コーヒー屋さんって儲かるのだろうか?
2016/08/17
ぼくは事務所を持っているのにもかかわらず、
毎日事務所にいる時間は2~3時間ぐらいで
あとはコーヒー屋さんなどで作業をしています。
事務所でやる作業は社員との連携が必要なものだったり
書類関係の作成だったりなのですが、
こうやってブログの記事を書いたり、ネタを考えたりするのは
完全に一人の世界に入っていた方が効率が良いので
コーヒー屋さんをよく利用しています。
そこでふと気になったのが
『コーヒー屋さんは儲かるのか?』
ということ。
最近、◯◯コーヒーというコーヒー屋さんが
一気に増えたような気がします。
コメダ、星乃などなど。
全部覚えきれないほど、種類が増えています。
であればすっげー儲かるのでは??
と思ったので少し計算をしてみました。
規模のメリットまで考えると計算しきれないので
小さい喫茶店を例に考えてみました。
まず、コーヒーの単価を500円と設定したとして
コーヒー豆の業務用の仕入れ値は調べたところ、
キロあたり500円程度らしいです。
(調べてこれだから、実際はもっと安いかと思います)
一杯に20g使うとすると、50杯作れますから
キロあたりのコーヒーとしての売値は25000円ということに。
つまりこの時点での単純な原価率は約2%程度となります。
店舗規模が15名程度のキャパだとして、
それが1日に3回転するとします。
45人のお客さんが2杯ずつコーヒーを飲んだとして
90杯、45000円の売り上げになります。
これが30日で135万円。
15名キャパですと、人が3人は必要ですから、
営業時間10時間と仮定して12時間労働(準備片付け含む)
36時間を30日で1080時間。
時給が800円だと仮定すると864000円。
家賃光熱費が30万円だとすると、186000円が利益となります。
諸々計算してみると、利益率は15%程度ということに
なってしまいます。
もちろん、ここに料理などの単価アップのメニューがプラスされますが
おそらく料理はさらに原価率が高いので
利益率の底上げにはつながらないでしょう。
さらに、小さい規模の喫茶店で1日に50人近いお客さんが来るのなんて
相当な集客力がなければ無理です。
そう考えると、小さい喫茶店は、
土地自体を持っているとか、
家賃が極端に安いとか、
趣味でやっているとか。
そういう要素がないと成り立たないのでは?
と思っていしまいます。
仮に◯◯コーヒーのようにチェーン展開しても
かかるコストのバランスは同じようにありますので
以外とぼろ儲け。という感じではないのかなぁ?
スタバのように持ち帰りに力を入れたり、
コーヒー豆をそのまま販売したり。
客数を増やす仕組みがないと、
なかなか厳しいビジネスじゃないのかな?
と感じますね。
人気店を作るために都内の立地がいいところに店舗を持っても
当然家賃は上がるし、人も時給800円では動いてくれないので
もっと辛くなることが容易に予想できます。
となるとキャッシュフローと借り入れで、
無限に店舗展開をしていくしかないのかなぁ?なんて。
まぁ、リーズナブルに利用させてもらっているぼくからしたら
ありがたい限りなんですけどね!
こうやって店舗型ビジネスのことを考えると
ネット物販って本当にリスクが少ないですよね。
何よりも『投資しちゃったから後戻りができない』
ということがまずありませんので
なんとも安全なビジネスモデルだと思います。
もちろん、店舗型ビジネスにも数多くのメリットがあるのですが、
やはりまず最初にビジネスを始めるのであれば、
手離れの良いネット型の方が圧倒的に
適性がありそうですよね。