Amazon攻略

Amazonのカテゴリー毎の出品規制で、今後単純転売(小売仕入れ)は稼げなくなるのか?

2017/09/30

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先日音声でも収録したのですが
(音声は記事最後で紹介します)
結構反響がありましたので
ブログでもこの内容に関して書こうと思います。

 

結論から言うと、
不安に思っている人もいると思いますが、
大きくダメージになると言うことはないと思うので
そんなにネガティブに考えなくて良いと思います。

と言うことで、その理由をつらつらと
書いていこうと思います。

 

 

 

去年末からのいろいろなAmazonの動き

 

 

去年末より、Amazonでは色々な動きがありました。

 

大きく2つに絞ると

・カテゴリー制限
・アカウント停止

についてです。

 

1つずつ解説していきます。

 

 

カテゴリー制限

 

今までも、出品が制限されているカテゴリーはありましたが
その数が去年末から着実に増えています。

 

例を挙げると

・LEGO
・アパレルブランド各種(ナイキなど)
・一部のCD
・一部のDVD
・大手メーカーの商標(マイクロソフト製品の一部など)

などがその対象です。

 

告知なく申請が必要になることが多く、
仕入れるときは大丈夫でも、
出品する頃には申請が必要になっている。

と言うケースも少なくありません。

 

おそらく、メーカーなどからの申請で
こう言う風に審査制にしていると思うのですが
この流れは今後も続くと思います。

 

 

アカウント停止

 

今までも商標権の侵害や、悪質なセラーは
アカウントが停止されることはありました。

 

が、最近は今までほとんどお咎めなしだった

『商品の真贋に関してのミス』
『商品のコンディションのミス』
『商品のバージョン違いなどのミス』

『累積』することによってのアカウント停止が増えてきた印象です。

 

はっきりとAmazonの

『アカウントの良し悪しに対する基準』

が厳しくなっていることが見て取れます。

 

これは、Amazonが自社プラットフォームを
よりクリーンにしていこうとする
企業努力の現れであると認識しています。

とはいえ、このアカウント停止のリスクは、
こちら側が気をつけることで
十分に回避できるのもであることは
今までもこれからも変わりません。

 

 

 

Amazonは何をしようとしているのか

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Amazonが上記のように、
色々と規制を強めているのは、
たまたまでも、思いつきでもなく、
必ず理由あってのことなはずです。

 

では、Amazonは何をしようとしているのでしょうか。

 

ここ数年で、Amazonの日本での地位は大きく上がりました。
シェアも急拡大しましたし、AmazonというECサイトを
知らない人は今やほとんどいないのではないでしょうか?

 

僕の記憶が正しければ、
僕が物販を始めた5年前は、
Amazon知らない人も結構多かったような・・・

 

それで、これまで順調に成長を続けてきたAmazonですが
そろそろシェアの伸び率が悪くなってくる頃です。

日本の人口にも限りがありますから、
無限に利用者を増やすことは不可能ですし、
今Amazonを使っていない人にAmazonを知ってもらうよりも
今Amazonを使っている人に、もっとAmazonを好きになってもらう方が
そろそろ効率的になってくる時期なのです。

 

ですから、今Amazonが一番に考えているのは

『シェアの拡大』

ではなく

『既存ユーザーの満足度アップ』
『他サイトへの流出の阻止』

だと思うのです。

 

だからこそ、AmazonのECサイトとしての
利便性や安全性をこれまで以上に高めるために
各種規制を強めているのだと予想します。

 

これはどのビジネスにも当てはまりますが、
一旦その業界のシェアを取ると、
今度はその地位を継続するために
いろんな規制が入ることになるのです。

 

Twitterとかでも最初のうちは広告アカウントを
作り放題でしたが、
成熟してからはかなり厳しくなりましたよね。

 

基本的に、成長期はいけいけどんどんなのですが、
ある程度まで成長すると今度は中身の整理に入るわけです。

 

 

 

成長期は稼ぎやすい

 

 

前述の通り、プラットフォームの成長期というのは
ある程度の『雑さ』には目を瞑ってもらえるメリットがありますので
稼ぎやすい市場ではあります。

今でいうと『メルカリ』とかがそれにあたりますかね。

 

情報業界でばーんと新しいノウハウが出るときは
だいたいそういう成長期のプラットフォームで稼ぐ系の
ノウハウが多いのはそのせいです。

 

今思い返せば、ここ数年のAmazonは
確かにそういう時期だったのかもしれません。
(特に3から5年前ぐらい)

悪質なセラーも非常にたくさんいましたし。

 

そう考えると、確かにここ数年のAmazonは
『稼ぎやすい市場』であったといえますし、
それは間違いない事実かなとも思います。

 

 

 

実際稼げなくなるのか

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では、成熟期に入ったAmazonは

『稼ぎづらい市場』

になったのでしょうか?

 

僕はその答えはNOだと思っています。

 

確かに、ルールが増えることで、
覚えないといけない大事なことは増えます。

が、それが稼げない理由にはなりません。

 

また、そもそもこの単純転売というビジネスは
個人だからこそできるビジネスモデルであり、
資本が大きい企業が取り組むようなビジネスモデルではありません。

だからこそ成り立っていた側面がありますし
その関係自体は今後も崩れません。

 

仮に、単純転売が全く稼げなくなったら、
単純転売でしか販売されないような商品は
誰が販売するのでしょうか?

需要はあるのに、誰も販売しない。
という状態になるわけです。
だったら、そこにまたビジネスチャンスがありますよね。

 

なので、単純転売というビジネスモデルが
一切稼げなくなることはどう考えてもあり得ません。

 

同時に、Amazonとしても、顧客のシェアは大体取ったけど、
セラーのシェアはまだまだ拡大するつもりでいると思います。

そんな中、本当に新規参入ができないほど、
ガチガチにルールを定めてしまったら、
一番困るのはAmazon自身ですから、
そこまで締め付けるということも考えづらいのです。

 

色々と理由はあるのですが、
大まかにこういう理由から、

『単純転売が稼げなくなる』

というのはあり得ないと断言できます。

 

 

一方、今までのAmazonではその可能性があった

『単純転売だけで大きな額を稼ぐ』

ということは難しくなると思います。

 

僕自身、最初に月収100万を達成したときは
単純転売オンリーでの数字でした。

過去に、単純転売だけで
50万以上稼いでいる。という方の話も
なんども聞いたことがあります。

 

が、もしかしたらこれは難しくなるのかなと。

 

Amazon単純転売で10万20万稼ぐことはできても、
その上を目指すのであれば、
やはりもう少しブラッシュアップされたビジネスモデル。

例えば、メーカー直取りや、新規出品、OEMなどが
求められるのではないかなと思います。

 

 

 

今後どう立ち居振舞うべきか

 

 

では、今後のAmazonをどう立ち居振る舞えば良いのでしょうか?

 

まず、これは昔から思っていることなのですが、
ビジネスのスタートアップとして、
単純転売を選ぶのはすごく良いことだと思います。

 

ビジネスのイロハを学ぶことができますし、
物販の基礎的なことも経験できます。

それに、10万でも稼ぐことができれば
自信にもなるはずです。

というかむしろ、まずは単純転売で結果を出してから
次のステップに向かった方が、
いきなり高度なことにチャレンジするよりも
よっぽど結果が出るのが早いと思います。

 

しかし、あくまでもそれはスタートアップと捉え、
その後はさらに効率の良いビジネスモデルを
追求、構築していくことが求められます。

 

 

ですから、これからAmazon物販を始めようと思っている方は
単純転売に対して、そんなに不安になる必要はないと思います。

 

現在、まずはちょっとでも利益を出すことを目標に
頑張っている方も、不安に思う必要はないので
目の前のことを頑張れば良いと思います。

 

すでにある程度の額を単純転売で稼いでいて、
その次のステップに踏み出せないでいる方は
今すぐにでも次のステップに関しての
勉強を始めるべきだと思います。

 

すでにそういったビジネスモデルを構築している方は
それをそのまま突き進めば良いと思います。

 

 

 

規制が厳しくなるということは、
Amazonがクリーンになるということです。

Amazonがクリーンになるということは、
Amazonの人気が上がる可能性があるということです。

つまり、最終的にはAmazonで販売する人の
メリットになることなのです。

 

それをネガティブに捉える必要はありません。

 

 

また、規制が厳しくなるということは、
その規制を越えれば、今よりも稼ぎやすくなるということでもありますので
むしろ喜ぶべきことだと思うんですけどね!

 

音声でも解説しましたので、
ぜひお聞きになってみてください^^

 

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