投資

暗号通貨(仮想通貨)を短期トレードしない方が良い理由

2017/12/24


 

 

 

おとといの夕方ぐらいに暗号通貨ショックがありました。

 

ほとんどの通貨が、対円において、半値近くまで一気に暴落して、
ビットコインとかですと、一時220万の値がついていたのに
昨日の21時時点では140万まで値を下げました。

 

株式などの場合は、多くても20%の値動きがあると
取引停止になるのですが、
暗号通貨はそれがないために下がるときは延々と下がります。
(逆もまた然り)

僕の保持しているリップルも一時150円だったものが、
80円付近まで値を下げていました。
(購入したのは30円)

 

暗号通貨はバブルと言われています。
これはおそらく正解でしょう。

どこかではじける可能性は
常にあるわけです。

 

以前のブログでも書きましたが資産分散の意味で持つのは良いけど、
短期トレードで買うような投資対象ではありません。

今回はちょっとその辺について
記事を書いてみたいと思います。

 

暗号通貨を短期トレード
しない方が良い理由ですが、
大きく3つあります。

 

 

 

値動きに根拠がなさすぎること

 

 

通常、為替にしても株にしても母体となる『何か』が存在し、
例えば、為替ならば、
日本に悪いニュースがあると相対的にドルが強くなるし、
日本に良いニュースがあると相対的に円が強くなります。

 

また、世界的に地政学リスクが高まると
比較的信頼されている円にお金が流れて、
円高傾向になったりもします。

 

これは、通貨というものが、その通貨を発行している国と
深くつながっているため、その国の情勢などによって
通貨の価値に影響があるからです。

 

株も一緒ですよね。
株式を発行している企業があり、
その企業への期待が株価に反映されるわけです。

 

 

一方、暗号通貨はどうでしょうか?

 

暗号通貨に関しても、実際はその通貨自体に価値があるはずで、
その価値をもとに価格が決められるのが普通なのですが、
実情は、通貨自体の価値とは関係のないところで
価格が動いてしまっています。

事実、毎日20%はゆうに超える値動きが
繰り返されているわけですが、
その値動きそれぞれに何かの根拠があるわけではなく
(大きなニュースが発表されたとかではなく)
単に売買している人間同士の精神の折衝によって
値段が動いている状態なのです。

 

もちろん、株もFXも精神的な要素を含むのですが、
母体となるものの確実性が薄い分、
暗号通貨ではそれが顕著です。

 

話は少し変わりますが、
僕は今年初めに株式の短期トレードをやろうとしましたが
今は完全に撤退しました。

実際は30%ほど資金を増やすことができたのですが、
それでも撤退した理由は

『なぜ勝てるかが最後まではっきりしない』

ことにありました。

 

確かに様々なテクニカルな指標もありますし、
経済的な予測をすることが勝ちに繋がることもあります。
しかしながら、それら全てはある意味非常に不確定な
情報の上に成り立っていますので、
仮にある手法で一時は成功したとしても
それが後に続くかはいつまでたってもわからない。
つまり『成功体験が積みづらい』ところに
投資の難しさを感じたのです。

 

物販などであれば、ある程度
『こうやれば損はしない』
『こうやれば利益が出る』
という方程式のようなものがあります。
もちろん、それも確実ではないのですが
かなり現実に基づいた法則です。

 

しかし、投資となると
その方程式がかなり薄いところに
成り立っているものですので、
とても不確かなんですよね。
(これは僕がそのような方程式を
心から信じることができなかったという
未熟さもあるとは思いますが)

 

まぁそれでも株やFXなどの投資は
確かに正しい方法を取っていれば
勝てるものだと思います。

 

 

一方、暗号通貨の場合はもはや方程式と
呼べるようなものもほとんどなく、
丁半博打に近い状態になっています。

なにせ、前例のない市場ですから、
過去に学ぶことも難しいですし
前述したように、大本となる通貨自体の価値とは
かけ離れたところで取引がされていますので
値動きを予想できたものではないのです。

 

ですから、建設的に思考し、取引をすることが
かなり難しい(というか凡人には不可能)のです。

 

株に比べて、FXの方が才能がないと稼げないと思いますが、
それ以上に暗号通貨の方が難しいので、
本当に一握りの天才しか安定して利益を出すことは難しいです。

 

丁半博打だということを理解して、
遊び金で投資するならばまだ良いですが、
暗号通貨で生計を立てようとか、
暗号通貨に大事なお金を注ぎ込もうとかは
絶対にやめるべきと僕は思います。
(結果論なので、もちろん大金持ちになる可能性はありますけども)

 

 

 

スプレッドが広すぎる

 

 

FX用語になるのかな?
スプレッドという言葉があります。

 

わかりやすいところでいうと、
海外旅行をしようと思ったら、銀行で円をドルに変えるじゃないですか。
その瞬間のドルが110円だったとして、
銀行で両替する場合は大体112円とかでの取引になりますよね。
要は両替時に手数料を取られているわけです。

逆に、海外から帰ってきて、
余ったドルを円に変えようと思うと、
今度は1ドル108円とかで両替することになります。

つまり108円-112円のレンジでスプレッドが設定されていると
表すことができます。

 

これは海外旅行のための両替を『銀行で』行った例ですが、
FXなどで外貨を購入する場合は、もう少しスプレッドが狭くて
『2-6銭』ぐらいが相場となります。
(最終的には0になると言われています)

 

このスプレッドが大きければ大きいほど、
取引ごとの手数料が高くなりますよね。
つまりスプレッドが大きい=短期トレードには向いていない
と言っても間違いではありません。

 

で、このスプレッドが、
暗号通貨の場合、めちゃくちゃ広いのです。
海外の販売所や、通貨自体の取引所で取引をする場合
かなり安いこともあるのですが、
既存の日本の取引所の場合はスプレッドが広すぎます。

 

一例として、大手取引所のビットフライヤーにおける
ビットコインのスプレッドを見てみますと・・・

 

 

すべてのノート

 

 

なんと、25万円近くの開きが・・・

 

これは極端な例ですが、このように異常な手数料を
取られることが少なくありません。

 

 

ということは、1ビットコインを購入して
すぐに売却するだけで
簡単に25万円の損失を生むことができるのです!
すごすぎる!!

最初からこのハンデを背負って、
短期トレードするのはどう考えても
無謀だということがわかると思います。

 

 

 

税金が高い

 

 

暗号通貨に対する法整備はまだまだ
追いついていません。

 

現状は特殊な形として処理されることが多いです。
そのうちの一つが『税金』ですね。

 

暗号通貨で得た利益は、『雑所得』として扱われます。
これが結構痛手でして、
例えば株式投資の場合は得た利益に対して
約20%の税率が適応されるのですが、
暗号通貨の場合は累進課税になり、
得た利益に応じて税率が変わります。
ざっくりとした数字を挙げると

 

・195万以下の利益→15%(うち住民税が10%)
・195~330万の利益→20%(うち住民税が10%)
・330~695万の利益→30%(うち住民税が10%)
・695~900万の利益→33%(うち住民税が10%)
・900~1800万の利益→43%(うち住民税が10%)
・1800~4000万の利益→50%(うち住民税が10%)
・4000万以上の利益→55%(うち住民税が10%)
(所得税+住民税の計算)
(控除額を入れるともう少し安くなります)

 

となっています。

 

さらに言えば、雑所得の場合は
確定申告の際に『総合課税』になりますので
本業の収入と合算して申告しないといけません。

 

株式投資の場合は、本業の収入とは別に
税金計算をしますので、影響はありませんが、
雑所得として本業の収入に利益が加算されるということは
わかりやすくいうと、本業分の収入も『利益』として
計上されるようなものなのです。

 

例えば、本業の収入が年収500万だとします。
同時に暗号通貨で200万利益が出たと。

本来は、年収500万の所得税率は20%ですが、
雑所得がプラスされて、年収700万ということになるので
本業の方にも所得税率23%がかけられることになります。

 

つまり、本業+暗号通貨での利益の数字によって
所得税率が決められるわけです。

 

ですから、本業の収入が高ければ高いほど、
ちょっと暗号通貨で利益が出ただけで
高い税率が適応されることになってしまうのです。

 

株式投資の20%の税ですら高すぎるということで
海外に拠点を移す人もいるぐらいなのに、
もっとリスクが大きい暗号通貨の税率がそれ以上なのは
普通に考えてアンバランスです。

 

 

 

保有を否定しているわけではない

 

 

このように、様々な要因があって、
僕は『暗号通貨の短期トレードはするべきではない』
と考えています。

 

ですが、保有することを否定しているわけではありません。
(実際僕も少しだけ保有していますし)

 

ただ、保有するのであれば、
トレード目的ではなくて資産管理の意味で
保有するのが最良と思っています。

 

例えば、円だけでお金を持っていたら、
ドルの価値が上がって円の価値が下がったときに、
周りと比べて相対的に貧乏になります。

わかりやすく、ドルの価値が2倍、円の価値が1/2になったとして
隣の資産量が同じ家の人が資産を全部ドルで持っていたら、
いきなり自分よりも4倍お金持ちになったことになるわけです。

 

だから、賢い人は円だけで資産を持たず、
外貨もある程度保有しているわけじゃないですか。

 

それと同じように、仮に今後暗号通貨が
全世界で当たり前に使われ出して、
価格も順調に上がり続けたとすると、
相対的に円の価値が下がっていることになりますよね?

そうなると、理論的には暗号通貨を持っていない人は
持っている人に比べて貧乏になります。

ですから、そのリスクを避けるために
資産の一部を暗号通貨に変えておく。
というのは普通にありなのです。

 

ただ、ここで大事なのは、その観点で暗号通貨を買うならば
『どの通貨が今後10倍になるか?』
ではなくて
『どの通貨が今後世の中に残るのか?』
で考えた方が良いということですね。

 

それで僕の場合は
「だったらリップルかなぁ」
ということでリップルをちょっとだけ保有しています。
(それでもリスクは大きいですから、
資産の本当に一部だけで保有していますが)

 

ここでいう短期トレードとは、
半年とか1年の期間もそれに含まれると考えています。

 

ですから、最低3年ぐらい。
その間全く手をつけずに良い資金があって、
仮にそれが何かの拍子になくなってしまっても良い。
保険のような使い方ができるお金がある場合のみ
保有することはありなのかな?と考えています。

 

特に、すでに加熱しきっている感のある状態ですから
ここから短期トレードに参入する。
というのはかなり厳しいんじゃないかなぁ。
結構冬のボーナスを突っ込んで、
損した人多いんだと思います。

 

うまい話はないですからね!
大きな結果が出るところには
それ相応の影が潜んでいると思った方が健全です!

 

 




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