フライング起業物語

フライング起業物語 最終話

2016/09/06

起業から、1年と数ヶ月。

この短期間でとしぞーの人生は大きく変わった。

 

会社員だった時からは考えられない様な生活がそこにはあった。

 

毎日起きる時間は決まっていないし、
仕事はやりたい時にやるだけでいい。

 

それでいて、収入は会社員時代とは比べようもないほど
圧倒的に増えているのだ。

 

個人の仕事は孤独だと思っていた。

孤独に耐え、その等価交換として自由を得るのだと。

だが、現実は違った。

 

会社員時代より多くの、それでいて強い絆で結びついた
仲間も出来たし、

なにより、コンサルを通して他人の人生に干渉する事も出来るのだ。

 

それによって、自分以外の人間の人生も変える事が出来る。

それはとても責任が重い事だ。

 

しかし、その責任の重さと同じぐらい、いやそれ以上に
コンサル生の人生が好転した時の喜びは大きい。

大げさかもしれないが、社会に貢献している気さえした。

 

会社を退職して暫くは、その決断を呪った事もあった。
出来ればそれを決断する前にタイムスリップしたいとさえ思った。

 

だが、続けて良かった。

本当に続けて良かった。

 

今では、当時の決断は本当に勇気のある、最良の決断だったと思っている。

 

だからこそ、今自分が見ている世界を他の人にも見て欲しい。

世界は思った以上に自由に出来ている。

 

メディアは連日、マイナスな報道ばかりしているし、
それに洗脳されている人たちは、その作られた世界を抜けようとする人間の
足を引っ張る事さえする。

だが、世界は思った以上に自由に出来ている。

 

人間は弱い生き物だから、周りの情報にすぐに感化されてしまう。

それも、物心ついた時からの事だからなおさらだ。

としぞーはそれはしょうがない事だと思っている。

 

色々な『悪』によって作られた世界から抜け出そうとする人を
引き止めようとする人、非難をする人。

その人たちも被害者だ。

 

悪いのはその人たちではなく、もっと大きなものだ。

 

北朝鮮などの独裁国家は大嫌いだが、
その国の中で、独裁者を信仰し、一緒になって
他の国を攻撃する人は悪くない。

彼らも被害者だ。

 

個人の力で、その大きなものを打ち負かす事は出来ない。

だが、小さいところ。

個人に働きかけていく事は出来る。

 

まずは、自分が見ている様な世界を見れる人を増やしていきたい。

そして、自分と同じ様な志を持ってくれる人が少しずつでも
生まれてくれれば・・・

少しは、日本がもっと自由になるんじゃないか。

 

誇大妄想かもしれない。
そんな事は出来ないかもしれない。
身の丈にあってないかもしれない。

 

でも、としぞーはその為に出来る事を精一杯やる事にした。

 

見渡せば、歩いていける道は数えきれないほどあるのだから。

 

 

終わり。

-フライング起業物語