参入障壁と撤退障壁
2016/09/06
これからビジネスをはじめようとしている方。
今やっているビジネスを変えようか考えている方。
今やっているビジネスを向上させたい方。
つまり、ビジネスしている人すべてに
必要な業界分析ですが、
簡単にその業界の特性を図る方法があります。
それは『参入障壁と撤退障壁のバランス』です。
参入障壁とは、その業界に参入するのに
・どれだけ資金が掛かるか。
・それだけ時間がかかるか。
・許可がいるか。
・特別なスキルが必要か。
などの壁のことです。
撤退障壁とは、その業界から去るのに
・どれだけお金が掛かるか。
・どれだけ時間がかかるか。
という壁の事です。
このバランスを4つのタイプにわけて考えてみましょう。
①参入障壁が小さく、撤退障壁も小さい業界。
企業の入れ替わりが激しい業界の特徴です。
輸入ビジネスはこの業界にあたります。
この業界で生き残る為には
参入後に自分で参入障壁を高くする。
という作業が必要です。
そうすれば②の業界に変化しますので
かなりおいしい業界とも言えます。
②参入障壁が大きく、撤退障壁が小さい業界。
参入障壁が大きいので新規業者が入ってくる事は少なく、
撤退障壁が少ないため、不振企業は簡単に消えていきます。
その為、比較的安定した業界と言えます。
これからビジネスをはじめる人には高い壁に見えますが
もうその中でビジネスをやっている人にとっては
これほど好条件な業界はありません。
ビジネスやっている人はこの状態を目指すべきです。
③参入障壁が小さく、撤退障壁が大きい業界。
蟻地獄です。
一番参入してはいけない業界でしょう。
④参入障壁が大きく、撤退障壁も大きい業界。
参入するのにも壁が高く、しかも撤退も容易に出来ないとあれば
そこに挑戦する企業はそうとうな覚悟で参入するはずです。
その為、超競争が激しい業界となるでしょう。
携帯業界なんかはまさにこの業界です。
アフィリエイトとかもそうですが
僕が輸入をオススメするのは、
撤退障壁が小さいからです。
もし、失敗しても特に痛手を負う事なく
業界から撤退する事が出来ます。
更には参入するのは簡単なんですが
そのあとに自分なりの参入障壁を
作り上げるのもそんなに難しい事では
ありません。
こう考えると、輸入は個人のビジネスとして
かなり理にかなったものだという事が言えます。
ビジネスを志したり、悩んだりした時は
参考にしてみてください^^