物販ビジネスマインド

欧米輸入卸問屋仕入れが意外と手薄な理由を考察してみた。

2019/11/28

 

 

来年より収入がかなーり減るにあたりまして、
じわじわと怖くなってきているとしぞーです。

 

元々、育休という理由とは別に、
思いっきり収入が減ったらどんな感情になるのだろう?
そのときに自分はどのように行動するのだろう?
と言う検証も含めた半休止区間でしたので、
ある程度仮説は立てているにしても、
どうなるか全くわからず、ドキドキとワクワクが半々ぐらいなのです。

 

んで、すでに若干チキって、物販は少しだけやっとくかということで、
珍しくしっかり目に仕入れをしている次第でございます。
(しっかり目といっても、仕入れで150万〜200万ぐらい)

 

じゃあなんの物販やりますかね。って考えたわけですけども、
結論からいうと欧米輸入の卸問屋仕入れに落ち着きました。

 

一応そこが良いだろうなってロジックありきでやってみたのですが、
概ねその目論見は当たっていて、今の所いい感じで進んでます。

 

ということで、なぜいろんな物販知っている自分が、
あえて欧米輸入の卸問屋仕入れを選んだのか?
どうして欧米輸入の卸問屋仕入れは競合が少なめなのか?
について考察してみようと思います。

 

ダイレクトに輸入やっている人の参考になりますし、
考え方はどんなビジネスにも代用してもらえるものだと思います。

あまり長くないので、ぜひご覧ください^^

 

 

 

理由1 転売よりは難しいから

 

 

理由1と2に関してはサクサクいきます。

まずはじめの理由は『転売よりは難しいから』です。

 

転売の場合は既に仕入れに使うプラットフォームが大体決まっているじゃないですか。
Amazon、ebay、もうちょいやる人はWalmartとかの大手ショップ。
その中で如何に良い商材を探して積み上げていくか?が勝負ですよね。

 

一方、卸取引となると、まずその『仕入れ先』を探さないといけない。

 

1行程増えているんですよね。
これだけでも若干面倒なのですが、
そこに英語で交渉しなければならない壁とか、
転売のリサーチよりも卸業者を見つける方が難しい壁とか。
決済方法や配送方法がバラバラで不安を感じる壁とか。
諸々の障壁があります。

 

こういったことから、転売に比べると参入者が少ないわけです。

 

 

 

理由2 交渉よりはリスクも労力もかかるから

 

 

2つ目の理由は『交渉よりはリスクも労力もかかるから』です。

 

これも当たり前の話なのですが、
メーカー直取りになりますと、規模にもよりますが、
ある程度縦積みすることになりますよね。

つまり、少ないSKUで大きな売り上げが期待できるわけです。

 

一方、卸問屋さんとの取引となりますと、
実際は縦展開ではなく横展開になることが多いです。

多種類の商品をリサーチして少しずつ増やしていく。
それらを一気に決済してこまごまと納品するのです。
これは結構な面倒臭さです。

 

また、転売のデメリットとして
『アカウントリスクが大きい』
ことが挙げられると思いますが、
卸問屋からの仕入れにおいて、アカウントリスクは、
実質転売とほとんど変わりません。

 

メーカー取引であれば、真贋調査などが入った際に、
証明書を提出することが容易ですが、
卸の場合は仕入れ証明がそもそも認められないことが多々あります。

この辺りも参入者が増えない要因ですね。

 

 

 

理由3 ポジションが中途半端だから

 

 

本題です。

 

上記2つの要因ももちろん、大きな理由になるのですが、
この2つを複合して考察したときに、本当に大きな要因が浮かび上がります。

 

それが

『ポジションが中途半端だから』

です。

 

 

当事者になって考えてみるとよくわかると思います。

 

あなたが転売セラーで転売でそれなりの結果を出しているとしましょう。

 

そんな状況で考えることは大体みんな一緒です。

「アカウントリスクを減らしたい」
「労働収入(毎日リサーチ)から脱却したい」
「商品縦積みしてー!!」
「メーカー取引カッコ良い」

そうして、多くのセラーは当たり前のように
『交渉』のモデルにステップアップしていくわけです。

 

もうこれは生存本能みたいなものです。
避けて通れない道というか。

 

んで、じゃあそんなときに交渉といっても
卸問屋から仕入れられる方法もあるよ。
って知るとするじゃないですか。

 

そこでそのビジネスについてどう思いますかね?

 

きっと・・・

「いやいや、これ転売と変わらねーじゃん」

って感じるはずなんですよね。

 

交渉に取り組んでいる『動機』と
卸取引がもたらしてくれるリターンにズレがあるわけです。
これでは食指は動かない。

 

つまり、卸問屋仕入れってのは

『転売にしては難しくて、
交渉にしてはリスクと労力がかかりすぎる、
中途半端なビジネスモデル』

なのです。

 

そして、ここにセラーが成長してく上での感情の変化が相まって、
なかなかこのビジネスに本腰を入れる人が少ないってことですね。
だから、転売セラーも交渉セラーも結構多いですが、
間の卸取引が薄ーくなっているのです。

(これ、国内でも同じです。大事なポイント)

 

いや、こうやって競合が少ないよーって宣言しても、
事実転売と同じぐらいリスクがあるんだし、
普通にリサーチも商品管理も激面倒くさいし、
仕入れ先を探して交渉するのは転売よりはスキルが必要だし。
その事実が変わるわけではありませんので、
何かしらの方法でその辺りをクリアにする必要はあるんですけどね。

 

そういう意味で、こうやって

『卸取引はうまい!』

って発信しても、そこにおいての人口が増えないことも知ってます。

 

しかしながら、上記のことを真に理解して、
その上で自分の目的とこのビジネスモデルがマッチした場合は
結構いい感じのマッチングになるんですよね。
(転売やり続けるマンにも同じことが言えるけど)

 

 

 

『なぜそこを攻めるのか?』を考えながら取り組むべき

 

 

などという仮定が自分の中にありましたので、
その仮定と自分自身の状況と求めるもの

 

・とりあえずしばらくの間利益が出れば良い
・後に重さが残るような仕組み作りはしたくない
(いつでもやめられるような軽さが欲しい)
・仮にアカウント飛んだらそれはそれで別のことするから気にならない
・労働収入結構好き、家にはいるんだから作業はできる

 

などを照らし合わせた結果、

 

「あ、これじゃん」

 

と判断した次第でございます。

 

 

今回に限らず、僕は何か新しいことを始める際には
必ず上記のようなことを考えた上で押し引きを決めます。

 

つまり、まずはそのビジネスのメリットデメリットを洗い出し、
周辺のビジネスとの違いを明確にし、
その中で動いている競合さんはそのような感情でその世界を
生きているのかを想像し、
その上で、浮かび上がってきた実像と、自分の環境や求めるものを
照合し、マッチしたらGO。否ならSTOPといった具合です。

 

 

ここまで複合的に考えなくても、
例えば何かメリットとデメリットがあるとして、

 

一般的なメリットデメリットと、
自分にとってのメリットデメリットって違うじゃないですか。

 

 

馬鹿みたいな例えですけど、
牡蠣ってうまい(メリット)けど当たる(デメリット)可能性がありますよね。
牡蠣が好きな人は当たる可能性はあっても食いたいぐらいうまいと感じるわけですが、
牡蠣が嫌いな人はまずいし当たる可能性があるので、
食えたもんじゃないわけですよ。

 

こんな感じで、一般にはメリットと言われるものが自分にとってはデメリットになり、
一般的にはデメリットになるものが自分にとってはメリット(もしくはプラマイ0)
になるものもありますよね。

 

 

じゃあビジネスでも例えばさっきの卸取引で

 

メリット
・競合が少ない
・横展開できるので回転が良い

デメリット

・アカウントリスクあり
・リサーチや商品管理に労力がかかる

 

って要素があたっとして、
ある人はリサーチや商品管理が心から好きだったら?

デメリット一つなくなっちゃいますよね。
きっとその人はこのビジネスやるとうまいくいきます。

 

シンプルにやるとこんな感じで、判断することもできますよね。

 

 

このように、あるビジネスにチャレンジする際には、
一般的なメリットデメリットだけをみるのではなく、
最低でもそれを自分に置き換えて有利な部分があるかを考えましょう。

 

できれば周りの環境なども加味して勝算をあげられるとなお良いのですが、
まぁそこは訓練です。

 

 

いっつも言ってますが、
こうやってあえて個人で稼ぐ道を選んだ方々が、
『周りに流されて』いるのはもはや意味わからないですからね。

 

しっかりと自分自身で考え、決断することが重要です。
それが間違っていたとしてもその間違いは次を産みます。

 

何も考えないで起こった間違いには何も価値がないです。

 

ぜひ『考える』材料にしていただけると幸いの助です!!

 

 

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