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AmazonFBA海外配送プログラムについてまとめ【2月からの自動変更 メリットデメリットとか】

2019/02/01

 

 

 

今月の13日より全セラーに対して
『AmazonFBA海外配送プログラム』
が自動で設定される。

とお達しがきましたね。

 

ここについてのご質問を多くいただいていましたので
情報をまとめたいと思います。

ぜひ参考にしてください^^

 

 

 

FBA海外配送プログラムとは

 

 

FBA海外発送プログラムとは、簡単にいうと
『日本のFBA倉庫に納品した状態で世界中の購入者に
いつものFBAと同じように商品を販売、発送できるサービス』
です。

 

公式には一昨年から始まっているサービスでして
すでに設定して利用している方も多いと思います。

 

僕の記憶が正しければ、
メディア商品に関しては『FBA海外配送プログラム』関係なしに
随分前からFBAから海外配送がされていました。

しかし、その際にはカテゴリー成約料が通常よりも高く(以下参照)
しかもメディア限定だったので、そこまで話題にはなりませんでした。

 

 

 

 

『FBA海外配送プログラム』に関しては、
それ以外のジャンル(特定の禁止商品除く)が全て対象、
かつ、手数料は国内販売と変わらないのが特徴です。

 

今までは利用するかしないかを選べましたが、
一旦2月13日に全セラー機能がオンになるよと。
もちろん、その後オフにすることもできますが
一応概要を知った上で判断すると良いかと思います。

 

詳しくは出品大学で網羅されていますので
そちらをご覧いただければと思いますが、

Amazon出品大学

独断含めたメリットデメリットなどを解説したいと思います。

 

 

 

FBA海外配送プログラムのメリット

 

 

まずはFBA海外配送プログラムのメリットの方。

 

 

販路の拡大につながる

 

単純にやはりここですね。
使っている人に話を聞くと、
全売上の5%が海外配送。という人もいれば
1%ないぐらい。って人もいますので
扱うジャンルなどでその効果はまちまちですが、
特にこちらでは何もすることなく売上が伸びるならば
それに越したことはないですよね。

 

日本の海外配送プログラムでは
全世界100カ国以上が配送対象になります。

 

ちなみに出品大学によると、
配送地域のトップ10は

中国、アメリカ、台湾、香港、韓国、オーストラリア、スペイン、
イギリス、ドイツ、カナダ
(おそらくランキング高い順)

です。

 

アジア圏の注文が多いことがわかりますね。

 

ですから、アジア圏に興味を持たれるような
商品を扱っている場合は、
大いに売上に影響する可能性があります。

 

グローバルセリングは昨今Amazonが
もっとも力を入れている仕組みの一つですから
今後もさらに市場が広がることが予想されます。

 

 

輸出商品の見極めができる

 

ほぼ何もしなくても海外に商品を販売できるわけですから
それがそのまま輸出のマーケティングにもなります。

 

ちなみに、海外配送された商品に関しては
FBA在庫出荷レポートにて配送先を『国外』に
絞ることで一括で確認することができます。

若干マーケティングとしては弱いのですが
『こんな商品がこの国では売れるんだ』
というヒントは得られますね。

 

それを元に、実際に輸出に踏み込んでも
面白いと思います。

 

特に、アメリカからの閲覧も多いわけですから
アメリカへの輸出の良いヒントにはなるはずです。

 

 

 

FBA海外プログラムのデメリット

 

 

一方デメリットにはどのようなものがあるでしょうか?
可能性の話も含めて挙げてみます。

 

 

消費税分が引かれて入金される

 

日本国内の商取引ではありませんので、
FBA海外配送プログラムの販売に関しては課税対象から外れます。

 

現状、Amazonの表示価格は内税形式になっています。
例えば1080円の商品があったら、1000円が商品代で80円が消費税です。
で、課税業者ならもらった80円を決算時などに国にまとめて返すわけです。
非課税業者ならそれがそのままお財布に入ると。(ざっくり言うと)

 

ですが、FBA海外配送プログラムの場合、
そもそもの販売金額が1000円になります。免税なので。
非課税業者の場合は、単純に入金額が8%減ることになりますね。
これはなかなかの数字です。
薄利商品などはこれで利益が飛んじゃうでしょう。
(そもそも消費税払うようになったら同じことなので
そういう商品は扱わないのが大事ですが)

 

また、課税業者に関しても、
1000円で販売して、その後何もしないと
その1000円に対して消費税が請求されます。
つまり、80円分の消費税免税分の負担を被って、
更に70円台の消費税を払う。(ざっくり言うと)
ということになるわけです。

 

もちろんこれは、免税措置が取られた売上を
別途申告する事で、その分の消費税は払わなくてよくなりますが、
若干管理が面倒にはなりますね。

 

 

【疑惑1】悪質な返品が増える?

 

あくまで可能性の話なのですが、
先行してFBA海外配送プログラムを利用している人の話を聞いたり
情報発信をしている方のブログなどを確認したりすると

『ひどい状態で返品される』

ケースをいくつか目にします。

 

偏見で申し訳ないですが、
先ほどの購入するランキングにおいても
相手国にアジアが多いことを考えると、
ないこともない現象なのかなと感じます。

 

具体的には

「中身がすり替わって返品された」
「中身がない状態で返品された」

などのケースが実際に起きているようです。
(まぁ国内でもたまにあるけど笑)

 

特に、高額商品ではあり得ないこともない話なので
ASINごとに配送するかしないかの設定をしても良いかもしれません。
まぁ、ここまで気にしてたら何もできないですけどね。

 

 

【疑惑2】法律的には大丈夫?

 

FBA海外配送プログラムの解説には

『輸出・輸入規制商品は自動的に海外配送の対象外となります。』

との記載があります。

 

ですから、こちらが確認しなくても
危ないものはAmazonが勝手に仕分けしてくれる。
とも読めるのですが、
一方で今回の自動変更を知らせるメールの中には

 

『FBA海外配送プログラムの利用にあたり、
FBA海外配送対象とする商品については、
許認可や届出等なく合法的に輸出することができること、
およびいかなるFBA海外配送対象国にも合法的に輸入することができ、
当該国の適用される法令すべてを遵守していることを確認してください。』

 

との記載もあります。

 

100カ国以上ある取引国の規制。
たくさんあるSKUごとの特性。

組み合わせると何千、何万通りになるわけで
そこまで完璧に追うことはできないじゃないですか?

 

実際、これが問題でアカウントリスクにつながるかって言うと
そこまでではないと思うのですが、
こうやって念の為でも固く書かれると若干怖いですよね。

 

 

 

所感

 

 

以上のことから、まずFBA海外配送プログラムを利用すべきか?

についてですが、
僕はとりあえず利用しておいて
必要があるか確認する。

で良いと思っています。

 

そもそも、売上がアップする要因がある機能ですし、
Amazonが力を入れているのは明らかなので
乗っておいて損はないかなと。
(一気に利用者増えるのでいろいろトラブルはあると思いますが)
使ってみないと感覚もわからないですし。

 

また、各種リスクに関しては

『配送国の制限』
『配送ASINの指定』

で回避することも可能かと思います。

 

やり方を解説しようかとも悩みましたが
出品大学の解説が完璧なので
気になる方はそちらをご覧ください。

Amazon出品大学

 

僕自身も使ってみて、
何か判明しましたらまたシェアしたいと思います^^

 

ぜひ参考にしてください!

 

 

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