欧米輸入ビジネスと中国輸入ビジネスの違い2017ver
2017/09/30
3月から中国輸入の勉強を始めていまして。
だいぶ慣れてきましたので改めて『欧米』と『中国』の
違いについて解説してみたいと思います^^
そもそも、かなーり前に中国輸入をかじったことがあるのですが
その時は購入代行さんに任せっきりでしたし
扱う商品量も少なかったので本当にかじった程度でした。
今回がっつり取り組んでみて色々とわかりましたので
その見地から解説をさせていただきます。
ぜひ何かに役立てていただけると幸いです^^
違い1 仕組み
まず、大きく違うのはそもそもの『仕組み』ですよね。
その中でも一番特質的なのが中国輸入では直接決済ができない。
ということです。
欧米輸入の場合は、日本のクレジットカードで
普通に商品を購入することができますが、
中国の場合はそれができません。
ですから、第三者に代行で購入をしてもらう必要があるわけです。
僕もちょっとそうだったのですが、
ここに多少の抵抗がある方は多いのではないでしょうか。
一番肝のお金がかかる部分を誰かに任せるというのは
少し心配な方法ですからね。
そういう意味ではやはり欧米輸入の方がとっつきやすいです。
早ければ始めようと思って数分後には仕入れができるわけですからね。
一方、中国輸入は比較してとっつきづらいのですが、
それは悪いことではなくて言い換えれば参入障壁が高いと言えます。
まぁ、そこまで高い障壁じゃあないのですが、
欧米と比べると相対的には参入障壁が高いかなと。
まずここが全然違いますので、人によってどちらの方がやりやすいか
このポイントですごくわかれそうですね。
違い2 利益率
これも大きな違いがある『利益率』
理由があるから違うのですが、それは後述するとして。
中国輸入の利益率は本当に優秀です。
欧米輸入ですと投下資本利益率で30%出ていれば御の字。
50%出たらすごい部類だし、それ以上になると
商品に問題があるんじゃないかと不安になります笑
(単純転売での話です。新規登録や直取りすればもう少し利益率上がります)
一方、中国輸入の場合、単純転売にもかかわらず利益率が高いです。
500円で仕入れて2000円で売れる商品とか、結構あるんですよね。
欧米畑出身の僕としては最初のうちは
『何かあるぞ・・・こんなに利益が取れるはずがない・・・』
と、ずっと疑ってかかっていました笑
もちろん、それなりのデメリットもあるからそうなっているわけで
手放しにだから良いとは言えませんが、
現実として利益率が高いのは間違いないことです。
ですから、資金効率としては中国輸入に軍配があがる気がしますね。
イメージ的には、欧米輸入で10万稼ぐならば30-40万の仕入れが必要ですが、
中国ならば20万の仕入れでも可能性がある。というところでしょうか。
国際送料も、欧米と比べて安いのでそれも影響しているように思います。
違い3 メーカー品とノーブランド品
欧米輸入では扱う商品の99%がメーカー品です。
つまり、海外で製品コードを取得して販売されている商品ですね。
ですから、型番があったり、名称がはっきりしていたりしますから
リサーチが非常に簡単です。
型番が同じだったけど、違う商品が届いた。
こんなことがないわけではないですが、起こるとしても稀です。
ですから、仕入れたけど販売できなかった。ということが
そんなに多くないんですよね。
この辺りは欧米輸入の大きなメリットですね。
安心安全、歩留まりが良い!です。
一方、中国輸入で扱う商品の大半はノーブランド品です。
メーカー品もあるのですが、偽物が多いので
あまりオススメできません。
ノーブランド品ですから、型番なんてないですし、
名称も販売者によってバラバラです。
イメージですが、『としぞーボックス』という青い箱の商品があるとして
欧米の場合は『としぞーボックス』で検索したり型番で検索すれば
その商品を見つけることができるのですが、
中国輸入の場合は『青い箱』とかで検索して
たくさんある合う青い箱の中から正解を見つけなければいけないのです。
主に画像などで比較をして探すわけですが、
あくまでも目視ですから、仕入れてみて検品したら微妙に形や色が違った。
なんてことはよく起こり得ます。
更に言えば、画像はドンピシャで一致していたけど、
実際届いたら全然違う形だった。ということも普通にあります笑
中国クオリティですね。
性格的に、こういうことに耐えられるか否かが、
中国輸入か欧米輸入か、どちらがあっているかの境目かもしれません。
違い4 商品単価
ここも大きな違いがありますね。
中国輸入の場合は商品単価が10円とかのものもゴロゴロあります。
欧米では考えられない現象です。
(メーカー品が10円で売っているはずもないですからね笑)
仕入れ単価が安いので、必然的に同じ売上を上げるためには
中国輸入の方がたくさんの在庫を抱える必要が出てきます。
どうでしょうか。同じ売上を上げると仮定したら、
欧米の2倍は商品数が必要なんじゃないですかね。
あと、仕入れ単価が安いことでの特徴としては、
売値が安くなるので、自己発送が有効になる。ということでしょうか。
FBAで商品を販売すると%での手数料の他に、
固定での手数料を取られます。
(配送代行手数料とかですね)
ですから、300円ぐらいで商品を販売してしまうと、
売れたのに売上がマイナスになってしまうのです。
(ちなみに、僕は在庫処分でいらない在庫を全部1円でFBA販売して
数千円のマイナスを出したことがあります笑)
一方、自己発送の場合、カテゴリー手数料と販売手数料しかかかりませんから
あとは送料を安くできればFBAで販売するよりもだいぶコストが抑えられます。
主に1000円を切る商品の場合は、
そうやって自己発送で利益を抜いている方が多い印象です。
僕はやらないですが、これも一つの戦略ですね。
違い5 外注
最後の違いは『外注』です。
欧米輸入の場合、何かの作業を外注するとしたらその対象は
『日本在住の日本人』か『海外在住の日本人』であることがほとんどです。
ですから、コミュニケーションや意思の疎通においては特に苦労はしません。
ここは非常に大きなメリットかと思いますね。
一方、中国輸入の場合は現地パートナーを作るとしたら
『中国在住の日本人』ではなくて『中国在住の日本語ができる中国人』
であることがほとんどです。
結構日本語が堪能な方が多いので、
そこは不便に思うことはないのですが、
やはり意思の疎通というか、両国での価値観の差や国民性の差は
確かに存在していて、その部分で戸惑うことはありました。
こちらの求めることと、先方の求めることがうまく一致せずに
すり合わせに長い時間がかかることもありましたね。
ちゃんとそれを乗り越えられれば後は問題ないのですが
最初は少し苦戦するかもしれませんね。
そういう意味では、欧米輸入の方が外注化のストレスは少ないです。
が、中国輸入の場合は外注がすっごく安いです。
どちらの方が良いと感じるかは、その人の感覚次第でしょうね。
結論
5つの違いについて解説させていただきました。
多分これ、見る人によって
『やっぱ欧米の方が良さそうだなぁ。』
『中国の方が絶対いいじゃん!』
と解釈が変わると思います。
面白いところですよね、本当に。
ちなみに、僕の解釈としては、
『どっちも大して変わらない!』
です笑
仮に10万稼ぐ。というところをゴールとしたときに
正直どちらで取り組んでも難易度は変わらないと思います。
もちろん、どこで苦戦するか、どこに壁があるか、
は違うのですが、トータルで考えると
難易度は同じぐらいだと思います。
ですから、欧米輸入と中国輸入でどちらに取り組もうかと
悩んでいる方にはこう言いたい。
『どちらが稼ぎやすそうかでは考えない方が良い。
どちらの方が自分に合っているかで考えてくれ』
それが多分、一番良い選択ができる考え方だと思います^^