Amazon攻略

続・Amazon.comの新しい試み 〜プライムビデオ有料切り離し〜

2016/08/15

この前もAmazonの新しい試みということで
『prime会員しか買えない商品』
について解説させていただきました。

で、そのちょっと後に、またAmazonが戦略を打ち出してきたという
話題を目にする機会があったので、それについて書きます。

その戦略というのが

『Amazonprimeビデオの有料化』

です。

これまた米国Amazonで始まった(始まる?)施作なのですが、
今まではprimeビデオの料金はAmazonprimeの会員料金に含まれていました。
それを『切り離して』8ドル99セントにて販売することになったようです。

もう少し細かいことを言うと、prime会員費も変更するみたいで
今までは年会費で99ドルだったのが(これもしょっちゅう変動しています)
月額10ドル99セントに変更になるらしいです。
(ちなみにこの中にはprimeビデオのサービスは含まれています)

つまり、prime会員にならなくても毎月約9ドル払えば、
primeビデオだけ利用できるよ!
追加で2ドル払えばprimeの全サービスが受けられるよ!

という打ち出し方だということですね。

動画配信サイトとしては、アメリカではNetflixが先頭を走っていて
Netflixの月額量が9ドル99セントですので、ここにめちゃくちゃ対抗しています笑

要は、primeの囲い込みだけではなく、
primeを必要としないけれども動画配信サービスには入りたい。
という方をターゲットにした戦略になります。

また、両者の差額はたった月額2ドルですので、
後々prime会員への編入も考えられますので
結局は囲い込みの一環になりますね。

同時に、今まではどちらかというとprimeビデオは

『primeサービスのおまけ』

的位置にありましたが、
今回の戦略から

『動画配信事業に相当力を入れていく』

サインが読み取れます。

動画配信事業って、基本的に自社コンテンツを持たなくていいじゃないですか。
権利を買い付けて放映すれば利益になるモデルですし、
しかもスポンサーモデルではなく、月額課金モデルなので
経営の計算が立ちやすいんだと思います。

ということで、Amazonがまた会員からのお金の取り方を
変えてきたわけですが、どっちにしろprime会員が中心なことには
変わりなさそうですので特に問題はないと思っています。

早く、配送業者も初めてくれないかなぁ笑

 

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