Amazon Businessとは【メリットや特性について】
Amazonである程度販売をしているセラーさんの元には
数日前に『【重要】Amazon Business 出品プログラム 開始のご案内』
というメールが届いていると思います。
なんのことやら?
と疑問に思う方もいらっしゃると思いますので
簡単に解説したいと思います。
Amazon Businessとは
詳しくは届いているメールをご覧いただくと良いのですが
ざっくりと説明させていただきます。
簡単にいうと『BtoBに特化したAmazon』です。
主にAmazonの業態はBtoCです。
ユーザーの大半が個人の方だということですね。
いつも我々が利用しているAmazonを『Amazon1』だとすると
今回の『Amazon Business』は『Amazon2』みたいなもので
位置付けとしてはまた別のプラットフォームだということになります。
Amazon Businessでは、ユーザーが個人事業主以上に限定され
(個人では利用できない仕組みになっています)
ビジネスで利用する備品や設備の購入に利用されます。
(一応経費で落ちるものならなんでも。という扱いでしょう)
じゃあAmazon Businessのメリットというか、
存在意義ってなんなのか?という話ですが、
まずユーザー側のメリットは
『複数のセラーから購入した商品の請求書を
amazon.co.jpからということで一本化できるので
請求書の処理が非常に楽になる』
『Amazon Business限定の支払い方法である
請求書支払い(月末締)が可能になる』
『アカウント内でデータの分析や分配ができるので
組織として利用するのに非常に便利』
などが挙げられます。
特に3番目のメリットが結構便利でして、
同じアカウント内で権限の分配ができるので
例えば社長アカウントでは無制限で経費が使えて
課長アカウントでは月に3万円まで。
みたいな設定も可能です。
更に、各権限ごとの経費使用率なども
一覧で確認できる(らしい)ので
コストダウンにも一役買いそうです。
実際海外ではすでにサービスが始まっていて
(アメリカ・ドイツ・イギリスの3カ国)
アメリカではすでに100万社の登録があります。
次に我々販売側のメリットですが
『単純に販路が擬似的に増えることになる
(労力ほとんどなしで)』
『BtoBなので、大量購入が期待できる』
などが挙げられます。
現状のFBAの仕組みをそのまま使えますので、
極端にいうと、何もしていないのに
販路が勝手に広がった。みたいなものです。
もちろん、商材の向き不向きもありますが
月の利益で50万以上の中級セラーには
恩恵がそれなりにあるのではないかと考えます。
まだ、これからのサービスですので
今後どうなるかを今判断することは難しいですが
少なくとも多少の追い風になることは
間違いなさそうですね。
Amazon Businessに登録しよう。
Amazon Businessへの登録はすっごく簡単です。
まだ調査ができていませんが
普通に販売をしているセラーならば
Amazonから登録の案内メールが来ていると思います。
上記の『Amazon Business出品プログラムに登録する』
をクリックし、
登録をクリックし
もう一度登録をクリックする。
たったこれだけで登録が完了します。
セラーセントラルにはAmazon Businessへの登録の基準として
以下のようなパフォーマンスの目安が記載されています。
・注文不良率(ODR)が0.5%以下詳細はこちら
・出荷前キャンセル率が1%未満
・出荷遅延率が2%未満
・チャージバック、Amazonマーケットプレイス保証申請、
マイナスの評価がほとんどないこと
これって、普通に販売をしていれば
全部クリアできる数字ですから
全く厳しいものではないですね。
いつものことですが、
これらの基準がある日急に厳しくなることも
過去に何度もありましたから、
今のうちに登録だけしておくことをお勧めします。
Amazon Businessの今後
サービスの開始の正式発表が昨日でしたから、
まだはっきりしない疑問点や、詳細などがあります。
この辺りは判明し次第この記事に追記していきますので
宜しくお願いいたします。
現状の材料だけでAmazon Businessの今後を考えてみましょう。
まずはっきりと言えるのは、
このサービス自体はほぼ伸びるということ。
すでに3カ国でテストをした上での導入ですから
Amazonとしても勝算があるのでしょうし、
内容を鑑みても普通にとても良いサービスです。
個人客の囲い込みがほとんど完了しつつあるので
企業の囲い込みに今度は力を入れるということでしょう。
単純転売を主にやっているセラーには
あまり関係のない話かもしれませんが、
長く物販ビジネスをしていれば必ずどこかで
大口の仕入れをするようになりますし
そうなるべきです。
それは欧米輸入のメーカー取引かもしれないし
代理店ビジネスかもしれないし、
中国OEMかもしれないし、国内メーカー取引かもしれません。
そのどれにおいても、その規模になれば
当然のようにターゲットの中に『企業』が
入ってくるわけで、
その際にAmazon Businessは非常に心強い
味方になってくれるはずです。
ですから、少なくともAmazon Businessの
今後に関しては注視が必要です。
また、想像の範囲を超えませんが、
『個人事業主以上』が対象のサービスですから
むしろ我々もユーザーとして参加する可能性もあります。
大口相手の値引きなども行われるわけですから、
そうなると『あれ』ができるかもしれないですよね。
そうです。
仕入れです。
まぁ、効率は良くないでしょうけど、
Amazon Business内にて大量ロットで仕入れをして
Amazonでエンドユーザーに販売をする。
というビジネスモデルが
成り立つのかもしれません。
(ここは本当に遊びレベルの想像です)
なんにせよ、さらっと流すことはできないレベルの
大きなニュースだと思います。
色々とデータを取ったり、情報収集をして
良い使い方、問題点、お得情報などがありましたら
少しずつシェアしていこうと思います。
個人的には、今完全なる自社製品とかも作っているので
それと絡めて考えるとすっごく楽しみです。
しっかりと動向を追いたいと思います^^