Amazon攻略

【Amazon】他プラットフォーム価格比較のアルゴリズム変更についてのアンケート結果

 

先週末(2019/9/27)にAmazonの
カートアルゴリズムの変更に関して
アンケートを実施させていただきました。

*他プラットフォームと価格比較をして
Amazonの方が高い場合に、
カートを誰も取れない状態が発生する件

 

ご協力いただいた方、
いつもありがとうございます!!

 

まず前提として
今回はアンケートの回答数が
いつもよりも若干少なめでした。

 

サンプル数があんまり大きくないので
例えば実施したのが土曜だったことや
ラグビー日本戦と被ったことなど
そのような要素でいくらでもブレるのですが
一応考えられるのは

『一部の人以外は意外と気にしていない
話題なのかな?』

と言うことです。

 

将来的に、こうやってアンケートからの
データ公開だけでも
かなり参考になると思うので
このような発信もコツコツやりたいなと
思っていたりするのですが、であるならば最低でも
サンプルを300ぐらいは集められるぐらいの発信力は
持っておいた方が良いなと思った次第でございます。

 

閑話休題

 

今回は42名の方にご協力いただきました。
重ね重ねご協力ありがとうございます。

結果と簡単な所感をまとめましたので
ご覧いただければと思います!

 

 

まずQ1

『9月頭のカートアルゴリズム変更によってカート条件から弾かれた商品はありましたか?』

に関してですが、以下のような結果に。

 

 

カートボックスから商品が消えたケースは
全体の52.8%に登りました。
程度は違えど、半数以上の方が
何かしら影響を受けていることがわかります。

(『わからない』の回答は影響なしとカウントして
良いと思います。変更から2週間ちょい経っていますので
何かあればそろそろ気づくはずですので)

 

前述した通り、サンプル数がいつもよりも
少ないことを踏まえると、
影響がなかった方はアンケートに回答しない
要素が強いはずですから、
実際は50%を切るぐらいの確率なのかなと
感じますが、それでも概ね半数は
何かしら影響を受けていると言うことですね。

 

 

続いてQ2

『それにより、該当商品の売れ行き数に影響はありましたか?』

 

 

ちょっとわかりづらいですが、
無回答は今回の件に該当していない方達なので
その方を抜いて計算すると、

 

大きな影響があった・・・16%
中程度売上は落ちた・・・36%
変化なし・・・16%
わからない・・・32%

 

となり、半数以上の方が実際の数字に
影響を受けているようです。

 

僕なんかはAmazonに慣れているので
欲しい商品があったら
カート表示がなくても出品一覧から
普通に商品を購入するのですが
やっぱり普通のユーザーは
そこまでして動いてくれないですよね。

詳しくない人だと在庫切れに見えるだろうし。

 

これは実際に聞いた話ですけど
ある商品に関しては
それまではデイリーで5個ほど
売れていたのにも関わらず
カート圏外になってからは
一日1個程度に売れ行きが
落ち込んだ商品もあるとのことです。

やはり影響はすくなくないですよね。

 

 

Q3

『影響があった商品にJANコードがない商品(主に輸入品)はありましたか?』

 

 

事前の予想では、
主にJANでの紐付けで
価格を比較していると思っていましたので
この結果は意外でした。
このデータが今回一番参考になったかも。

 

無回答を省くと実に20%の方が
輸入品でも同様の現象が
起きたとおっしゃっていますので
ほぼ間違いなくUPCなどでも
紐付けをしているのでしょうね。

 

何名かにその確認もしてみましたが
どうやら特にメディア系に
その傾向があるっぽいです。

 

 

Q4

『今回の変更によって、売上利益などに大きな打撃がありましたか?』

 

 

Q5

『あなたが扱っている商材の多くは小型納品プログラムに該当する商品ですか?』

 

 

 

使っているアンケートサイトが
回答ごとの選択肢を用意できないものなので
(有料版だとできるっぽいので
今度アップグレードしよ)

 

この辺りのデータには大いにノイズが入っちゃいました。
参考までに。

 

 

Q6

『カートから弾かれた後、3週間の間にカートが取れるようになった(改善した)と感じる商品はありましたか?』

 

 

結果を見るに

明らかに何かしら改善されている。
とは言い難い結果になりました。

 

おそらく他プラットフォームの価格変動や
諸々の要因でカートが復活することはあれど
Amazon内部で大きくアルゴリズムを
いじっているわけではないのかなと
この段階では予想します。

 

 

以上です。

 

 

大まかな所感ですが、
まず言えるのは全セラーに影響があるレベルの
変化ではないけれども、
半数近いセラーは何かしらの影響を受けている。
(特に小型)

 

そして対象は国内商品にとどまらず、
型番商品であれば輸入品も含まれる。

 

現時点ではそのアルゴリズムに
大きく手は加えられておらず
硬直状態が続いている。

 

こんな結果になりました。

 

 

データの取り方があれなところも
ありましたので
もう少し様子を見たのちに
再度ご協力を求めるかもしれません。

その際は宜しくお願いいたします。

 

 

ここからは僕の個人的な意見ですが、
今回のアルゴリズム変更に関しては
最悪です。最悪以外のなにものでもないです。

 

『他プラットフォームと価格を比較して
Amazonが最安になるように出品者を
誘導できるよう、アルゴリズムを変更する』

 

これに関しても思うことはあります。
(プラットフォームごとに特色があり
顧客層が違うわけですから
そこはそこで残して良いものだと思います)

 

しかしながら、Amazonがより強固になる。
と言う観点からイヤイヤながら妥協できる
部分でもあります。

世の中的に仕方ない流れでもありますし。

 

が、

 

アルゴリズムの精度があかん

 

しっかりと意味を通して実施するなら
例えば楽天の送料抜きの価格と
送料込みのAmazonの価格を
同列に判断するのは愚かです。

 

It’s OROKA

 

そして、その影響で本来は価格の競争力が
十分な商品までカートを外れ
その影響で売れなくなるのは悲劇です。

 

売れなくなったその分はどこに行ったのか?
その半数以上は他プラットフォームで
買われているのではないでしょうか?

 

これがAmazonのやりたかったことなのか?

 

きっと答えは否です。
Amazonの得になってないですからね。

 

 

でありますから、
必ず現アルゴリズムは将来的に
改善されると思います。

もう少し精度が良くなるのか、
僕的には一旦他プラットフォーム比較を
辞めるまであると思っていますけど。

 

しかぁし!!!

 

タイミングが悪いことに
明日からキャッシュレス還元事業のシステムと
消費増税に関するシステムが動き出します。

Amazonのエンジニアさんは
おそらくそちら側にいっぱいいっぱいに
なるでしょうから、
きっとこのアルゴリズムに手をつけるのは
それが落ち着いてからになる気がします。

 

つまりしばらくはこの状況は続きそうだと言うこと。

*願わくば『やっぱこのアルゴリズムなんか違うよな』
→『でも今は他のことで手一杯』→『手をかけてられないから
とりあえず前のアルゴリズムに一旦戻すか』
などの奇跡が起きて欲しいものですが。

 

とは言え、この影響で直ちに何かのビジネスが
ダメになると言うことはないし、
いくらでも影響がない部分で勝負することはできます。

 

起きてしまったことはしょうがないのですから
できることを最優先で行なっていき
ついでに経過を見守るようにしましょう!!

 

 

 

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