怖が胸の中を渦巻くばかりだった。

 

現状では何の打開策も思い浮かばないとしぞーは
とりあえず、情報を集める事にした。

書籍、メルマガ、動画、

あらゆるメディアから、なにかヒントを得ようと四苦八苦していた。

 

そこで、衝撃的な出会いを果たす。

 

それはホリエモンこと元ライブドアの堀江社長のメルマガである。

そこにはこんな事が書いてあった。

『会社員一本でいるリスクよりも、起業した方がリスクが少ない』

彼は、そのとき何かが弾けた気がした。

『起業』

何故か、将来の事を考えていたわりには、
彼の中に『起業』という選択肢はなかったのである。

 

どういうわけか、ホリエモンのそのフレーズを目にしたとき、

「これは起業するしかないんじゃないか」

と、思い込んでしまった。

 

今考えても謎の思考回路だ。

 

そのメルマガに、輸入ビジネスの事も書いてあったのだが、
それに気づくのは数ヶ月後の事になる。

「起業しよう」

そう決心したとしぞーは、入院中に会社に辞意を表明した。
成績はいい方だったので、かなり退職を止められたが、
もう彼の目には『起業』の二文字しか、見えていなかった。

 

『俺にはもう、ゴールしか見えねぇ』byスラムダンク三井

 

ばりの状態だったが、そんなにカッコいいものでもない。

 

というのも、起業するにあたって、一番大事な部分がまだ抜け落ちていたからだ。

それを考える事もなく、彼は退職を決めた。

 

入院中に無職になったのである。

 

正気の沙汰ではない。

 

彼がまだ見落としていたのは、

『起業して何をするか』

である。

 

こいつは、どうしてそれすらも決めずに会社を辞めてしまったのだろう。

思うに、これはただの『現実逃避』だったのではないだろうか。

 

案の定、退院後、彼は路頭に迷う事になる。

 

フライング起業物語 3 〜路頭に迷う〜 に続く




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