輸入品と記載がない商品ページに関して【Amazon】
2017/09/26
Amazonのリサーチをしていて必ず気になる部分である
『明らかに輸入品なのに、タイトルに輸入と記載されていない』
商品。
ここって正直グレーな部分なので
意外とネットにも情報が転がっていません。
なので、あくまでも自己責任で判断を。
と前置きをした上で僕なりの解釈をお話ししようと思います。
ぜひ参考にしてみてください^^
Amazonの規約的にはありなのか?
Amazonの並行輸入品に関する規約のページには、
該当商品のカタログ作成の際のルールとして
以下のような文言が明記してあります。
必須項目
販売形態(並行輸入品)という項目に該当の値「JP Parallel Import」を指定し、
商品自体のJAN/UPCコードを入力してください。
この項目を指定すると、商品名には自動的に[並行輸入品]と記載され、
通常商品とは別の商品詳細ページ(ASIN)が作成されます。
例: メーカー名 SDカード 10GB TS10GSXDC [並行輸入品]
つまり、並行輸入品に当たる商品は、
カタログ作成時に上記の処理をしないといけないため
必ずタイトルに『並行輸入』と表示されるということ。
されていない商品ページは、
そもそも並行輸入品をカタログ登録する際の
正しいルートを通っていない。
ということになるわけですね。
では、Amazonの並行輸入品に対する
認識とはどんなものでしょうか?
規約にはこう書かれています。
・正規輸入代理店またはメーカーの
国内保証や修理サービスを受けられない
・製品の仕様が正規代理店取扱商品と異なり、
日本国内での使用に制限がある
・仕入れルートの違いにより商品箱、
装飾等に誤差が発生する
ざっくりいうと、海外から個別に商品を仕入れている場合
そのほとんどが並行輸入品になるよ。
ということですね。
ですから、転売で扱う商品は全て並行輸入品。
そして、並行輸入品を扱う場合はタイトルに
『並行輸入』の文字がないとおかしい。
と結論づけることができます。
(ここら辺は解釈次第ですが)
ここからがグレーな話
ここでいう『グレー』とは
犯罪スレスレという意味ではなくて
Amazonの規約的にグレーだということです。
先ほども書いた通り、
Amazonの規約では並行輸入品の位置付けが明確に記載されていて
カタログ作成時にもしっかりルールがあります。
ですから、全セラーが規約を遵守していればAmazon内に
『輸入品なのに並行輸入と記載がない商品ページ』
は存在しないことになります。
しかしどうでしょうか。
実際はむしろめちゃくちゃたくさん存在していますよね。
つまり、わかっていて(わかっていないパターンもあり)
あえて出品しているセラーが多い。ということと
Amazonもそこに対しては厳しい取り締まりをしていない。
という現状があるのです。
そのため、ここがグレーゾーンに当たるんですね。
ですから、ここから先は個人の判断で
どこまでリスクを取るかを考え
選んでいけば良いと思います。
ちなみに、僕は今そのようなパターンの商品は
取り扱っていません。
これはそれらを取り扱わなくても
売上が立つようになったからです。
昔は普通にそのような商品も取り扱っていました。
一応、そのときに採用していた考え方を
記載しておきますね。
(何度も書きますが、あくまで自己判断でお願いします)
僕の場合はその商品ページが
・商品画像が明らかに輸入品
・商品説明に輸入という記載がある
・ASINコードが被っている
・出品者に輸入セラーが多い
上記のうち2つ以上を満たしていたら
出品して良いものとして判断していました。
並行輸入と記載がないページに出品する際に
何よりも気をつけなければいけないのが
『本当の国内正規品のページに出品してしまうこと』
です。
元々は海外の商品でも、正規代理店が扱っている
国内正規品があります。
こういった商品の場合、パッケージも日本語で作られていたり
保証が設けられていたり、仕様が違ったりします。
ここに、単に輸入してきた並行輸入品を販売してしまうと
確実にお客様からクレームをいただくことになります。
最悪、真贋系の疑いでアカウントが止まることもあります。
ですから、ここは絶対に避けなくてはいけない。
そのための上記4項目の判断なのですね。
基本的に上記4項目を気にしていれば
正規品ページに間違って商品を出してしまうことは
まずないと思います。
ちなみに、並行輸入と記載がないページに
出品することによるリスクは
Amazonの規約に対する違反だけではありません。
お客様目線から見た際に、
商品タイトルに輸入と記載がない場合
普通に考えて国内品と判断をします。
そのため、届いて商品の箱が英語表記だったり
日本語説明書がついていなかったりすると
クレームに繋がる可能性もあります。
ここは意外とそうなることは少ないのですが
少し意識しておいても良いと思います。
ですから、こういう言い方は変なのですが
ホワイトに近い方から例を挙げていくと
『そもそも国内に正規品としてその商品が
流通していないので輸入と記載されていない』
↓
『輸入品とタイトルに記載がないけれど
商品説明にちゃんと輸入品と記載されている』
↓
『輸入品とタイトルに記載されていない』
の順番になるかと思います。
(一応全部グレーです)
正直なところ、グレーな要素がある分、
普通に販売するよりも利益率が高かったりします。
なので、手を出しちゃいがちなんですよね。
僕の当時の考えとしては、
法律違反はダメ、絶対。
お客様に迷惑をかけるのもダメ。
それ以外のことであれば多少のグレーは
ビジネスだからやむなし。
ぐらいに考えていました。
規約に関わる話ですから、
あとはAmazonとの勝負ということです。
先ほども書いた通り、
こういったことに頼らなくて良くなったら
頼らない方が良いです。
しかし、これから利益を伸ばしていくぞ!
という際には、多少のオーバーランも必要ですから
そこは各々の判断で、ということです。
その『判断』の材料にしていただけると光栄です。
決してオススメしているわけではないですからね!