フライング起業物語

フライング起業物語 18 〜としぞー覚醒する〜

2016/09/06

メルマガでコンサルを有料にするか、無料にするかを
読者さんに聞いてみたところ、
多くの返事をもらい驚いたのと同時に、
その内容に更に驚いた。

 

『有料にするべきだ』

 

という意見が多かったのだ。

 

しかも、その回答をしてくれた方のほとんどは
『自分が受けたい』と言ってくださる方。

としぞーは絶対に『無料の方がいい』という意見が多いと思っていたので
正直、戸惑っていた。

 

結局、有料にして、コンサルの募集を行う事にした。

希望してくれた方はなんと『30名』。

 

コンサル料だけで、会社員の年収になってしまう・・・

当時はそれに対して恐ろしさを感じるぐらいの衝撃だった。

 

ただ、そんなに同時にコンサルをする事を想定していなかったし
そんなに大人数でコンサルをしても成功させるのは難しいと判断した為
そのうちの3人だけ、コンサルをさせていただく事にした。

 

既にコンサルをしていた3人は順調に売り上げを伸ばしていたし
このころから『輸入ビジネス』はだれでも稼げるビジネスなんじゃないか。
と思う様になってきた。

 

通常、成功しやすいビジネスにはいくつか条件がある。

 

1つは『在庫を持たない事』

2つめは『24時間顧客対応が出来る事』

もう1つは『全国どこのお客様でもサービスを利用できる事』

最後に『人を雇わないで規模を大きく出来る事』

 

今注目されているネットビジネスは、この要素を満たしているものが
ほとんどである。

 

しかし、輸入ビジネスは1つめの要素。

『在庫を持たない事」

に反している事になる。

 

マネートラップやドロップシッピングであれば
無在庫で進めていけるのだろうが、
極端な薄利で営業していかなければ行けない事が多いため
初心者には間違っても勧めることは出来ない。

 

だがとしぞーはこの『在庫を持つ』というところに一番の魅力を感じていた。

 

もちろんそれによって生じる在庫リスクなどのマイナス要因には
注目しなくてはいけない。

 

しかし、これが『初心者が始めるビジネス』として考えると
マイナスとプラスが逆転する。

 

通常の『在庫を持たない』ビジネスは、どうしても
作業が抽象的になってしまいがちなのだ。

 

アフィリエイトしかり情報販売しかり。

 

直接は目に見えないものを追ってビジネスをしていくのはなかなか辛いものである。

ゴールが定められていないマラソンは辛い。

 

彼は、その辺りが初心者が途中で諦めてしまう一因なのではないかと考えた。

 

一方、輸入ビジネスは至極単純なのである。

商品を仕入れて、売る。

商品が売れたら、収入になる。

 

買った金額より売った金額の方が高ければ、その分が利益なのである。

少しでも利益が出れば、それが自信になる。

自信がつけば、継続に繋がる。

 

継続すれば必ず何かしらの結果が出るのがビジネスである。

 

結果が出るまでの個人差はあるにせよ、これはかなり
再現性の高いビジネスなのだ。

 

『稼げる個人を増やしていきたい』

という思いと

『輸入ビジネス』

が、がっちりと結ばれた気がした。

 

フライング起業物語 最終話 に続く

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